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村上龍氏、芥川賞選考委員を退任 第158回選考会が最後

 日本文学振興会は6日、作家・村上龍氏が、第158回芥川賞選考会を最後に芥川賞選考委員を退任することを発表した。

村上龍氏 (C)ORICON NewS inc.

村上龍氏 (C)ORICON NewS inc.

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 村上氏は第123回(2000年上半期)より、36回の長きにわたり芥川賞の選考をしてきた。この日書面では「さてこのたび、村上龍氏が第158回芥川賞選考会を最後として芥川賞選考委員を退任したいとの意向を正式に示され、日本文学振興会はその意思を尊重し、退任を了解いたしました」と報告した。

 なお、村上氏の意向は「候補作発表(6月18日)前から非公式に伺っており、第159回の選考とは関係ないことを付記いたします」としている。

 村上氏は、長崎県佐世保市生まれ。武蔵野美術大学中退。大学在学中の昭和51年、基地の町の若者風俗を描いた『限りなく透明に近いブルー』で群像新人文学賞、第75回芥川賞を受賞する。その後、小説、エッセイ、対談集など、幅広い分野にわたり、話題作を発表し続けている。著書に『コインロッカー・ベイビーズ』『トパーズ』『五分後の世界』『KYOKO』『ラブ&ポップ トパーズ2』『イン ザ・ミソスープ』などがある。

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