■そのほかの最新写真ニュース一覧はこちら

　歌手の郷ひろみが5日、全国ツアー『55！ 伝説』を埼玉・サンティ越谷市民ホールでスタートさせた。本番前にツアーのサプライズ演出を問われると、最近芸能界で石田純一（56）や玉置浩二（51）といった同年代の結婚や熱愛など明るい話題が多いことを意識してか、自ら「婚約（発表）ですか？ いやぁないない」と切り出すリップサービス。ステージではNHK『みんなのうた』の6、7月のうたでもある新曲「僕らのヒーロー」（9日発売）や「お嫁サンバ」、「GOLDFINGER 2001」、「2億4千万の瞳 〜エキゾチック・ジャパン〜」など人気曲をたたみかけ、アンコールまで全20曲を熱唱して1700人のファンを沸かせた。

【写真】その他の写真を見る

　ますます勢いに乗る郷は「僕はまず相手を見つけないといけないからね。僕がするとしたら3回目になるし、これ以上失敗は繰り返せないから慎重にならざるを得ない」といい、「1人になって長いから、意外と慣れちゃいましたね」とあっけらかん。初日に向けても「1年間頑張ってきた自分の成果を1回のステージで出すのはやりがいがあるし楽しみでもある。観る方と同じように僕もワクワク」と瞳を輝かせた。

　長年、芸能界のトップを走ってきただけに「特別、どうしようって感覚はなくて。かなり入念にやるだけのことをやってきたから、稽古やリハーサルの回数に応じて緊張もなくなっていく」と気負うことなく表情は穏やか。「1年間楽しみにして観に来られた方が大勢いると思うので、年齢関係なく僕がパワーアップしていることを自然に伝えることができたら、それがある意味サプライズかなって思う」とメッセージを送った。

　10月18日に55歳の誕生日を迎える郷は今年、“Go Go Year”の節目として55本をまわるコンサートツアーを実施。ちょうど誕生日が55公演目でツアーラストとなり、自身の歌手生活25周年の記念公演から実に13年ぶり2回目という東京・日本武道館公演を行う。2009年頭から会場を押さえているという気合いの入りようだ。その日は、構成もホールをまわる54本のツアーとは異なるようで、「360度のステージで、全方位にお客さんが入って、僕が真ん中に。まだ4ヶ月先ですから、これをやりつつ固めていこうと思ってます」と自信をのぞかせていた。


　郷ひろみ