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『龍馬伝』OP歌詞は「周波数のようなもの」 歌うリサ・ジェラルド「魂で感じたものを」

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 NHK大河ドラマ『龍馬伝』のオープニングテーマを歌う歌姫リサ・ジェラルドが来日し24日、東京・渋谷の同局で会見を行った。同作の鈴木圭チーフプロデューサーが「歌詞には基本的な意味はないようです」と説明するなか、同曲に込めた想いを聞かれたリサは、冒頭を即興で歌い上げたことを明かし「耳に聞こえないかもしれない言葉、“周波数”のようなものを歌っています。自分が魂で感じたものからできたのが、今回の歌詞です」と思いを語った。

NHK大河ドラマ『龍馬伝』の取材会に出席したリサ・ジェラルド 

NHK大河ドラマ『龍馬伝』の取材会に出席したリサ・ジェラルド 

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 会見には同作の全音楽を担当し、オープニングテーマの作曲も務めた佐藤直紀氏も同席。「オープニングで、坂本龍馬が土佐の海を眺めているシーンでは、龍馬は何を思ったのか。僕は世界を見ていたと思うんです。その時、日本人のボーカルではスケールが違うと思った」とリサの起用理由を明かした。

 ハリウッド映画の音楽を多数務める作曲家としても知られるリサは、今回の起用に「力添えできて光栄」と笑顔を見せるとともに、「坂本龍馬は日本人にとって平等の精神を伝えるきっかけと、勇気を持って飛び出す精神を伝えた人。龍馬の精神が響きわたるよう」と『龍馬伝』の世界観を伝える橋渡し役を担えたことを喜んだ。

 リサは、“周波数”という独特な言い回しについて「心の扉を開くということ。感性で曲を解釈し、理解していく。魂から受ける情報で作られていくものです」と心情を表現した歌唱法であることを強調。龍馬という人物には「既成の男性のイメージの枠を超える方。大好きです」とその生き様、思考に関心を寄せていた。

 映画『ALWAYS 三丁目の夕日』や『海猿』、NHK土曜ドラマ『ハゲタカ』や『ウォーターボーイズ』(フジテレビ系)の音楽も手掛けた佐藤氏は「今までの大河ドラマの音楽を壊してやるよりは、自由に解釈してやればいいと思った。テーマ曲に関しては、福山(雅治)さんが演じる坂本龍馬に合わせて(曲を)書いている。福山さんのスタイルや容姿などと合致する音楽を選んだ。(オープニング曲の)終わり方も龍馬の一生を物語っている作りです」とこだわりを明かした。

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 佐藤直紀福山雅治

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  • NHK大河ドラマ『龍馬伝』の取材会に出席したリサ・ジェラルド 
  • NHK大河ドラマ『龍馬伝』の取材会に出席した(左から)リサ・ジェラルド、佐藤直紀 
  • NHK大河ドラマ『龍馬伝』の取材会に出席した佐藤直紀 

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