ORICON STYLE

2008年11月26日

清水翔太 special interview

10代の今だからこそ歌える温かい気持ちが詰まった待望の1stアルバム!
平成生まれの日本人アーティストとして初めてNYアポロシアターのステージに立ったソウルフルシンガー清水翔太が、1stアルバム『Umbrella』をリリース。ここには10代のピュアな想いがいっぱい。“清水翔太って人はね・・・”と、ゆっくりと話かけている、そんなアルバムです。

僕、人がすごく好きなんです

清水翔太 ――体温みたいに温かい声ですね。アルバムを聴いていると、言葉もすごく素直で、大切な人の近くにいたいな〜と思えてきます。 【清水】 ありがとうございます。基本的に自分自身から生まれてくるリアルなことを書きたいな、という想いがすごく強くて。とにかく自分が見ているもの、自分にしか見えないもの、今の年齢でしか見えないものを描いていきたいと常に思っているんです。

――もうひとつ素敵だなと思ったのが、HATEな言葉がひとつもないってことなんです。UNHAPPYなことがあったとしても、LOVEという言葉にあふれていますよね。
【清水】 今回のアルバムの中で一貫しているなと思うのは、何かを守ろうとしている感情だったり、守りたいという想いが表現されているなって、作り終わってから気がついたんですよ。誰かを守りたいとか自分自身を守るということを含めてね。それもあって、アルバムタイトルが『Umbrella』だったりするんです。

――誰かの傘になるという意味?
【清水】 ハイ。これまで僕自身が苦しいときとか、辛いときに、音楽に支えられてきたので。音楽を発信する側に立たせてもらうことができている今、自分自身から生まれた音楽が誰かを守ったり、支えたりできたらいいなという想いを込めて、Umbrellaにしたんです。

――翔太くんの周りには、温かい人がいっぱいいるんだろうな〜と想像しましたよ。
【清水】 僕、人がすごく好きなんです。生きていく中で、出会いが一番大事なんじゃないかと思うし、もちろん悪い方向に導いていく人もいるけど、それも含めて人を成長させたり変化させたりするのは、常に人なんじゃないかな?って。だからすごく大切にしています。僕がこの場所に立てているのは、それだけいい出会いをしてこれたからなんですよね。「My Treasure」も、出会いとか自分を導いてくれる人をすごく大事に思えている、という歌なんです。

――歌は、どんな瞬間に生まれるんですか?
【清水】 日常生活の中で自然に溜まっていったものが、自然と音楽と向き合っている瞬間に集中して溢れてくるんですよね。それが音楽に変換されて生まれてくる感じです。

――サウンドはシンプルなものが多いですよね。自分の歌にとっての楽器の重要性は、そのように考えていますか?
【清水】 アルバムは生音が多いんですけど、やっぱり生音を入れたくなるんですよね。ギターにしろピアノにしろ、人が演奏している本物の音の温かみとか質感って、すごく生々しいし、僕が書いている歌は、そんな中で表現していきたい歌なんですよ。カッコ悪くてもいいから、自分の心の奥底にあるモノを取り出して叫んでいきたいという想いがあって、それがソウルミュージックであると僕は思っているので。だから生音の温かみはどうしても欠かせないものなんです。

――私がアルバムに対して感じた体温は、そういうところからきているんですね。翔太くんのカラダが求めているというか。
【清水】 ハイ。なので気づけば自然と生音がいっぱい入っていましたね。

10代の今の感覚でしか残せない歌

――なかでも「My Love」という歌はアコギ1本ですよね。
【清水】 これは、僕が13〜14才の頃に作った曲なんです。その頃はまだコード進行とか付けられなかったし、歌詞とメロディーをテープに吹き込んだだけだったんですよ。でも初めてちゃんと作った歌だったので、すごく覚えてたんですよね。で、トラックを作れるようになってから自分で作り直したときに、感覚ですけど、やっぱりシンプルなギターサウンドで歌いたいなと思って。

――その頃の自分の感覚をどう思いますか?
【清水】 かわいいと思いますけどね(笑)。すごくピュアというか、13才の感じだな〜と思います。ちょっと幼くて恥かしい部分もあるんですけど、それがそのときに自分が感じていたリアルだなと思うので、あまり変えずにそのまま歌いました。

――ピュアという言葉がピッタリですよね。
【清水】 ソングライターとして、シンガーとしても、10代の今の感覚でしか残せない歌ばかりです。

――Loveという言葉は、好きな言葉?
【清水】 好きというよりは、不可欠なものだと思うんです。恋だけじゃなくて、愛って常に自分の周りにあるものだから、表現してるのかもしれないですね。

――「My Treasure」という歌がアルバム全体を包んでいて、一番最後の「ソレゾレ」が、すべての想いを持って前に進んでいこうとしているような気がします。
【清水】 「ソレゾレ」は一番最後に持ってきたかったんですよ。10代のすべてはこの曲の中に描かれているんです。このアルバムすべての曲にいえることなんですけど、すごくピュアで、ひたむきで。だからこそ脆くて壊れやすかったり、弱かったり、くだらなかったりするんですよね。でもそれがすごく大事なことであり、すごく大事な時間でもあるんです。きっと20代の人も30代の人もみんな、10代をそう感じていると思うんですよ。これは、そういうアルバムなんじゃないかな。もっと大きな愛とか、そういうことは、もっとあとで歌えばいいやって思うんです。

――10代のままでいたいと思うことはありますか?
【清水】 ありますね。わかんないですけど、大人になるにつれていろんなことが現実になっていくんだろうなって思うんです。それってイヤだなって。なんとなくぼやけて見えてるほうが夢が見れたり、いろんな可能性を見出せると思うんですよね。まぁでも、子供のような大人になれたらいいなと思います。

(文:三沢千晶)

Release

Umbrella
清水翔太
2008/11/26[アルバム]
ソニー・ミュージックレコーズ
【初回生産限定盤DVD付】
価格:\3,300(税込)
品番:SRCL-6908/9
CD購入(Amazon) このCDについて語ろう!
【通常盤】
価格:\3,059(税込)
品番:SRCL-6910
CD購入(Amazon)

Profile

【生年月日】1989年2月27日生まれ
【血液型】O型
【出身地】大阪府
【尊敬するアーティスト】ダニー・ハサウェイ、マーヴィン・ゲイ、レイ・チャールズ

地元・大阪のスクールでゴスペルを学び、ソウルミュージックに魅せられたことをきっかけに作詞・作曲・アレンジを行うようになる。
2007年7月18日、デビューに先駆け、童子-Tのシングル「ONE LOVE feat.清水翔太 」に参加し、新人らしからぬ堂々たる歌唱にファンの間で話題になる。
2007年9月26日、セリーヌ・ディオンのトリビュートアルバム『セリーヌ・ディオン トリビュート』では、国内の実力派アーティストたちと肩を並べ、「I'M YOUR ANGEL」で加藤ミリヤと共に参加。セリーヌ・ディオン&R.ケリーによるオリジナルを独自の解釈で歌い上げ、日本人離れした、ソウルフルかつ圧倒的な歌唱力を印象付けた。
2008年2月20日、シングル「HOME」で待望のメジャーデビュー。新人ながら異例の初登場5位を獲得し、各方面より話題を集める。
2008年6月4日、シングル「アイシテル」をリリース。
2008年10月22日、シングル「My Treasure」をリリース。
2008年11月26日、アルバム『Umbrella』をリリース。

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