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みやぞんの天然ぶりが話題、ANZEN漫才が語る恩人・ウド鈴木の“神対応”

 競争激化のお笑い界で今、ジワジワと注目度を高めているお笑いコンビ・ANZEN漫才。幼なじみのあらぽんみやぞんからなる東京・足立区出身の2人組で、中でもボケ担当のみやぞんは、規格外の“天然キャラ”で伊集院光南海キャンディーズ山里亮太が「おもしろ脳」などと絶賛する逸材。ここ最近、『さんまのお笑い向上委員会』や『とんねるずのみなさんのおかげでした』(共にフジ系)、『世界の果てまでイッテQ!』(日テレ系)などの人気バラエティで確かな爪あとを残している。その憎めない天然ぶりは、どことなく事務所の先輩芸人・キャイ〜ンウド鈴木を彷彿とさせ、世間では「第2のウド」との呼び声も。そんな“兄弟のような”2人だが、みやぞんがANZEN漫才として本格始動をする以前に、意外な出会いを果たしていたという。

ジワジワと人気を集める、ANZEN漫才の(左から)あらぽん、みやぞん (C)ORICON NewS inc.

ジワジワと人気を集める、ANZEN漫才の(左から)あらぽん、みやぞん (C)ORICON NewS inc.

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◆憧れのとんねるずと共演、石橋貴明には収録後もイジられた

――ここ最近、人気バラエティに出演し注目を集めているお2人。『〜おかげでした』に出演された際は、ネットなどを中心に「久しぶりに大笑いした」「絶対売れると思う」などの声が上がっていましたね。
【あらぽん】 本当にうれしいね。
【みやぞん】 昔、出身地の東京・足立区に「東京マリン」というレジャープールがありまして、夏になるとよくとんねるずさんが番組のロケで来ていたんです。プールの近くまで行って「見えるかな?」とかやったりして、お2人のことは昔から大好きだったので、出演させてもらった時はフワフワ足が浮いていました。
【あらぽん】 不思議な感覚だったよね。目の前で行われていることすべてが、テレビの中のことのようで…。そういえば収録が終わった後、貴明さんがわざわざみやぞんに話しかけに来てくれたんだよね。
【みやぞん】 そうなんです。「キャラがいい」って!
【あらぽん】 その時の放送では、みやぞんが「え?分かんない」を連発していたんですけど、それをすごく楽しんでくれていたみたいで、「お前、本当に何も分かんないのかよ?」って裏でもイジってくださっていて。
【みやぞん】 「遠投はどれくらいできるの?」とか、一緒に野球の話もさせてもらいました。僕は90メートルくらいなんですけど、貴明さんは「俺は昔100メートルくらい飛ばしてたぜ!」って。

――ネットには「スタッフさんが扱いに困りそうなキャラ」という指摘もありました(笑)が、実際のところは?
【みやぞん】 分かんない…。でも確かに、ちょっと困ってるかもしんない(笑)
【あらぽん】 出演時の打ち合わせは、基本的に僕が担当しています。みやぞんには何も考えさせないで本番に放り込んだ方が、あの(天然の)感じが出るなと思っていて。彼の持ち味を消したくないんですよね。

――お互いをよく理解しているんですね。さすが幼なじみ!
【あらぽん】 そう、なんだかんだ1、2歳のころからずっと一緒なんですよね。
【みやぞん】 保育園、小学、中学と同じ学校なんだよね。…あの、アレ聞きたいですよね? どっちが「コンビ組もう」って言い始めたのか?とか。
【あらぽん】 え? それ、自分から聞く?(笑)

――(笑)ぜひ、お聞かせください!
【みやぞん】 (ドヤ顔で)あらぽんからです!
【あらぽん】 中3の卒業文集で、将来の夢を書くところに僕が「みやぞんとお笑いコンビを組む」と書いたんです。その時、みやぞんは何を書こうか迷っていたので、「俺とお笑いを組むって書け!」と(笑)。そこがコンビとしての始まりなのかな? 芸人として初めて舞台に立ったのは、高校卒業後の18歳。みやぞんのお姉ちゃんがバンド活動をしていたので、その前説をやらせてもらったんです。僕が30分ぐらいの漫才ネタを作って、バンドの音合せの最中に漫才を披露するっていうスタイルで、この生活を4年間ほど続けました。

◆知り合いの劇団のメンバーにウド鈴木が在籍していた!

