作家・村上春樹氏の短編作品『ハナレイ・ベイ』が映画化され、10月19日に公開することが9日、わかった。サーフィンに明け暮れる思春期の息子と、シングルマザーで彼を育ててきた母親サチの姿を描いた感動の物語。吉田羊が主演を務め、GENERATIONS from EXILE TRIBEの佐野玲於、村上虹郎が共演する。 原作は2005年に発表され、単行本・文庫あわせ累計70万部を超えるベストセラーとなっている『東京奇譚集』(新潮文庫刊)の一篇。ハワイのハナレイ・ベイで一人息子・タカシ(佐野)をサーフィン中の事故で亡くしたサチ(吉田)は、10年間毎年息子の命日の頃にハナレイ・ベイを訪れ、ビーチの近くの大きな木の下で海を見つめ過ごしている。そんな時出会った若い日本人サーファーから“片脚の日本人サーファー”の存在を聞いた彼女は、自らの人生を変える一歩を踏み出すことを決意する。
2018/05/10