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「女装が原因で失った友だちも」20キロの減量やトレーニングで女性らしさを追求「男性だからできる女装表現を研究」

 コスプレは女性だけの趣味ではない。そして“女装”コスプレも男性に広まりつつある。中には驚くようなクオリティでユーザーを魅了するレイヤーも。普段の自分と女装コスプレの写真を並べてツイートし、話題になっていた2人のレイヤーに女装コスプレに目覚めたきっかけや、挑戦する意義について話を聞いた。

茶柱マキナさん

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■意外にも母親が応援、厳しい言葉をバネに「もっと綺麗になってやる」と邁進

 最初に紹介する茶柱マキナさんは、中学生の頃、先輩たちが文化祭で女装をしているのを見て「おもしろそう!」と感じ、それがきっかけで女装コスプレに取り組むようになったという。当初はその趣味を誰にも話せずにいたそうだ。

 「女装をしているってバレたら間違いなく引かれるだろうな…と思って。結果的に意図しないところからバレてしまったんですけど、やはりそれが理由で離れていった友だちもいました。でも、意外なことに母親が応援してくれたんです。『どうせやるのなら、とことんキレイになりなさい!』とも言ってくれて。この一言が、自分の中での抵抗や葛藤を振りほどいてくれました」。

 他ならぬ家族に理解してもらい、応援してもらえたことで、心のつかえが取れたというマキナさん。そこからはひたすら、女装コスプレのクオリティアップに励んだそうで、メイクや筋トレ、柔軟トレーニングなどを毎日実施し、女性らしい体型の維持に努めているという。

 「男性はごつごつしているので、女性キャラのコスプレをすると大柄に見えてしまうんです。だからこそ『理想的な女の子の体型を、自分の身体でどう再現するか?』を突き詰める作業にはやり甲斐を感じますね」。

 国内だけでなく、中国やブラジルなど、海外のコスプレ関係のサイトでも注目され、活動がますます楽しくなったというマキナさん。その一方で、『あんまり変わってないじゃん』とか、『加工の力でしょ』といった厳しい意見も届くそうだが、それすらも「もっとキレイになってやる」というバネにしているそう。

 「おこがましいかもしれませんが、有名な女性レイヤーさんたちにも引けを取らないくらい、レベルの高いコスプレを披露することが目標です。男性だからこそできる、女装コスプレの表現に挑戦してみたいです」。

■女装のために半年で20キロの減量に成功「もともとは筋骨隆々な姿に憧れていた」

 5年前の筋骨隆々の写真と、現在の美麗なコスプレ写真を並べて投稿し、話題になったふかさん。コスプレやサバイバルゲームにも挑戦する彼に、女装に興味を持ったきっかけを聞いた。

 「インターネット上で、コスプレをしながらサバゲ―(サバイバルゲーム)を楽しんでいる方を偶然見かけたのがきっかけです。最初は『きれいな人だな〜』と思って見ていたのですが、実は男性が女装をしていた姿だったことに衝撃を受けて、『自分もやってみたい』と思いました」。

 ふかさんはもともと、ハリウッド映画に登場するアクション俳優のようなマッチョな体型に憧れ、体を鍛えていたという。その一方で、アニメ『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』に登場するキャラクター・草薙素子のような、“かっこいい女性”に対する憧憬もあったそう。

 「体重は、女装をする前は80キロ以上あったんですけど、半年で20キロ減量して、今のスタイルになりました。立ち姿もより女性らしいものにしたくて。運動や食事制限で身体を絞りながら、肩幅やウエストを細く見せるポージングも勉強しているんです」。

 美意識に目覚めたことで、容姿はもちろん、内面にも変化が表れ始めたというふかさん。「自分が、ネット上でたまたま見かけたサバゲーマーの方の影響で女装を始めたので、いつか同じように『ふかさんの活動を見て、女装・コスプレを始めました』と言ってもらえることが目標です」。


取材・文/ソムタム田井

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