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宇多田ヒカル、初の新人プロデュース 小袋成彬が4月にデビュー

 シンガー・ソングライターの宇多田ヒカル(34)が、新人アーティストの小袋成彬(おぶくろ・なりあき、26)のプロデュースを担当することが明らかになった。宇多田が新人を手がけるのは1998年12月のデビューから20年目で初。小袋は4月25日に1stアルバム『分離派の夏』でEPICレコードジャパンよりメジャーデビューする。

宇多田ヒカルがプロデュースする小袋成彬デビューアルバム『分離派の夏』

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 宇多田が2016年9月に発売したアルバム『Fantome』収録曲「ともだち」のゲストボーカルを探していた際、ディレクターから小袋を紹介されたことがきっかけ。その歌声に魅了された宇多田は、小袋に日本語詞の作品づくりを提案し、楽曲制作の過程でプロデュースを買って出た。

 小袋は大学在学中、R&BユニットN.O.R.K.のボーカルとして活動し、ミニアルバムを発表。ユニット解散後はインディーズレーベル「Tokyo Recordings」を設立し、柴咲コウ水曜日のカンパネラら数々のアーティストの楽曲に携わってきた。最近では松本潤主演映画『ナラタージュ』(昨年10月公開)の主題歌を歌ったadieuの同名デビューシングルのアレンジとプロデュースを手がけている。

 宇多田は「この人の声を世に送り出す手助けをしなきゃいけない―――そんな使命感を感じさせてくれるアーティストをずっと待っていました。私と出会うまでレーベルオーナーとして主に裏方作業に徹していた小袋成彬の表現者としての真の目覚めに立ち会えたこと、そしてソロデビューアルバム『分離派の夏』の完成をこうして皆さんに伝えられる幸運に感謝しています」と賛辞を送る。宇多田はアルバム全体のトータルプロデュースを担い、音楽面のみならずビジュアル面においても全面的にバックアップした。

 小袋は16日、都内で開催されたコンベンションで初のソロパフォーマンスを披露。200人を超す音楽業界関係者で会場があふれ返るなか、宇多田がボーカル参加している「Lonely One feat.宇多田ヒカル」などアルバム収録曲を約30分にわたってノンストップで歌い、新人らしからぬ存在感を漂わせた。アルバム発売後の5月1日には、東京・渋谷WWWで初のワンマンライブを行うことも決まった。

 デビューアルバムには全14曲を収録。「アルバム1枚を通して聴いてほしい」との思いを込めて全曲ほぼシームレスにつながっており、1冊の小説を読むような構成となっている。17日午前0時からSpotify、Apple Music、LINE MUSICで「Lonely One feat.宇多田ヒカル」の先行ストリーミング配信がスタート。YouTubeではアルバムのティザー映像が公開された。

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  • 宇多田ヒカルがプロデュースする小袋成彬

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