ORICON STYLE

2009年01月28日
木村カエラ Special interview
心の琴線に触れる初のバラードシングル
PV「どこ」
PV「どこ」 コメント映像 PRESENT ARTIST PAGE OFFICIAL SITE
 木村カエラにとって初のバラードシングルとなる新作「どこ」。壮大な楽曲、メロディーに寄り添うように、聴き手に語りかけるように歌う彼女のふくよかなボーカルはリスナーの心の琴線を揺さぶり、胸をギュッと締め付ける。
この歌を“歌ってみたい”と思ったんです

──バラードはシングルとしては初の試みなんだよね。
【カエラ】 
そうなんですよ。ちょうど昨年のツアーの打ち上げのときに、みんなで「今、バラード流行ってねぇ?」って話になって。「じゃあ、やってみる?」っていう(笑)。本当に単純な発想、ノリからはじまったんですけど。

──確かに“冬=バラード”のイメージがあるし、無性にバラードが聴きたくなる季節でもあるよね。
【カエラ】 
だけど、私がやったらまた違うものになるのかなって。そんな楽しみもありつつ、今回は初めてシングル丸々をしのっぴ(渡邊忍:現ASPARAGUS.のギターボーカル。木村カエラのプロデュース&作曲のほか、ライブのサポートギターとしても参加)に託して作り上げました。

──まさにカエラ流バラードに仕上がっているね。また今回は歌詞もカエラちゃんではなく、しのっぴさんによるものとなっていて、そこもまた新しいなと感じました。
【カエラ】 
最初はどちらかが先に書いて、穴埋めをしていくなど、共作にするつもりだったんですよ。だけど、突然夜中にしのっぴから「全部できちゃったんだけど」ってメールがきて。最初は「え〜!私、書いてないじゃん」って思ったんですけど(笑)、でも、歌詞を読んだときにものすごくいいなって感じたんです。私が書くと妄想を入れてしまったり、比喩してしまったりして、こういう素直な歌詞が書けないと思うし。私の歌詞の世界や私のことをすごく知っている人だから、今回は“しのっぴがいいかも!”って。ていうか、逆にこの歌を歌ってみたいと思ったんですよね。

──だから、カエラちゃんと目線が同じというか、特に違和感がなかったんだろうね。
【カエラ】
 しのっぴ曰く、私(カエラ)は「心に振り回された女だ」って(笑)。それがこの曲のテーマにもなっているんです。でも、サビの部分とかは男の子特有の感覚だなって思うんですよね。でも、しのっぴはそれが男の子特有の感覚だってことに全然気づいてなくて。「ここは女の子とは違うから」って、ちょっと討論にもなったりしたんですけど、男の子特有の感覚を女の子の私が歌うのもおもしろいかなって。

歌詞には“キュンキュン語”を散りばめて

──だから、カエラちゃんの歌も、全てを超越したような壮大さ、包容力が感じられるのかな。
【カエラ】
 自分で歌詞を書くと、私はいつも“誰か”という1人をイメージして歌うので、どんな時期に歌っても、その歌の色が変わることはなかったんです。でも、他人(ヒト)が書いた歌詞って、どれだけ自分(の思ってること)に近かったとしても、歌う時間がちょっとずれるだけで、いろんな人のことが思い浮かんでくるんです。だから、私の曲を聴いてくれる人の感覚になって歌うことができたんですよね。それは自分にとって新しい発見だったし、すごくおもしろいなって思いました。2曲目の「Phone」は、携帯に依存している10代をイメージしながら、しのっぴと一緒にキュンキュン語を探しながら書いていきました。

──“キュンキュン語探し”って楽しそうでいいね。ちなみにカエラちゃんは自分が携帯依存症だと思う?
【カエラ】
 いいえ、まったく(笑)。周りに指摘されて、最近やっと絵文字や句読点とか打つようになったぐらい。電話とか切るタイミングもわからないですし、滅多に自分からメールもしないです(笑)。

──カエラちゃんっていろんな絵文字を多様していそうなイメージがあったんだけど。
【カエラ】
 高校生までですね。友達も携帯だと連絡がとれないからって、直接家に来たりしますからね(笑)。だから、自分でこの歌詞を書きながら、なんか怒られているような感覚になりました(笑)。

──そんな意外なところが垣間見られたところで。最後に2009年はどんな年にしたい?
【カエラ】
 今年で5周年になるので、5周年なりに初心に戻りつつ、『カエランド』じゃないけど、来てくれた人達がワクワクするような記念イベントとか、いろいろ企画できたらいいなって。そして、私自身も毎日を楽しく前向きに頑張っていきたいと思います!

(文:星野彩乃)
(写真:片山よしお)

 
RELEASE

どこ
木村カエラ
発売日:2009/01/28[シングル]
価格:\1,050(税込)
コロムビアミュージックエンタテインメント
品番:COCA-16200

 
PROFILE

2004年6月23日、シングル「Level 42」でメジャーデビュー。
その後、「リルラ リルハ」「Magic Music」「Yellow」など、数々のシングル、アルバムをリリース。
2008年2月6日、シングル「Jasper」をリリース。9位を獲得。
2008年4月2日、アルバム『+1』をリリース。3位を獲得。
2008年9月10日、シングル「マスタッシュ/memories(original version)」をリリース。7位を獲得。
2009年1月28日、シングル「どこ」をリリース。

 
過去のインタビュー

■シングル「マスタッシュ/memories(original version)」インタビュー
 『キュート&ユーモアたっぷりのジャケットが印象的な初の両A面シングル』(2008/09/03)

→その他特集&インタビュー 一覧はこちら

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