――w-inds.は、作品を出す毎に進化していますよね。
【緒方龍一】 ダンスナンバーを軸にした楽曲は以前からアルバムやカップリングではやっていたのですが、シングルとしてはここ2〜3年くらいからですね。最新アルバム『Another World』では僕らのダンス・ミュージックとパフォーマンスの方向性が見えた作品です。この「Addicted to love」は昨年末くらいにレコーディングしたんですけど、今僕らがまさに表現したい楽曲です。
――この曲は、ジェニファー・ロペスやアナスタシアなどを手掛けたプロデューサーの、デーモン・シャープ氏と初めてタッグを組んだ作品なんですね。
【龍一】 有名な方だし、数多くのヒット作を生み出している方に曲を書いてもらえたのは、光栄でしたね。実際、すごくいい曲だし、嬉しかったです。
【千葉涼平】
僕は最初、デーモン・シャープさんのことを知らずに、いただいた曲を聴いて、すごくいい曲だなと思っていたんですよ。その後で彼についていろいろと知って、そんな有名な方だったんだ!ってビックリしましたね。
――そして、タイトルを直訳すると、恋愛中毒。
【龍一】 そうですね。愛に溺れていく様を歌詞にしているんですよ。
【涼平】 愛の深みにハマっていく感じですね。
【橘慶太】 Aメロだけでひとつの恋が終わってますよね(笑)。
【涼平】 最初の4行に、すべての歌詞が凝縮されていますね。
――ミュージックビデオでの、3人のパフォーマンスがカッコよかったです。画像のエナメルチックな質感だったり、赤と黒のコントラストもキレイでしたね。1人の女性やマネキンが出てきますけど、どんなストーリーなんですか?
【龍一】 歌詞に沿った内容になってるんですけど、僕らがマネキンに対して求愛しています。
――最後には自分たちがマネキンになってましたね。
【龍一】 僕らが誘惑して挑発していたつもりが、実は逆に誘惑されていて、最終的に愛に溺れすぎて自分を見失っていたという内容ですね。ちなみに僕と涼平の身長差がけっこうあるのは、遠近法です。
【慶太】 (笑)そうだったの?
――撮影はどうでした?
【涼平】 撮影は約30時間かかりました。過去の作品で1番時間がかかった作品です。
【龍一】 あと、慶太と仕事をするのが久しぶりでした。慶太はドラマの撮影が入っていましたからね。
【慶太】 w-inds.として久しぶりの仕事だったから楽しかったです。スタッフのみんなとUNOで盛り上がりました(笑)。
――殺陣とダンスは全然違う?
【慶太】 振りを覚えるのと(殺陣の)手数を覚えるのは似ていますね。形とかは違いますけど、覚えるのは慣れているので。だけど本当、いろいろと勉強になりましたね。お芝居の現場が、どういう流れで進んでいくのか、カメラの撮り方とか照明とか、見ていて楽しかったですよ。
――話は戻りまして…曲のタイトルにちなんで“○○中毒”とたとえるなら、みなさんは今、何中毒ですか?
【龍一】 i Pad中毒です。
【慶太】 わはははっ!僕と龍一くんはi Padにハマっています。
【龍一】 音楽はもちろん、ゲームとかツイッターとか、使いこなせば使いこなすほど底力を発揮します。
【慶太】 ヒマがあると触っちゃいますね、無駄に(笑)。でも最初は2人とも、絶対に買わないでしょ!って言ってたんですよ。
【龍一】 でも、パソコンとiPhoneと、iPadを、どうしても並べたかったんです。(と言って2人ともiPadを取り出していじり始める)
――そんな2人は放っておいて(笑)、涼平くんの中毒は?
【涼平】 睡眠欲ですかね?
【龍一】 雨が降ると眠くなるよね。
【慶太】 彼は7時間寝ないとダメらしいですよ。あれ?寝溜めできるんだっけ?
【龍一】 ネダメカンタービレですか?
【涼平】 それはない!
――次に行きます(笑)。M-2の「Love or Leave」は、“僕”が去ってしまう歌で、M-3の「Now You’re Gone」は、“君”が去ってしまう歌ですね。10年w-inds.をやってくれば、そういう気持ちもわかるようになってきたということですよね。
【慶太】 何なんでしょうね?子どもの頃って、恋愛に対して“こうじゃなきゃいけない”みたいなところ、あるじゃないですか。
【龍一】 あるよね。自論があるよね。
【慶太】 そうそう。自論が一番正しくて、周りが間違っていると思いがち。
――確かに。“誰もわかってくれない”みたいな時期、ありますよね。
【慶太】 でも年齢を重ねるにつれて、考え方は人それぞれだなと思えるし、いろんな歌詞にも共感できるようになったし。それって、どうしてなんですかね?
――人を好きになることで相手の気持ちも考えるようになるし、だんだんと視野が広がるからじゃない?
【慶太】 そうなのかな?他の人の恋愛は、自分には関係ないとも思っちゃう(笑)。
【涼平】 それ、あると思うよ。
――「Now You’re Gone」は、慶太くんの曲ですが、今までの慶太くんのイメージとは違ったテイストですよね。
【慶太】 これは僕とDarrenさんの共作なんですよ。彼の原案に僕のイメージを重ねて作りました。
――M-4の「Rain」は重厚なバラードですね。こちらの歌詞は、大切な人を失って気づく…という。
【龍一】 人間とはそういう生き物ですよね。でも僕はいつでも失う覚悟はできています。すべてにおいて。
【慶太&涼平】 ………。
――深いような、何でもないような…。
【涼平】 (笑)深そうだけど、何もないですね。
【慶太】 龍一くんにはよくあるパターンです。
――(笑)というw-inds.の夏は?
【慶太】 7月3日のパシフィコ横浜から、8月23日の日本武道館まで、全20公演の全国ツアーがスタートします。さらに10月16日には、上海大舞台にて初の単独公演も決定したので、来れる方はぜひ観に来て下さい!
(文: 三沢千晶)