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人気の推理・ミステリーものが充実!

戸田恵梨香

『Wの悲劇』(C)テレビ朝日

三浦大知

『コドモ警察』(C)2012「コドモ警察」製作委員会

 今春のドラマの傾向として大きく目を引くのが、警察や刑事が登場する推理・ミステリーものの充実ぶりだ。『相棒』『ガリレオ』など映画化にまで至った人気作を数多く生んだこのジャンルは、この春も『謎解きはディナーのあとで』『SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜』がスペシャルドラマとして放映されるなど、視聴者の支持も厚い。

 まずは期待度ランキングで1位となった、大野智、戸田恵梨香が出演する『鍵のかかった部屋』(フジテレビ系/月・21時)。月9のみならずフジの連ドラに初出演となる大野が演じる“防犯オタク”の主人公が、セキュリティに関する知識を手に密室トリックを暴いていく、本格派ミステリー。月9では初ともいえる新たな試みやキャスティングの妙も相まって、期待度ランキングでも堂々の1位に選ばれた。主題歌はミステリアスな世界観を持った嵐の新曲「Face Down」(5月9日発売)が、前クールの『ラッキーセブン』の主題歌「ワイルド アット ハート」に続いての起用。月9における同一アーティストの2期連続主題歌担当は史上初の快挙だ。

 さらに、嵐のメンバーでは、相葉雅紀を主演に迎えて放送される『三毛猫ホームズの推理』(日本テレビ系/土・21時)にも注目したい。シリーズ累計発行部数が2800万部に上る赤川次郎の名作ミステリーの初の連続ドラマ化は、名推理を発揮する三毛猫ホームズの化身(?)をマツコ・デラックスが演じるという、ドラマオリジナルの解釈も加わっており、楽しみが広がりそう。

 夏樹静子のベストセラー『Wの悲劇』が、旬な女優・武井咲の主演でドラマとしてよみがえる(テレビ朝日系/木・21時)。原作のエッセンスを取り入れつつも、斬新なアレンジで現代にフィットした内容に仕上げられたストーリーに期待大。主題歌は平井堅の「告白」(5月23日発売)。悲哀をテーマにした“おんな歌”だ。

 日曜劇場『ATARU』(TBS系/日・21時)は、サヴァン症候群という特殊な能力を持った主人公に中居正広が挑む新感覚ミステリー。彼が繰り出す難解なキーワードを集めて事件を解決していく刑事役に、北村一輝と栗山千明。3人が織りなすトライアングルの駆け引きが見もの。椎名林檎の久しぶりの新曲「自由へ道連れ」が主題歌に決定するなど、放送開始に向け話題が膨らみ続けている。

 他にも、観月ありさが初めての刑事役を務める『Answer〜警視庁検証捜査官』(テレビ朝日系/水・21時/主題歌は三浦大知の「Two Hearts」(5月2日発売))や、主人公の鈴木福をはじめ登場人物の多くが子役で占められた警察もの『コドモ警察』(TBS系/火・24時55分)といった、興味深いキャスティングの作品が並んでいる。

“笑顔になれる”コメディ作品も勢揃い!

小野恵令奈

『都市伝説の女』(C)テレビ朝日

家入レオ

 “ドラマで笑顔になりたい”という人におススメなのがコメディ作品。この春は、このジャンルにも佳作が目白押しだ。まずは、堺雅人が天才弁護士役を演じる『リーガル・ハイ』(フジテレビ系/火・21時)。映画『ALWAYS 三丁目の夕日』などで評価の高い古沢良太による脚本と堺のコラボレーションが、これまでの法律ものにはなかった世界を生み出す。主人公に振り回される役の新垣結衣の新たな一面も見逃せない。オープニングテーマを、AKB48卒業後のソロ作品第1弾となる小野恵令奈が担当する。本人作詞の曲名は「えれぴょん」(6月13日発売)。

 熱血キャラ役の多い佐藤隆太が、クールで無骨な女性嫌いの形成外科医を演じる『クレオパトラな女たち』(日本テレビ系/水・22時)は、都会の美容外科クリニックを舞台に、“美”を通じて女性の真の本音に迫っていくヒューマンコメディ。“美しい人生とは何か?”をテーマに、ポップな笑いが生み出される。持田香織がソロ名義で初の連ドラ用に書き下ろした主題歌も楽しみだ。

 錦戸亮がドラマの中でも“関ジャニ∞の錦戸亮”本人を演じるとともに、3人の子どもを持つシングルマザーと恋に落ちてしまい、アイドルという仕事に支障を来していくさまを描いたのが『パパドル!』(TBS系/木・21時)だ。芸能界の舞台裏をのぞき見るドキドキ感も加わった、ホームコメディの誕生といえるだろう。関ジャニ∞の他のメンバーも全員本人役で出演し、さらに主題歌「愛でした。」も担当。歌にドラマに、関ジャニ∞の魅力が弾ける1本。

 長澤まさみが都市伝説マニアの美人オタク刑事を熱演しているのが『都市伝説の女』(テレビ朝日系/金・23時15分)。同時間枠でヒットを記録した『TRICK』や『時効警察』を彷彿とさせる、ひねりの効いたコメディミステリーは、週末のまったりとした時間に絶妙になじみそう。ミステリアスでキュートな極上の主題歌を提供したのは木村カエラ(5月16日発売)。

 『glee/グリー』に代表される、アメリカ発の“ショークワイア”(音楽とパフォーマンスを自由に表現する形式)ドラマとして注目を集めるのが、天海祐希主演の『カエルの王女さま』(フジテレビ系/木・22時)。地方都市のママさんコーラスグループの奮闘記を描く。「サブリナ」で鮮烈なデビューを飾った注目新人、家入レオが歌う主題歌「Shine」(5月16日発売)は、前向きな気持ちにしてくれる、さわやかな応援歌に仕上がっている。

(文:田井裕規)

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【春ドラマ期待度ランキング】
1位『鍵のかかった部屋』フジテレビ系
2位『三毛猫ホームズの推理』日本テレビ系
3位『パパドル!』TBS系
4位『37歳で医者になった僕〜研修医純情物語〜』フジテレビ系
5位『リーガル・ハイ』フジテレビ系
6位『ATARU』TBS系
7位『もう一度君に、プロポーズ』TBS系
8位『都市伝説の女』テレビ朝日系
9位『スープカレー』TBS系
10位『カエルの王女さま』フジテレビ系

⇒⇒【特集】

【調査概要】
2012年3月23日〜3月28日、自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員の10代〜40代の男女各500名にインターネット調査したもの。

※各放送局ごとに開始日・時間が異なります。詳しくはオフィシャルサイト等でご確認ください。

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