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奥田民生「こっそり歌い方をまねていた」旧友をプロデュース

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 これまで、PUFFY木村カエラらの作品をプロデュースしたシンガー・ソングライターの奥田民生が、音楽活動30年の知る人ぞ知るミュージシャン・長田進(おさだすすむ)のソロ初作品となるアルバム『MALPASO』(16日発売)のボーナスディスクに楽曲を提供し、作詞、作曲、編曲、ギター演奏、コーラス、プロデュースと6役を務めたことが2日、わかった。奥田のソロライブにギタリストとして参加以来、10年以上の付き合いとなる“盟友”のレコーディングに立ち会った奥田は、「長さんの歌は独特で、こっそりまねしたりしてました」と告白し、長田のバリトンボイスを絶賛した。

制作風景(左から)奥田民生、長田進、田中和将(GRAPEVINE) 

制作風景(左から)奥田民生、長田進、田中和将(GRAPEVINE) 

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 長田は、1989年に佐野元春 with THE HEARTLANDにギタリストとして参加以来、その腕を見込まれ、尾崎豊、奥田民生、佐野元春、浜田省吾井上陽水吉田拓郎CoccoLOVE PSYCHEDELICOといったトップミュージシャンのレコーディングやライブに、ギタリストやプロデューサーとして参加。今年、プロミュージシャン歴30周年を迎える。奥田とは、奥田がソロ活動を始めた当初のライブにギタリストとして参加以来、数多くのツアーを回った“盟友”。当時を振り返った奥田は「いっしょにツアーしてたころは、飲み屋では長さんが一番モテたなあ」と明かす。

 今作『MALPASO』は、長田がこの5年プロデュースを手がけるロックバンド・GRAPEVINEとともに、“長田進 with GRAPEVINE”のアーティスト名義で発売するソロアルバム。GRAPEVINEとの共作を通じて、日本の音楽シーンに「世代を超えたコラボレーション」を提示する今作は、「日本では世代を超えて一緒にやることが少なく、残念に思っていたので、一回り年齢の離れたGRAPEVINEと一緒に制作できたことは意義があると思う」(長田)という意欲作だ。

 本編では、同じ世代同士では表現しきれない渋味のある大人のロックを聴かせる一方、ボーナスディスクに収録される奥田プロデュースの「俺の車」が、同アルバムに別の魅力を加える。「前にアメリカの田舎に行った時、長さんに似合うと思った風景があったので、それを思い出して曲つくりました」(奥田)と語る同曲は、長い付き合いの二人ならではの、肩の力が抜けた心地よい楽曲に仕上がっている。


 奥田民生GRAPEVINE

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