ORICON STYLE

2007年05月16日
abingdon boys school
Special Interview 第2弾は、超かっこいいモダン・ヘビィロック!!
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1. コメント映像 PLAY
2. PV「HOWLING」 配信終了

動画はWindowsMedia Playerで御覧になれます。


何らかの期待を持ってもらえているのであれば、いい意味で裏切りたい

――新曲の「HOWLING」、とんでもなく強烈な曲ですね!
【岸】 うん、すごい情報量ですよね。作曲は柴さんです。
【柴崎】 最初は漠然と“リフを主体とした曲にしたい”っていうくらいだったんですよ。だけど制作が進むにしたがって、どんどんカタチが変わってきて。
【西川】 プリプロの段階で、十分にブラッシュアップできたというか。(柴崎がつくった)原曲のポテンシャルをもとにしながら、他の3人(西川、岸、SUNAO)がどういうふうに加勢していけるか、というところですよね。1stシングル(「INNOCENT SORROW」)をリリースしたことで、何らかの期待を持ってもらえているのであれば、それをいい意味で裏切りたいっていう気持ちもあったし。

――疾走感あふれるビートのなかで、リズムとフレーズが複雑に絡みあってて。これ、めちゃくちゃ高度なテクニックが必要ですよね?
【柴崎】 そうですね。曲を作っているときも“このテンポのなかでこのフレーズをやるのは、ホントは無理なのかも”と思いつつ、“行ってしまえ!”みたいな感覚もあったので。
【SUNAO】 最初は“きついな、これ”って正直言って思いました。リズムを一つひとつ確かめながら、少しずつ掴んでいったというか。
【西川】 とは言え、個々のプレイヤビリティーだけに頼っているわけではないんですけどね。
【岸】 そう、サラッとやっているように聴こえるんだけど、“じつはすげえことやってるんだ?!”っていうのがカッコいいと思っているから。

──歌詞については?
【西川】 何かを得ようとすれば、何かを失う・・・たとえば音楽を作るときも、ポコッと出てくるわけではなくて、必死でひねり出したりもしているわけで。生みの苦しみっていうのは、いろいろなところにあると思うんですよ。たとえば恋愛だったり、人生だったり。全体的なテーマとしては、そういうところですね。

自分達がやりたいこと、かっこいいと思うことをやれば、必ずいいものができる

――なるほど。
【西川】 あとね、音がこういう状態だから、どうしても強い言葉が必要なんですよ。ありきたりの言葉だと、音に負けちゃうから。
【柴崎】 歌のなかにリズムがあるんですよね。それをアテにしているところもあるし。
【西川】 すべての音がすごい勢いで転がっているから。ますます、誰も歌い手のことを考えなくなってるような・・・。
【岸】 違うよ!ボーカルのことを考えているから、こうなってるんだよ。強い音にしないと、俺らが負けちゃうから。もっと柔らかいボーカルだったら、こういう音にはならないと思うし。

──4人の音がせめぎ合うことで生まれる緊張感。それがa.b.s.の魅力なのかもしれないですね。
【西川】 4人の音を含めて、バンド全体が唸りを上げているというか。タイトルを決めるときも、その感じをうまく言葉にできないかな、っていうことを考えていたんですよ。

──「INNOCENT SORROW」と「HOWLING」によって、a.b.s.の音楽性、世界観が少しずつ明確になってきましたね。
【西川】 毎回、記録更新していくわけですから。それがアルバムになったとき、どういうふうに聴こえるかっていうことも、それぞれがイメージしていると思う。自分達がやりたいこと、かっこいいと思うことをそのままやれば、必ずいいものができる。そういう自負はありますね。

(文:森朋之)
Release
HOWLING
abingdon boys school
2007/05/16[シングル]
\1,020(税込)
エピックレコードジャパン
ESCL-2943
CD購入(Amazon)
Profile
1996年、T.M.Revolutionとしてデビュー後、数々のヒット曲を世に送り出し、今年10周年という大きな節目を迎えた西川貴教による新バンドプロジェクト。
坂本龍一のコンサートツアーや、布袋寅奏のツアーメンバーとしても活動中の岸利至(Key& Programming)、WANDSの第1期メンバーとしてデビュー。その後は数々の作品で作曲、アレンジなどでも活躍中の柴崎浩(G)。T.M.Revolutionのツアーメンバーとしてはもっとも長く、レコーディングやライブなど、数々のセッションにも参加してきたSUNAO(G)、そして、西川貴教(Vo)の4人組。
“abingdon boys school”というバンド名には、“バンドやろうぜ!という志のもとに男子校の生徒4人が集まった”というコンセプトと、“音楽を楽しもう!という誰しもが音楽を始める時に抱く純粋な初期衝動”が込められている。
2006年12月6日、シングル「INNOCENT SORROW」(TX系アニメ『D.Gray-man』オープニングテーマ)をリリース。
2007年5月16日、シングル「HOWLING」(アニメ『DARKER THAN BLACK―黒の契約者―』オープニングテーマ)をリリース。
【過去の特集】
■シングル「INNOCENT SORROW」インタビュー
 『西川貴教による新バンドプロジェクト遂に始動!!』(2006/12/06)
■シングル「LOVE COOK」特集
 『シングル・ベストをリリースした彼の10年に迫る!』(2006/05/31)
■T.M.Revolution アルバム『UNDER:COVER』インタビュー
 『デビュー10周年は支えてきてくれた皆に恩返し!!』(2005/12/28)
■T.M.Revolution シングル「vestige-ヴェスティージ-」インタビュー
 『いつ死ぬか分からないからこそ、飛ばす!』(2005/08/17)