ORICON STYLE

2008年11月19日
歌詞には、私自身の実体験も織り込まれています

――「情熱の代償」は、ドラマ『ギラギラ』(ABC・テレビ朝日系)の主題歌としてもオンエア中ですよね。
【鈴木】 はい。でも、曲自体は主題歌に決定する前から、もう作ってあったんですよ。ただ、主題歌に決まった時点で原作も全部読ませていただいたし、曲の構成もテレビで流れたときにインパクトがあるように構築し直しました。

――そんな工夫が!だから、ドラマの中で聴いても印象に残るんですね。それに、ギターソロも、すごくドラマチック。
【井上】 僕は泣きのフレーズが得意って言ってるんですけど、今回のギターソロは、そこでそれまでの流れとちょっとだけシーンが変わるようなものにしたいなって思っていて。だから、別の空気を作ることを意識して弾きました。それと今回はサウンドが全体的にシリアスでクールなので、エレキの音で“情熱”のパートを表現している感じもあると思います。

――そう。これまでの2作と違い、「情熱の代償」は、せつなさのある仕上がりですよね。
【千紗】 最初に曲を聴いたときから、せつない感じのラブソングにしたいっていう気持ちがあったんです。自分が前の彼女に似てるっていう設定にしたのも、そのため。そのほうがせつなさが増すし、きっとそういう経験をされている方もいるはずだから、共感してもらえるかなって思ったんですよ。もちろん、その中には私自身の実体験も織り込まれています。<「ごめん」だなんてコトバ聞きたくなかったよ>っていう部分は、自分がそう考えていたことを思い返しながら書きましたから。

――この主人公は最後に別れを選択しますけど、それも好きだからこそですよね。
【千紗】 実は、この曲、歌詞を2バージョン作ったんです。今の形の主人公の女の子は、自分が前の彼女に似てるからつき合ったんでしょ?って彼に問い詰めた結果、壁ができちゃって別れてるんですね。でも、もうひとパターンのほうは真逆で、彼のそばにいられるだけでいいから何も問い詰めない。ただ、そっちも、何も言わないせいでわかり合えなくなって、結果的に別れることになっちゃったんです。つまり、どっちのパターンでも最後は“サヨナラ”になる。それが自分でも面白いなって思ったので、“答えはひとつ、サヨナラ”っていう締めになったんですよ。

ミュージックビデオのためだけに書いた歌詞が・・・

――なるほど。その別バージョンのほうも、機会があったら、ぜひ聴いてみたいです。
【鈴木】 別バージョンっていうわけじゃないんですけど、今回ミュージックビデオだけには3コーラス目のAメロが入ってるんですよ。
【千紗】 そうなんです。ミュージックビデオのためだけに書いた歌詞があるんですよ。
【井上】 ただし、テレビとかで流れるミュージックビデオには、そこは入っていない。シングルに入っているDVDを再生することでしか聴けないので、ぜひ、CD+DVDのパッケージを手に入れて欲しいですね。

――そして、今回の作品はダブルAサイドになるわけですが、2曲目の「ESCAPE」は「情熱の代償」とはガラッと雰囲気の違う爽快なナンバーですね。
【鈴木】 またまた実はなんですけど(笑)、この「ESCAPE」がGIRL NEXT DOORとして初めて作った曲なんです。しかも、これはバージョン13。オリジナルから歌詞も曲もちょっとずつ変わっていって、今の形になったんですよ。
【千紗】 携帯電話をモチーフにしていたのは最初から。でも、この曲が携帯電話のCMソングに決定したので、もっと強調しようと思って“11の数字”っていう言葉に変えたりしてみました。歌詞の内容は、彼から電話がかかってきて、会うまでの時間を細かく描写している感じです。『情熱の代償』が恋の終わりだとしたら、こっちは恋の始まりですね。

(文:高橋栄理子)
RELEASE
情熱の代償/ESCAPE【CD+DVD】

情熱の代償/ESCAPE【CD+DVD】
GIRL NEXT DOOR
発売日:2008/11/19[シングル]価格:\1,890(税込)
エイベックス・トラックス 品番:AVCD-31503/B
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情熱の代償/ESCAPE【CDのみ】

情熱の代償/ESCAPE【CDのみ】
GIRL NEXT DOOR
発売日:2008/11/19[シングル]価格:\1,050(税込)
エイベックス・トラックス 品番:AVCD-31504
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PROFILE

千紗(Vo)、鈴木大輔(key)、井上裕治(G)の3人組。
関西を中心にダンス活動をしていた千紗は、上京後にはダンス、ボーカル、演技などのレッスンを重ね、CMや映画・ミュージカルなどで経験を積んでゆく。鈴木大輔は、2002年8月day after tomorrowのキーボーディストとしてデビューし、現在は多くのアーティストへの楽曲提供と精力的な作家活動を行う。井上裕治は、サポートギタリストとしてプロになった後、自身のグループでメジャーデビューするが1年で解散。スタジオ、サポートギタリストを続けつつ、本格的に作曲活動に力を入れ始め、数々のプロジェクト、サポートに入りつつ現在にいたる。
2008年9月3日、シングル「偶然の確率」でメジャーデビュー。初登場3位を記録。
2008年10月8日、シングル「Drive away/幸福の条件」をリリース。
2008年11月19日、シングル「情熱の代償/ESCAPE」をリリース。