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 曽根由希江の2ndシングル「HOME」は、やさしく温かく、それぞれの“帰る場所”を思い出させてくれるピアノバラード。曲が完成するまでには、これまでとは違う“何か”が曽根の心のなかに生まれた!?そんな曲に込める想いを語る!

――とても温かい気持ちになる歌ですね。この歌を書いたキッカケはなんだったんですか?
【曽根】 これはデビューする前に書いた曲なんです。当時、たまたま家族だんらんのときに、私が幼少の頃の家族旅行のビデオを観ていて。そこに映っている家族がみんな笑っていて、すごくビックリしたんです。思春期の頃は家族とよくケンカもしたし、そんなに笑っているっていう記憶がないんですよね。もちろん笑っていたんだろうけど、気づかずに過ごしていたんだと思うんです。だから余計に、こんなに温かい空間だったんだってことに改めて気づかされました。帰れる場所があることや、安心できる存在がいるってことへの感謝だったり、それを大事にする気持ちを持たないといけないなと感じて書いたのが、「HOME」という曲なんです。

――たとえば上京して初めてひとり暮らしを始めた人は、そこで家族の大切さに気づかされるっていう話をよく聞きますよね。
【曽根】 私はずっと実家なのでそういうキッカケもないし、当たり前に思い、過ぎてしまっていたんですよね。“おかえり”“ただいま”って言える相手がいるって本当はすごいことじゃないですか。ビデオを観たことでそういうことに気づけたし、“ありがとう”とか小さな言葉も大事にしようって思うようになりました。

――曲を書こうと思うくらい大切なことに気づけたんですね。
【曽根】 曲を書きたいと思ったりピアノに向かうときって、つらいとか切ない、悲しいときが多いんですよね。幸せな感情って、すぐそこにあるのに印象として薄いというか、消しちゃっているような気がしました。

――曲を聴いていて、なにか壁を乗り越えたときにできた曲なのかな?って思ったんですよ。<誰かを愛して 愛し抜いてゆくために どれほど覚悟がいることがわかったから>という歌詞が、とても印象的だったので。
【曽根】 たぶんそうなんでしょうね。自分のなかでそれが“乗り越えたこと”だとは気づいていないだけで。乗り越えたときになにかが見えることもあるじゃないですか。この曲を書く前の、自分の家族に対して思っていたネガティブな部分を乗り越えたのかもしれないですね。でもそれは自分に対して納得していなかったんでしょうね。

――「HOME」というタイトルには深い想いがあるんですね。
【曽根】 私自身は、家族に対しての気持ちや自分自身を見直して……というところからつけたタイトルではあったんですけど、家族じゃなくても人それぞれの安心する存在や、心が帰れる場所ってありますよね。“HOME”は、居場所を表現するのにいい言葉だなと思ったんです。

――この曲は、テレビ朝日系木曜ミステリー『おみやさん』の主題歌としてオンエア中ですね。
【曽根】 私にとって初のドラマ主題歌なんです。前からライブでやっていたこの曲を聴いていただいて、主題歌に起用されて、そこからなんとなく歌う気持ちが変わってきた気がするんです。“人はひとりじゃない”っていう気持ちや、“ひとりじゃないからこそ、こういう自分でありたい”という信念が私のなかに生まれました。この歌の温かさのなかにある強い芯の部分を伝えていきたいです。


――2曲目の「会いたい」はアップテンポですね。私の想像では遠距離恋愛かな……と。
【曽根】 (笑)。テーマとしては遠距離恋愛をしているふたりが久々に会える、そのときの“会いたい”って気持ちを素直に書こうと思いました。ただ、私は遠距離恋愛をしたことないんですよ(笑)。私の親友が遠恋をしていて、その話を聞いたときに、離れているからこそ出来ないことがたくさんあって辛いだろうなって思ったんです。でもそれって、恋をしていて近くにいても会えないときのさみしい気持ちも同じだなって。だからその子が話していることは、すごくわかるなって感じたんです。距離は関係なく、久々に会えるときのウキウキする気持ちはみんな一緒だなって。

――確かにそうですよね。それにしても素直な歌詞ですね〜。
【曽根】 私、恋愛をテーマにした歌って、失恋したり想いが届かないっていう切ない気持ちは書けるんですけど、「LOVE溢れてます」みたいな歌は照れくさくて書けなかったんですよ(笑)。その壁を越えたいと思っていて、自分のなかに照れくさいから隠しているすっごい女の子の部分があるんだろうなと思うんですよね。それを曲にぶつけたかったというか……。

――じゃあこれは、その第一歩ですね。
【曽根】 ハイ。こういう話になると照れちゃいますけどね(笑)。

――ハッピーな気持ちを歌にしているときは、音もやっぱりポップになってくる?
【曽根】 そうなんですよね。歌詞でもすごく“会いたい”って気持ちを表現しているので、サウンドもわかりやすく明るくしたいっていうのもあって。ポップな感じと、どこかちょっと懐かしい雰囲気も出そうと思ったんですよ。

――由希江さん自身は「会いたい」のように素直に気持ちを言えるタイプなんですか?
【曽根】 恥ずかし〜(笑)。いやぁ……たぶん冗談っぽく言っちゃうと思いますね。かわいくストレートには絶対言えないですね。“さみしい”とか本当は言いたいのに言えない自分に腹が立って、逆に怒っちゃったりすると思いますよ。“もういい!”とか(笑)。

――そんな自分が“女の子だなぁ”と思うところはどんなところ?
【曽根】 やっぱり恋をしたら浮かれちゃうところかな?恋をしていることで“なに着ようかな?”って考えたり、会いたい気持ちにウキウキできるってすごいことなんじゃないかな?って思うんですよね。………そうだ、そういうのが今の私には足りない(笑)!でも、これからは恋愛のハッピーソングをもっと出していきたいなと思っています。

(文:三沢千晶)

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曽根由希江
発売日:2011/05/25[シングル] 価格:¥1,600(税込)
Dreamusic 品番:MUCD-9023/4

HOME【通常盤】
曽根由希江
発売日:2011/05/25[シングル] 価格:¥1,260(税込)
Dreamusic 品番:MUCD-5189

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曽根由希江
1985年4月27日生まれ、東京都出身。
3歳からピアノを習い、学生時代よりシンガー・ソングライターを志す。TBS『王様のブランチ』リポーターをはじめ、bayfmや文化放送でラジオパーソナリティーとしても活躍。
2010年10月、シングル「ギンモクセイ」でメジャーデビュー。
2010年12月、アルバム『スマイル』をリリース。
2011年5月、シングル「HOME」をリリース。

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