ORICON STYLE

2006年10月04日
ジェイムス・モリソン
JAMES MORRISON
SPECIAL INTERVIEW
超イケメンの癒しを生む新世代アーティストが待望の日本デビュー!
まだ21才にもかかわらず、ジェイムス・モリソンの歌声は人生の荒波を体験しつくした男のように、どこまでも優しく、深い。恵まれない家庭環境で、音楽に救われ成長した彼らしい世界観が癒しを生む、その歌声に浸ろう。
古い音楽が好きだから、友達にはよく馬鹿にされてたよ
――あなたは子供の頃からアル・グリーンやオーティス・レディングのような古いソウルミュージックを聴いていたそうですが、同世代の友達とは音楽の話があまりできなかったのでは?

【ジェイムス】 うん、クラスメートからはよく馬鹿にされたよ。僕が古い音楽好きだっていうだけでね。だから、あまり人には(自分の趣味を)話さなかった。馬鹿にされたくなかったし、それにクラスメートはダンスミュージックやオアシスを聴いていたからね。

――世代的に、そうなるでしょうね。
【ジェイムス】 オアシスは良いバンドだと思うけど、僕の目にはビートルズのコピーにしか映らないんだ。だったら新しいものより僕は古いほうを聴きたい。いろんな人に影響を与えたオリジナルの方をね。そこから自分のバージョンを作り出したいんだよ。二番煎じから三番煎じを作るんじゃなく、ね。だから子供のころから、古い音楽を聴いていたんだと思う。

――13才のときにアコースティック・ギターでブルースのリフを弾くことからギターを学び始めたそうですね。
【ジェイムス】 うん、ピアノを最初に習得したんだけどね。ギターを始めたのは、シンプルに曲を演奏できるからかな。でも、僕の一番の焦点はボーカルなんだ。主要楽器はボーカル。そのボーカルの伴奏としてギターを使っているんだよ。ボーカルを最大限に引き出すためにね。ボーカルが中心で、ギターは伴奏。あとやっぱり、曲を書くのが目的だね。
世の中のどん底にいる人にも、音楽を届けたいんだ
――ライブではシンガーソングライター風の弾き語りもあれば、バンドをフィーチャーしたりもするし、かなり幅広い方向性ですね。
【ジェイムス】 うん、できるだけ広い範囲の音楽をやりたいと思ってるんだ。ブルースもソフトジャズもこなしたいし。つまり僕は、ミュージシャンとして全てのジャンルをちゃんとできるようになりたいんだよ。

――それにしても、「ワンダフル・ワールド」もそうだし「ディス・ボーイ」などもそうですが、物事の単なるきれいな面だけを見るのではなく、裏側の深いところをいつも見て歌っていますよね。そのあたりは意識的なの?
【ジェイムス】 というかやっぱり、僕も含めて多くの人はあまり素晴らしい人生を送っていないと思うんだよ。でも、人生は全てが気の滅入ることだけではないし、だから、落ち込むような内容のアルバムは書きたくない。それでも悲しみは入れたかったというか。だって、人生は女の子やパーティーなど楽しいことばかりじゃないんだよ。だからこそ、普通に道に歩いているような人の心をつかみたかった。

――なるほどね。
【ジェイムス】 つまり、ひょっとしたらドラッグやっている人、両親のいない人もいるだろうしね。そんな人にも、聴いてもらいたかった。幸せな人生を生きている人たちだけに向かって曲を書くなんて、意味のないことだと思うんだ。僕は、世の中のどん底にいる人にも音楽を届けられたらと思ってる。最高の人生を送っている人たちと同様にね。それが、僕の目指していることなんだ。辛い経験をくぐりぬけてきた人々に、届けたいよ。だからこそ、悲しみを表現しながらもポジティヴでありたいんだ。
(文:妹沢奈美)
RELEASE
ジェイムス・モリソン
ジェイムス・モリソン
2006/10/04[アルバム]
ユニバーサルミュージック
【期間限定低価格盤】
\1,980(税込)
UICP-9014
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【通常盤】
\2,548(税込)
UICP-1073
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PROFILE
英国出身のシンガー・ソングライター。
母子家庭で育ち、幼少の頃は辛く厳しい生活を強いられる。13才のとき、叔父がアコースティック・ギターでブルースのリフを弾いて見せてくれたことをきっかけに、ギターを弾くようになる。
デモ音源が、ビヴァリー・ナイトやデヴィッド・グレイと仕事をしたことのある元A&Rマンのスペンサー・ウェルズの耳に届き、デビューのきっかけを掴む。
2006年10月4日、アルバム『ジェイムス・モリソン』で日本デビュー。
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