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さだまさしの父・雅人さんお別れの会に1000人来場「幸せな人生だったと思う」

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 歌手・さだまさしが2日、昨年12月10日に多機能不全で逝去した個人事務所「さだ企画」元会長で実父・佐田雅人さん(享年90)のお別れの会を都内のホテルで開いた。葬儀は近親者のみで済ませていたこともあり、この日は加山雄三、谷村新司、南こうせつら交流のある著名人や関係者およそ1000人が参加。予想以上の来訪にさだは「父は改めて幸せな人生だったと思う。最後まで生きようとする努力をしていました」。祭壇は「しめっぽく送り出したくない」というさだの思いと「自分が亡くなって送り出されるなら、どういう風にして欲しいかを考えた」という意向を反映させ、ピンクや黄色など明るめの花や桜の木で作られた。

さだまさし実父・佐田雅人さんお別れの会の祭壇の様子(C)ORICON DD inc. 

さだまさし実父・佐田雅人さんお別れの会の祭壇の様子(C)ORICON DD inc. 

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 会場では、父親と自身の原点である故郷・長崎の名店の1つ『江山楼(こうざんろう)』のシェフ4人が長崎ちゃんぽん、皿うどんなどを振る舞い、スライド形式で雅人さんの半生をスライド形式でさだ自ら紹介。しんみりした雰囲気はなく、その軽妙なトークで参加者からは時折、笑い声が漏れた。また、10年前に撮影され、今回祭壇に使用された写真には“ピンクの額縁”を採用。これには、会場到着後にその事実を知ったさだも驚愕したものの「やはり(祭壇の雰囲気が)寒々というのはごめんでしたしね。写真もカラーだし、花も白ばかりでなくカラーでも良いと思って選定しました」と説明した。

 会の最後の謝辞では「父はまだ、死んでいないと思っていたと考えています。健康にも気を遣っていたが、骨折をきっかけに元気を無くした。今度は8月に(長崎で)精霊流しがあり、きょうは船の設計図をお披露目する予定でしたが(設計者3名が)激論を交わしておりまだなんです。(費用も高額で)私から一体、どれだけせびりとろうとしているのか……でも私が死ぬ時は、船代ぐらいは残したいですね」とジョークを交えて感謝を示した。

 終了後にさだは、ORICON STYLEの取材に応じ「今日も父の小学校の同級生に泣かれて、また息子は泣くチャンスを失った。(父の姿勢で)人の接し方やモノの捉え方を学び、とかく不遇な時代を迎えている人にちゃんと接することはこれからも忘れません。この生き方は、大事にしたいと思います」とコメント。また、経済状況が厳しいなか自身が中学時代に“音楽修行”で上京した頃を思い出し「あんな貧乏のなかで音楽をやらせてくれて…きっと息子に期待していたんですよね」と振り返り、歌手人生を歩ませてくれた亡き父に改めて感謝の弁を残した。

 そのほか、会場には岩崎宏美、コロッケらも姿をみせていた。


 さだまさし

関連写真

  • さだまさし実父・佐田雅人さんお別れの会の祭壇の様子(C)ORICON DD inc. 
  • 実父・佐田雅人さんの遺影を寂しそうに眺めるさだまさし(C)ORICON DD inc. 
  • さだまさし実父・佐田雅人さんお別れの会の場内の様子(C)ORICON DD inc. 

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