ORICON STYLE

2008年10月15日

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 心地よい風が吹いてきてテレビ番組を楽しむには絶好の季節。注目の新ドラマも続々とスタート&スタンバイの体制に入っている。話題の原作、初の試み、意外な組み合わせなど、この季節も注目作が目白押し。そして、それらをバックアップする主題歌も強力なラインナップで勢揃い。実りの秋、あなたの心に充実感を運んでくる作品はどれ?

ドラマ×アーティスト×コミックのコラボに注目!

 秋の新ドラマ総まくり、最初のピックアップはCX系“月9”。このワクでは初主演となる堀北真希とゆずの北川悠仁というフレッシュなコンビで描く、ディープでビターなラブストーリー『イノセント・ラヴ』が登場する。過酷な運命を背負った若者が孤独と闘いながらも愛する人を思い前向きに生きる姿に、目が離せなくなること確実だ。主題歌は宇多田ヒカルの「Eternally-Drama Mix-」。2001年に発表された2ndアルバム『Distance』に収められていたナンバーだが、今回の起用にあたり、ボーカルトラックからすべて見直し再編集された“新作”。7年の“熟成”が楽しみだ。

 そして、この作品に出演している北川がゆずとして主題歌を提供したのが、テレビ朝日金曜ナイトドラマで新たなスタートを切る『サラリーマン金太郎』。深夜ワクということで、さらに過激さを増した永井大による“金太郎”の魅力と、ゆずのポジティブな応援ソング「シシカバブー」とのコラボに注目したい。

 『サラリーマン金太郎』と同じく、コミックを原作とした作品を3本。TBS系の土曜8時ワクでは三浦春馬初主演ドラマとなる『ブラッディ・マンデイ』がスタート。天才ハッカーの高校生が、ウイルス・テロから仲間や家族を守るために立ち上がるアクションサスペンス。主題歌は、メジャーデビュー曲がいきなりKDDI『au“LISMO”CMソング』に起用されたflumpool の第2弾ダウンロードシングル「Over the rain〜ひかりの橋〜」。心にじわじわ染み込んでくる生命力と説得力に溢れた楽曲として感動を運んでくる。ドラマ同様、このバンドも要チェックだ。

 続くコミック原作ドラマは、佐々木蔵之介主演の『ギラギラ』(テレビ朝日系金曜9時)。愛する家族を守るために夜の世界へ舞い戻った伝説のホストを描いた“ネオン・コミック”の傑作の主題歌を歌うのは9月にデビューしたGIRL NEXT DOOR 。3ヵ月連続リリースの第3弾となる「情熱の代償」は、千紗(Vo)の実体験を元にした切ないラブソング、ガルネク旋風を決定づけるものとなるだろう。

 日本テレビの“サタデーTVラボ”ワクでは温水洋一と吉高由里子という異色の組み合わせによる『トンスラ』(土曜深夜0時55分)が放送中。30分という短い放送時間の中で個性的な作品を抵抗してきた同ワクだが、コミックを原作としたストーリーや画面構成などあらゆる部分で刺激的な1本。緩やかに流れるチャットモンチーの主題歌「染まるよ」が絶妙な余韻を映し出す。

話題の小説も続々ドラマ化

 日本テレビではこのほかにも深夜に注目作品が登場。水川あさみ主演の『夢をかなえるゾウ』(木曜11時58分)だ。水野敬也・著のベストセラー小説をいち早くドラマ化、しかも小栗旬主演のスペシャルドラマと連続ドラマ版の物語が連動しているというのもユニーク。テーマ曲のSEAMO「Continue」はエルガーの代表作「威風堂々」のメロディをモチーフとした力強い楽曲で、ドラマのテーマ同様、聴く者を元気づけてくれる。

 深夜ドラマではテレビ東京の“ドラマ24”でスタートした『メン☆ドル〜イケメンアイドル〜』も負けていない。AKB48の小嶋陽菜、高橋みなみ、峯岸みなみが、ピンチから逃れるために男のイケメンアイドルとして活動する女の子を演じるというストーリーだが、主題歌もこの主演3人によるユニット、ノースリーブスのデビュー曲「Relax!」に決定しており、ドラマの内容とリンクしながらおもしろい反響を集めるものと思われる。

 さらに、深夜といえば忘れてならないのが、CX系の土曜夜11時10分からのドラマシリーズ。今回登場するのは、『サラリーマンNEO』などで知られる大宮エリーの脚本・演出による『Room Of King』。青山の高級マンションのルームシェアが舞台となるヒューマンコメディに挑むのは水嶋ヒロ、鈴木杏、井川遥といったメンバー、これに渡部篤郎、斉木しげるら個性的な俳優が絡んできて、一筋縄ではいかなそうな気配。主題歌のキマグレン「愛NEED」はラテンフレーバーたっぷりな曲調とともに、土曜の夜が待ち遠しくなるはず。

 放送前から原作が脚光を浴びているのが、TBS系『流星の絆』(金曜10時)とCX系『チーム・バチスタの栄光』(火曜10時)。『流星の絆』は直木賞作家・東野圭吾の同名小説を映像化。嵐の二宮和也が主演、錦戸亮、戸田恵梨香などを配した若い視聴者層に強く訴求するキャスティングも魅力となっている。コメディタッチの脚本に定評のある宮藤官九郎が描くシリアスなストーリー、ロングヒットを連発しているによる主題歌「Beautiful Days」など、見どころ聴きどころ満載のドラマだ。一方の『チーム・バチスタの栄光』は、竹内結子・阿部寛主演で映画化された、海堂尊・原作によるベストセラーのドラマ版。バチスタ手術専門チームが起こした術中死の謎に迫るミステリータッチのストーリーが視聴者を片時も飽きさせない。主題歌は、これが初となる青山テルマ「守りたいもの」。テルマのソフトな歌声が火曜の夜を席捲する。

 こちらも“癒し”の歌声が高く評価されている平原綾香は、倉本聰・脚本による“富良野3部作”の最終章『風のガーデン』(CX系・木曜10時)の主題歌「ノクターン」を歌う。ショパンの「ノクターン」をモチーフにした英語詞作品で、今回のドラマでは平原自身も歌手の役で出演するなど新展開を見せる。緒形拳さんの訃報もあったが、重厚な1作としてじっくり味わいたいドラマだ。

(文:田井裕規)

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