今月5日に復帰した歌手の華原朋美（38）が24日、東京・国立代々木競技場第一体育館で行われたライブイベント『MUSIC FOR ALL,ALL FOR ONE』の最終日に出演。約7年半ぶりのライブで、復帰後ファンの前で歌唱するのはこれが初めて。真っ赤なノースリーブのロングドレス姿で登場し、1曲目を歌い終えると大歓声に迎えられ思わず大粒の涙を流した。「絶対泣かないって決めたんですけど、ごめんなさい。華原朋美です」とあいさつし、代表曲「I’m proud」など全3曲を熱唱した。

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　間奏中に「みんなありがとう！ ありがとうございます！」と叫んだ笑顔から一転、MCではたくさんの拍手と声援に涙。「こうして皆さんの前で歌を歌えるのを、すごくありがたく思っています。感謝しています。ありがとうございます。きょうは一緒に楽しんでください！」と喜びをかみしめた。

　2007年に芸能活動を休止した華原は芸能事務所プロダクション尾木と再契約し、5日にフジテレビ系音楽特番『2012FNS歌謡祭』で5年ぶりに歌手復帰。番組では全盛期さながらの伸びやかな歌唱力を披露し、この日も迫力の生歌唱で存在感をアピール。ステージ上では客席に向かって何度も大きく手を振り「ただいま」を伝えた。

　復帰を望んでいた華原は10月にスーパーで買い物中に事務所から連絡を受けたといい、「そのときはスーパーのライトを浴びてたんですけど、いまはこうやって皆さんからのライトを浴びることができてすごくうれしいです」と感慨深げ。「来年は1年間執念で頑張っていきたいと思っています」と新曲発表を約束し、「きょうのことは、自分が死んでもお墓に一緒に持っていけるくらいの勢いで絶対忘れません」と思いを語っていた。

　同イベントは22〜24日まで3日間、同所で行われ、この日はほかにきゃりーぱみゅぱみゅ、Ms.OOJA、Aqua Timez、三浦大知、CNBLUEらが出演した。