ORICON STYLE

2009年10月14日
 季節は秋。テレビの連続ドラマのラインナップも出揃い、ストーリーを盛り上げる主題歌も続々と発表されている。心豊かになる季節だからこそ、ストーリーの面白さを胸一杯に吸い込んで、その主題歌に身を委ねてみてほしい。今年の秋もドラマシーンがカラフルに色づいてきた。

人気シリーズからシリアスコメディまで話題作が目白押し

 最初のピックアップはひと足早く9月28日から放送がスタートしたNHK朝の連続テレビ小説『ウェルかめ』(月〜金・8:15〜)。作者の相良敦子いわく「自分の根っ子探し」ドラマというストーリーは、好奇心と粘り強さを持つ、倉科カナ演じるヒロインが、さまざまな苦難の中で思わぬ方向へ流されながらも、一生懸命海をこいで行くようなピュアな青春像を鮮やかに描いている。そんな前向きな主人公にエールを送るかのような主題歌「あの子の夢」を歌うのはaiko。人生の分かれ道で立ち止まってしまうとき、心が折れてしまいそうなときに、やさしく背中を押してくれるナンバーだ。

 続いて、月曜日からは、フジテレビ系“月9”初登場となる小栗旬水嶋ヒロの共演で話題のシリアスコメディ『東京DOGS』(10月22日より/月・21:00〜)。小栗演じるまじめなエリート刑事と、水嶋演じる血の気は多いが情に深い“ナンパ”刑事という組み合わせの妙が月曜の夜に新風を吹き込んでくれる。脱力系サスペンス『33分探偵』を手がけた福田雄一が脚本を担当するのも気になるところ。共演に吉高由里子。このにぎやかなストーリーをクールに味付けてくれるのがEXILEが歌う主題歌「ふたつの唇」(11月11日発売予定)だ。「Lovers Again」「Ti Amo」の松尾潔が手がけたメロウなラブバラードは深まっていく秋にぴったりの1曲。内容にも歌にも釘付けになりそうなこの秋の“月9”だ。

 この夏、土曜の深夜枠で人気を博した夏帆岡田将生主演によるジャポネスク・ラブコメディ『オトメン(乙男)〜夏〜』(フジテレビ系)が火曜9時枠にお引っ越し。『オトメン(乙男)〜秋〜』(10月13日より/火・21:00〜)として、1ヶ月にわたり新たなストーリーを展開する。  そして、この『オトメン(乙男)〜秋〜』終了後の同時間枠では、『ライアーゲーム シーズン2』がスタートとなる(11月より)。『オトメン』をはじめ、『ライフ』『SP』などを制作し、週末の深夜の概念を変えたといわれるフジテレビ系の土曜23:10枠、いわゆる“土曜ドラマ”の第1弾として放送され、戸田恵梨香を一躍スターダムに押し上げた『ライアーゲーム』の続編だ。シーズン1の続きが舞台となっており、キャストも前作のまま。“究極の騙し合い”が曜日を変えて再び視聴者を飲み込んでいくわけだが、その先には映画化も決定しており、まさに毎週目が離せなくなること請け合い。

 関西テレビ・フジテレビ系の火曜日は10時台にももう1本話題作が控えている。「ふとん売り場」の販売員が「エリート婦人服売り場」の担当になったことから始まる、奮闘の日々と成長の過程を綴ったサクセス・ストーリー『リアル・クローズ』(10月13日より/火・22:00〜)。昨年9月にスペシャル・ドラマとして放送されたものが満を持しての連続ドラマ化となった。主演を務める香里奈をはじめ、黒木瞳高岡蒼甫小泉孝太郎加藤夏希などスペシャル版と同じ顔ぶれが抜群のチームワークを見せる。主題歌は、Crystal Kayのヒット曲「恋におちたら」などで知られるシンガー・ソングライター坂詰美紗子の「きっと大丈夫」(11月25日発売の1stアルバムに収録予定)。心に語りかけてくる“ビタミン剤”のような作品だ。

注目の新人アーティストたちが主題歌を担当!

 水曜日の作品を見ていこう。10月14日スタートの藤原紀香主演『ギネ 産婦人科の女たち』(日本テレビ系/水・22:00〜)は、社会問題化している産婦人科医療における深刻な医師不足、過酷な労働環境をしっかりと見据えた人間ドラマである。タイトルの『ギネ』とは医師の業界用語で産婦人科のこと。上地雄輔板谷由夏本仮屋ユイカ近藤芳正吉田里琴内田有紀といった面々が熱いヒューマンストーリーを紡いでいく。主題歌はleccaの「My measure」(11月18日発売予定)。聴く者が前を向いて歩き出せるようなアッパーチューンで、毎日の葛藤の中で、歯を食いしばって自分の意思で選択をし続ける人たちを応援したいというメッセージには、多くの人々がパワーを受けることだろう。また、エンティングテーマはRYTHEMの「ツナイデテ」。涙腺を刺激する感動の名バラードだ。

 TBS系から2本。水曜劇場『浅見光彦〜最終章〜』(10月21日より/水・21:00〜)は、ベストセラー作家・内田康夫原作の代表作『浅見光彦シリーズ』(2000年より2時間ドラマとして放送)の連続ドラマ化。主演の沢村一樹は、意外にも連ドラ主演は初。ミステリードラマの醍醐味だけでなく、旅番組としての楽しみ方も持つ、この人気シリーズの主題歌に起用されたのは馬場俊英の「明日に咲く花」(11月25日発売予定)。“あきらめず信じていれば花は咲く”というメッセージが込められた、馬場ならではの応援となっている。

 「小腹も心も満たします」というキャッチコピーで、10月14日からTBS系の深夜にスタートする『深夜食堂』(水・24:34〜/TBS系)は、『ビッグコミックオリジナル』で好評連載中の人間臭さ溢れる群像劇。主演は小林薫オダギリジョーがレギュラー出演するのも話題のひとつ。主題歌「Believe in Paradise」(11月11日発売予定)でメジャーデビューするサイケデリック・ポップユニットMAGIC PARTYにも注目。“都会で出会う心のオアシス”をテーマに、ドラマとシンクロした愛と希望を歌うポップアンセムチューンだ。

(文:田井裕規)

≫木・金曜日を読む


▲このページの最初に戻る