話題のTVドラマ『花より男子2』のイメージソングとして、リリース前から注目を集めている「Flavor
Of Life」が、宇多田ヒカルの2007年第1弾シングルとして、2月28日にリリースされる。
2006年9月に約6年ぶりに行った全国ツアー『UTADA
UNITED 2006』が終了したあと、宇多田ヒカルは約1ヶ月間のオフを過ごした。
【宇多田】 ホント、半分死んでた(笑)。ただただひたすらボケ〜っとしていて、ずっと寝てた・・・みたいな(苦笑)。あ、でもちゃんと遊んでたりもしてたよ。
ライブ以外のことは考えられなかったツアーは、体力的にも精神的にもかなり消耗の激しい日々だった。けれども、久しぶりにファンに会えたこと、みんなが自分を待っていてくれたこと、大きな声援や客席に溢れる笑顔は、「ホントにツアーをやって良かった!!」という幸せな思いを宇多田ヒカルの脳に刻んでくれた。とはいえ、ツアー後に何をしようかという計画(予定)は、ツアー終了時点では、何も決まっていなかったのだとか。そんな彼女の元に届いたのが、『花より男子2』のイメージソングの依頼だった。
【宇多田】 ちょうど「ぼくはくま」のCDに付く絵本を描いたあとで、それをスタッフに見せた日にその話を聞かされたの。“若い子も観てるし、いい話だと思うんだけど・・・”みたいな感じで聞いて、軽い気持ちで“うん”って言っちゃった(苦笑)。
「軽い気持ちで・・・」なんて宇多田ヒカルは言っているけれど、このドラマの原作コミック『花より男子』は、コミック誌で連載をしていた頃から大好きで、掲載誌だけではなく単行本が出るたびに買っていた“お気に入りのコミック”だったのだとか。
【宇多田】 だから、それがドラマになって、私がそのドラマの歌を作れるなんて「うわぁ〜私も出世したんだなぁ」なんて思っちゃって、快く引き受けました。
前作「ぼくはくま」は、アルバム『ULTRA
BLUE』を制作していた時期にすでに作っていて、レコーディングもその時期に終わっていたので、今回の「Flavor
Of Life」は本当に久しぶりに作った新曲になる。
【宇多田】 久しぶりに曲作りを始めるときっていつもそうなんだけど、あれ?どうやって曲を作るんだっけ?いつもどうやって作ってたんだっけ?ってなる(笑)。でもね、今回は案外すんなりできた。歌詞もコーラスの最初の部分がすぐにできたし、それこそ曲もサビとかコーラスのコード進行からうわ〜っと作って、あとは応用っていうか。すごくベーシックに、普通に作れた。
ドラマのイメージソングとして起用されているのは、シングルの2曲目に収録された「Flavor
Of Life 〜Ballad
Version〜」。いつもだったらアレンジまで手がける彼女だが、このバージョンでは彼女の作ったものをベースにしながらも、自分以外のアレンジャーに作業を委ねている。
【宇多田】 私はストリングスのラインをちょっと考えたぐらいで、アレンジらしいアレンジはしてなかったんだけど、それが逆に新鮮だった。あとバラードバージョンはピアノとギターとストリングスと一緒に、“せーの!”ってバンドみたいに同時録音したのね。意外にも私、同録って生まれて初めての経験だったんだよね。それもすごく新鮮だったな。
久しぶりの作品づくりや初めての経験、デビューして9年目に突入した宇多田ヒカルにとって、とても刺激的だったに違いない。
【宇多田】 でもね、2007年はどうしたいですか?って聞かれても、相変わらず毎度のことで、どうしたいっていうのがないっですね(笑)。ホント、そういう計画性がないんだよね(苦笑)。
(文:松浦靖恵)
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