ORICON STYLE

2008年12月10日
ファンのみなさんに「暮れの元気なご挨拶」

――ニューシングルは冬の情感をたっぷり伝える2曲を収録。
【山崎】 きっかけはラジオ局の冬のキャンペーンソングだったんですよ。僕がやらせてもらっている番組が“音届(おとどけ)”っていうタイトルだから、“冬”と“ギフト”っていうテーマで書いてみようってことになって。まあ、「暮れの元気なご挨拶」っていうところですね(笑)。

――素敵な贈り物です(笑)。特定の季節をイメージすることって、珍しいんじゃないですか?
【山崎】 うん、季節を意識するってことは、ほとんどやったことがなくて。でも、冬っていえばシンセベースかなと(笑)。とにかくバラードっていう概念はぜんぜんなかったんですよね。もしかしたらそれを望まれていたのかもしれないけど。

――気持ちよく踊れる感じですよね、この曲は。ちなみにこの軽やかなリズムって・・・。
【山崎】 シャッフルですね。ちょっとスウィングしたかったというか、カラッとした雰囲気にしたかったんですよ。冬は空気も乾いているし。それにこういうリズムって、最近は誰もやらないじゃないですか。

――だったら自分でやろう、と。
【山崎】 そこまでの使命感はないんですけどね。自然にそうなるというか、自分の好きな感じっていうのはどうしても出てくるので。

――タイトルどおり、ハートウォームな歌詞もいいですね。<このありふれた世界もそんなに捨てたもんじゃないから>というフレーズがすごく印象的で・・・。
【山崎】 あ、それは良かった。冬って、アッという間に過ぎちゃうじゃないですか。12月から2月くらいまでって、なんだか忙しいし。そういう雰囲気だったり、そんな忙しいなかにもちょっとホッとした瞬間が見えてくればいいなって。

キャロル・キングの『つづれおり』をイメージしながら

――2曲目の「Greeting Melody」は“アコギと歌”がメインになったナンバー。
【山崎】 まさに“gift”がテーマだったから、“G”のコードで作ったんですけど(笑)。これは(キャロル・キングの)『つづれおり』のことを歌っているんですよ。

――キャロル・キングの名盤『つづれおり』。
【山崎】 そう。<窓辺の彼女>っていうのは、あのアルバムのジャケットのことなんですよね。『つづれおり』が発表されたのが1971年で、それは俺の生まれた年でもあって。自分が今までに授かったものっていたら、一番は命だと思うんですよね。で、ちょうど同じ年にキャロル・キングの名作も生まれたっていう。この曲のギターの音も、あの時代の空気に近いんじゃないかなって。

――それも山崎さんのルーツですよね。そうやって音楽が受け継がれていく・・・。
【山崎】 まあ、まったくの無から生まれるわけじゃないからね。いろんな音楽からの影響だったり、膨大な時間とそこで得た経験から出てくるものだから。

――そうですよね。ところで山崎さん、今年のクリスマスに欲しいものってあります?
【山崎】 え?そうだなあ、“余裕”かな(笑)。僕、誕生日が(12月)23日なんですよ。だから、それだけで十分です。毎年、誕生日をいただいているので。

(文:森朋之)
RELEASE
Heart of Winter【初回盤】

Heart of Winter【初回盤】
山崎まさよし
発売日:2008/12/10[シングル] 価格:\1,680(税込)
ユニバーサルミュージック 品番:UPCH-89038

Heart of Winter【通常盤】

Heart of Winter【通常盤】
山崎まさよし
発売日:2008/12/10[シングル] 価格:\1,100(税込)
ユニバーサルミュージック 品番:UPCH-80098

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PROFILE

1971年12月23日生まれ。
1995年9月25日、シングル「月明かりに照らされて」でデビュー。
「セロリ」「One more time,One more chance」「僕はここにいる」などのヒット曲をリリース。
2006年6月28日、アルバム『ADDRESS』をリリース。3位を獲得。
2007年3月3日、シングル「One more time,One more chance『秒速5センチメートル』Special Edition」をリリース。
2008年3月12日、シングル「真夜中のBoon Boon」をリリース。10位を獲得。
2008年12月10日、シングル「Heart of Winter」をリリース。

石野卓球プロデュースでテクノに初挑戦