各地の観光スポットとして人気を集める“橋”。その場所ならではの景観や自然とのコラボレーションが織り成す絶景が、観光客を楽しませている。では、日本全国に約70万もあると言われる橋の中で、足を運ぶべきおすすめのものとは…？　トリップアドバイザー日本法人が23日に発表した「口コミで選ぶ　日本の橋ランキング トップ30」を見てみると、上位にランクインされた橋にはある共通点があった。

【写真】その他の写真を見る

　同調査は旅行者から投稿された口コミの評価（５段階）や投稿数を元にして、同社が独自に算出したもの。見事１位に輝いたのは、自動車のテレビCMにも使われ話題となった【角島大橋】（山口）。真っ青な海の上を、島を避けながら緩やかな弧を描く全長1700メートルの橋。知名度と「本州とは思えないようなきれいな海に出会える」というのが選ばれた理由。２位には【古宇利大橋】（沖縄）、３位には今年１月に開通したばかりの宮古島と伊良部島を結ぶ【伊良部大橋】（同）がランクインした。

　TOP3はいずれもエメラルドグリーンの海の上を颯爽と走れる橋ばかり。「透き通るブルーの海の上をまるで飛んでいるかのよう」「岬から真っ直ぐと、海へ飛び出すような爽快な気分にさせてくれる」というのが人気の理由のようだ。

　そのほか、約800年前に平家一族が架設したといわれている徳島県の奥祖谷二重かずら橋（5位）や、世界的にも珍しい５連構造の山口県の錦帯橋（7位）、紅葉の時期には真っ赤な山々に包まれる青森県の城ヶ倉大橋（21位）などもランクインしている。

　ひとえに橋といっても、近代技術を駆使した巨大なものから木造や石造の風情あふれる橋まで個性豊かで、渡っても眺めても楽しめる点が魅力。これからの行楽シーズン、気になる橋を目指して旅に出かけて絶景に癒されてみてはいかがだろう。