oricon Sound Blowin’ 2014〜spring〜 家入レオ&期待の6アーティストが出演!“若き才能”溢れるスペシャルライブをレポート

 音楽シーンにおける女性アーティストの盛り上がりと、パワフルさを実感させた第23回。Wエンジンによる絶妙なMCで出演者の素顔が引き出され、歌だけではなくアーティストの隠された魅力にも迫る実にレアなイベントになった。

将来有望! 期待の6アーティストが集結

Amour MiCo(アモウ ミコ)
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Little Glee Monster(リトル グリー モンスター)
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MACO(マコ)
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杉恵ゆりか(スギエ ユリカ)
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 トップバッターのAmour MiCoが、ダンサーを引き連れて登場すると会場が大歓声に沸いた。ビートの効いたクラブサウンドやミディアムバラードなど、多彩な楽曲を披露した彼女。ロックナンバーの「Lucky Me」は『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)のテーマ曲で、「テレビで聴いたことがある人は?」との問いかけに「あるよ!」と客席から反応が。手を振って盛り上がる観客の様子には「サイコー! 気持ちいい!」と、うれしそうな表情を見せ「みんなにラッキーが訪れますように」と、投げキッスのプレゼントもあった。MCを務めたWエンジンとのトークでは、「すごく盛り上がってくれたので、舞い上がってしまった」と本音をポロリ。そんなことは微塵も感じさせない、ノリのいいステージで観客を熱くした。

 平均年齢14歳の6人組・Little Glee Monsterは、その若さからは想像もつかないほど、実に大人びた歌声を披露してくれた。その堂々とした歌いっぷりに、会場にいた誰もが驚いたはず。手拍子で盛り上がった「SAY!」などオリジナル曲のほか、多彩なカバー曲も披露。ゴールデンボンバーの「女々しくて」は、バックトラックまで声で表現。ディズニー映画『アラジン』で有名な「A Whole New World」のアカペラは、実に圧倒的な上手さ。また、メンバーの芹奈と麻珠の2人で、伊藤由奈の名バラード「Precious」をデュエットで披露するなど、多彩な歌声には聴き惚れるばかり。彼女たちの事務所の先輩である、Wエンジンは「14歳ですでにこの完成度は早いよ!」と、後輩たちの追い上げに危機感(笑?)。「ゆくゆくは本物のモンスターになりたい!」との言葉に、大きな拍手が沸き起こった。

 4月にリリースしたインディーズミニアルバム『22』が、iTunesで1位を獲得したMACO。なんと当日は彼女の誕生日で、観客みんなでバースデーソングを歌い祝福する場面も。「23歳になっちゃったけど」と笑いながら、アルバムから「22」を歌ったほか、実姉のエピソードを元に作詞したという「この世界中で」も披露。また、最後にはテイラー・スウィフトのカバーで、人気番組『テラスハウス』(フジテレビ系)のテーマソングとしてお馴染みのナンバーの日本語カバー「私たちは絶対に絶対にヨリを戻したりしない 〜We Are Never Ever Getting Back Together(Japanese Ver.)」を。有名な曲だけあり、みんな身体を揺らしながら盛り上がった。トークでは抜群のファッションセンスが話題に上がり、「今日のファッションポイントは?」との質問には、トップスに書かれた文字「NINJA!」と答えて笑いを取った。

 身長145センチの小柄な体型の一体どこから? と思うほどの、パワフルな歌声を聴かせた杉恵ゆりか。ピアノの弾き語りで「ロマンチックワールド」を歌ったほか、バンドサウンドをバックに、マイクを片手に動き回りながら歌った「恒星進化論」など4曲を披露。しっとり聴かせる場面があったかと思えば、MCでは一転して「音楽は好きかー?」、「お祭りは好きかー?」と、コール&レスポンスで会場は大盛り上がり。最後にはWエンジンのギャグ「ほれてまうやろー」を奪ってしまうなど、会場は割れんばかりの歓声に沸いた。トークコーナーでは、小柄ならではの“あるあるネタ”を披露したほか、広島カープ好きの話題でも盛り上がった。「コンプレックスを隠さないのが元気の秘訣!」と話し、これにはチャンカワイも大きくうなずいていた。

家入レオが“ゲスト”として、2年ぶりに同ステージにカムバック!

Suzu(スズ)
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逗子三兄弟(ズシサンキョウダイ)
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家入レオ
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Wエンジン
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 「こんなに大きな会場で歌ったことがないから、でーじ緊張する!」と、沖縄弁で天然キャラを発揮し、会場を温かい雰囲気で包み込んだSuzu。アコギの弾き語りで、足でリズムを取りながら歌った「キミとボク」。「you can do it!」では、自然と手拍子が沸き起こる。高2の時に書いたという「ひかりの方へ」を披露すると、観客はじっと聴き入っていた。シンガー・ソングライターを目指した時、否定されて挫折しそうになった気持ちを書いたという「未来地図」を歌う時には、「みなさんも夢をあきらめないでください」と素晴らしい歌声とともに観客にエールを贈った。最後には、テーブルとカップを使ったパフォーマンスも。「楽しい! やっぱ人間大好き!」天然トークには、Wエンジンの2人もタジタジの様子だった。

 女性アーティストばかりが登場する中、唯一の男性出演者となった逗子三兄弟は、DJによるビートの効いたサウンドと、巧みな演出でステージを盛り上げた。ノリの良いレゲエサウンドの「逗子3THE美学」では、「みなさんともファミリーになりたいと思います」とのMCに、タオルを掲げジャンプして応えた観客。実際の兄弟ということで、メンバー紹介ならぬ“家族紹介”も行われ、ユーモアを交えたMCに客席は終始笑いに包まれた。「天気の良い日にはサーフィンに行って、音楽を作ってというライフスタイルを送っていて、そこで生まれる僕らの音楽がみんなに刺さってくれたら嬉しい」。7月23日にリリースするアルバム『Stay with 海』から、いち早く「愛なんですか?情ですか?」を披露するサービスも。ラストの「純白の花嫁」では、曲の後半をアカペラで聴かせ、感動の拍手が沸き起こった。

 そして大トリには、スペシャルゲストの家入レオが登場。全国ツアーを終えたばかりだったが、思い出深いイベントだからと出演を快諾。ツアーの熱気をそのまま連れて来たようなステージに、観客も大いに盛り上がった。「ひとつになりましょう!」と、いきなり大合唱になった「Shine」。自然に沸き起こる手拍子とともに歌った「太陽の女神」。最新アルバム『a boy』に収録されるアップナンバー「Papa&Mama」では、「ワオ!」と声をあげステップを踏みながら歌ったり、歌詞に合わせて演じるように歌う場面も。ステージの前ギリギリまで行って、観客1人ひとりと目を見合わせるようにして歌う姿も印象的。「実はこのイベントに出るのは2回目。前回は「Shine」を出したばかりの頃、新人のひとりとして出演させていただきました。それが、またこうしてこの場所に戻って来られて、すごく嬉しいです。でも、私自身まだまだ新人です」と彼女。最後には、「くじけそうになることもあると思うけど、一緒に夢に向かっていこう。みんなにこの曲を贈ります」と「希望の地球」を熱唱。みんなと心を通わせ会場をひとつにすると、全員で跳ぶ大ジャンプでイベントを締めくくった。

(文:榑林史章/撮影:片山よしお)

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