今月27日にAKB48から巣立つ前田敦子の卒業曲「夢の河」の全容が明らかになった。卒業公演直後に発売される27thシングル「ギンガムチェック」（29日発売）に収められる同曲を歌うのは、前田、小嶋陽菜、高橋みなみ、板野友美、峯岸みなみの1期生に篠田麻里子、大島優子、柏木由紀、渡辺麻友、松井珠理奈を加えた10人。苦楽を共にしてきた仲間たちが思いを込めて歌い上げる。

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　同曲は、本拠地・AKB48劇場（東京・秋葉原）公演をもって卒業する前田がメンバーに、メンバーが前田に向けたメッセージを歌った。前田はこの特別な曲のレコーディングで「歌ったフレーズを何度も聴き返し、納得がいくまで何度も歌い直していた。ふだんからレコーディングへのこだわりは強いが、その思いがより増しているように感じた」（関係者）と言わしめるほど、最善を尽くした。

　前田が参加する最後のMVは、AKBブレイク前の初期から数多くの作品を手がけてきた高橋栄樹監督がメガホンをとった。あえて学園モノ路線は踏襲せず、「できるだけ歌詞に忠実な世界観」（高橋監督）を演出。小舟に乗って旅立つ前田を見送るシーンでは、大島がこみ上げる感情を抑えきれずに自然と大粒の涙をこぼす一幕もあった。

　同曲はきょう17日放送のテレビ朝日系『ミュージックステーション』（毎週金曜・後8：00〜）で初披露。AKB悲願の東京ドーム公演（24〜26日）や本拠地・AKB48劇場での卒業公演（27日）でも披露される場面があれば、多くのファンの感動と涙を誘いそうだ。