結成12年目を迎えた4人組ロックバンド・アンダーグラフのギター、阿佐亮介が今年1月よりバンド活動を休止することが6日、公式サイトで発表された。昨年秋頃に阿佐から「バンド活動を100％の状態で行うことが難しい」との申し出があり、メンバー、スタッフ間で話し合いを続けた結果、本人の意見を尊重し一旦の休止という形を取ることとなった。現在決定しているライブは全て予定通り行い、サポートギターを招いて活動を続けるとしている。

　公式サイトでは本人をはじめ、メンバーや所属事務所のコメントを掲載。阿佐は「アンダーグラフのギタリストとして、この場所での音楽を、このバンドの音を健康的に奏でることが出来ないと自ら判断し、活動をお休みさせていただく事を決めました。」と休止に至った経緯を明かし、「しばらくは自分のペースでいろいろなものと向き合い、関わり合い、過ごせていけたらと思っています」とコメント。

　メンバーも「結成して12年、アンダーグラフというバンドに費やしてきた時間は、きっとかなりの割り合いを占めてきたから、長い人生休む事も必要だし、今はゆっくりとアンダーグラフ以外の時間を過ごして、またパワーを蓄えて活動が出来るようになれば、今、休む事は大きな問題じゃないんじゃないかと答えを出しました」。阿佐の復帰に関しては、決定次第公式サイトにて発表される。

　アンダーグラフは昨年2月に自主レーベル「Acorn records」を立ち上げ、東日本大震災後に歌詞を書き上げた楽曲「2011」（ミニアルバム『蒼の時』収録）が話題となり、イベント、学園祭、海外公演、全国ツアーなど精力的に活動を続けている。2012年からは自主企画マンスリーイベント『12色の素晴らしい歌声たちと』を東京・原宿「Music Restaurant La Donna」で開催、4月には東名阪のワンマンツアーが決定している。

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