俳優の寛一郎(26)が3日、大阪市内で舞台『カスパー』大阪公演(4月9日、松下IMPホール)に向けた取材会に出席した。初の舞台挑戦となるが「最初で最後」と位置づけ、今作の特別な意味合いを語った。 ノーベル文学賞作家ペーター・ハントケが、19世紀はじめに実在したドイツ人孤児カスパー・ハウザーを描いた作品。カスパーは、幼少期より暗い牢のような場所に約16年間監禁され、発見された当時は一つの文章しか話せなかったとされる。「ことば」を知る過程から、個人や社会、教育とは何かを現代に突きつける。
2023/03/03