――浅井企画に入ったのは何かきっかけがあったんですか?
【あらぽん】 この頃の僕たちは、知り合いの劇団の座長さんにお世話になっていまして、その座長さんの勧めでドラマなどのオーディションも受けていたんです。その中には山下智久さん主演の『プロポーズ大作戦』(07年)もありました。僕たち、月9デビューしてるんです(笑)。実はその劇団に、キャイ〜ンのウド鈴木さんもいらっしゃって。
【みやぞん】 それで僕がウドさんにあいさつをしに行って「漫才をやっています」と言ったら、「この世界って何があるか分からないから、希望を持って頑張ってね!」と面識もないのにエールをくださって、それをあらぽんにも伝えました。それから、劇団を観に行くたびにウドさんとお会いするようになったんです。
【あらぽん】 みやぞんに連れられて初めて劇団を観に行った時、面識がないので失礼かなと思って、僕だけ楽屋あいさつを遠慮したんです。今考えたらそれも失礼なんですけど。そこでみやぞんが、「今日は相方も来ていて」とウドさんに話したら、「それじゃあ、相方にもあいさつしなきゃ!」とウドさんが僕のことをわざわざ探し回ってくださって…。売れっ子なのに、僕らみたいな名の知れない者にもすごく低姿勢で…それ以来、ウドさんを尊敬していて、「僕らもいつまでもウドさんのように謙虚にいようね」って。そんな出会いもあって、浅井企画を受けた感じですね。

――素敵な出会いですね。みやぞんさんって、ちょっとウド鈴木さんに芸風が似ているかな?って思うことがあるんですけど、影響を受けた部分はあるんですか?
【みやぞん】 ウドさんに似てるって、うちのお姉ちゃんにも言われるんですけど、意識してっていう感じはないです(笑)
【あらぽん】 みやぞんは、素がこんな感じなんです。むしろ昔は、島田紳助さんみたいな司会者に憧れていたところがあったので、「あ、天然な部分を隠してるな」っていう時期もありました(笑)

――以前はスーツを着て、いわゆる正統派漫才をしていたそうですが、いつ頃から今のような音楽ネタのスタイルになったんですか?
【あらぽん】 5年ぐらい前かな? 僕たち毎週1回、浅井企画でネタ見せをしていたんですが、1年ぐらい続けていると毎週ネタを作るのが辛くなって。その時に、事務所の先輩のどぶろっくさんが控えの部屋にギターを置いていたんです。それを見て、「ちょうどいいよ。もう漫才を作るのは無理だからもう俺たち歌おう!」となりました。なので、どぶろっくはさんは“師匠”という存在なんですが、飲みに行ったりと仲良くさせてもらっています。

――ANZEN漫才という名前を使い始めたのもその頃?
【あらぽん】 いえ。それは8年ぐらい前。ANZEN漫才の前に僕ら一度解散しているんです。その前はMIXって名前で活動していました。X-GUN(バツグン)さんのような感じで…。
【みやぞん】 2人で「ミ〜ックス!」って(笑)
【あらぽん】 その後、再結成してANZEN漫才と名付けました。
【みやぞん】 名前の由来は、モザイクがかかるような“危険”なネタは止めようねってことで付けたんですけど、最近僕『タモリ倶楽部』さんとかで結構モザイクがかかってしまったりしていて…(笑)

(文:衣輪晋一)

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