11月11日に東京ドームで開催される『東日本応援チャリティー美空ひばりメモリアルコンサート「だいじょうぶ、日本！」〜空から見守る愛の歌〜』の司会者決定会見が21日、都内であり、フリーアナウンサーの徳光和夫と女優の藤原紀香が登場。ひばりプロダクションの加藤和也社長から直接オファーを受けたという藤原は「とても光栄に思います。当日は空からひばりさんが見守ってくださると思うので、徳光さんとこの大役を務めさせていただきます」と意気込み、会見では出演者追加発表やひばりさんの歌唱楽曲も明かされた。

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　今年23回忌を迎える昭和の歌姫・美空ひばりさんの生き方に共感するアーティストやオピニオンリーダーが集結し、1988年4月の『不死鳥コンサート』以来となる、ひばりさんにとって23年ぶりのドーム公演を実施。加藤社長は藤原へのオファー理由を「日本だけでなく、世界中の恵まれない方々のためにご尽力されている。もし母が生きていたら、きっと紀香さんに司会をお願いしたと思います」と話した。

　ひばりさんのファンである母親の影響で、ほとんどの楽曲を網羅しているという藤原は「全く古くならない歌や女優としても素晴らしく、芸能界の大先輩として、ひばりさんはとても大きな存在です」と大役に喜び。震災復興支援の意味も込められていることについても「もしひばりさんがご存命だったら、率先して立ち上がり、被災地を行脚して被災された方々を励ましたのではないでしょうか」と真摯に語った。

　徳光は、ひばりさんの「隠れた名曲」として「新宿波止場」を挙げ、それを甥であるミッツ・マングローブが歌唱することを知ると「こともあろうか甥とは…この大舞台に、人生の裏を歩いてきたミッツが出るのは誠に非礼ではないでしょうか」と苦笑い。一方で、ミッツを「ひばりさんの研究家で、語らせればとことん語ります」と認めた上で「なんとかこの高いハードルを越えて、無事着地できることを願っています」とエールを送った。

　コンサートは「親子三世代を歌で繋ぎ、いつまでも被災者の気持ちに寄り添い愛を贈り続けること」をテーマに、ひばりさんの生い立ちを辿りながら出演者がひばりさんの名曲を歌う第一部と、それぞれの持ち歌で日本への応援ソングを披露する二部構成。AI、五木ひろし、AKB48、EXILE、岡林信康、倖田來未、郷ひろみ、小林幸子、近藤真彦、HEATWAVE、氷川きよし、平井堅、平原綾香、藤井フミヤ、ミッツ、雪村いづみ、ゆず（50音順）のほか、生前からひばりさんと親交が深かった女優の中村メイコ、ひばりさんの代表曲のひとつ「みだれ髪」の作曲者である船村徹氏も応援に駆けつけ、当日にはスペシャルゲストが登場することも発表された。

■出演者が歌う美空ひばりさんの楽曲
AI「A列車で行こう」
五木ひろし「哀愁波止場」
AKB48「お祭りマンボ」
EXILE・ATSUSHI「愛燦燦」
岡林信康「風の流れに」
倖田來未「歌は我が命」
郷ひろみ「真赤な太陽」
小林幸子「みだれ髪」
近藤真彦「テレビファソラシド」
HEATWAVE「リンゴ追分」
氷川きよし「人生一路」
平井堅「スターダスト」
平原綾香「終わりなき旅」
藤井フミヤ「一本の鉛筆」
ミッツ・マングローブ「新宿波止場」
雪村いづみ「トゥ・ヤング」
ゆず「悲しき口笛〜港町十三番地〜東京キッド」
船村徹「花ひばり」
全員「川の流れのように」

⇒『美空ひばりメモリアルコンサート』チケット発売情報