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北海道ロケで紋別の夜を満喫!?

――本作はシリーズ第2弾ですが、初めて観る人も楽しめる配慮がなされていますよね! 【篠原】 そうですね。『アンフェア』はシリーズものですが、今回は今までとは全然違う『アンフェア』になっていて、いわゆる続編という感覚がまったくないんです。前作のパート1を観ていないとパート2がわからないということもないし、パート1を観ていなくても今回からのスタートで大丈夫です!というのは、雪平夏見の働く場所が変わって、北海道の紋別(もんべつ)からのスタートになっていて。これまでのレギュラー陣が出演していますが、新しいメンバーのなかからのスタートなので、新しい感触で観ていただけると思います。わたし自身も新鮮な気持ちで撮影していました。初めて観られる方にもおもしろく感じていただけると思います!

――地方ロケといえば土地の食事もお楽しみですが、紋別の夜は満喫できましたか? 【篠原】 はい(笑)。わたしは基本的に普段は外食をせず、撮影が遅く終わって忙しいときなどもチャチャッと食べる程度ですが、基本的にはお家派なんです。でも今回はほぼ外食になってしまって(笑)。バランスよく食べないと太っちゃうかなあと心配していましたが、北海道は海鮮ものがメニューに多くて、代謝がいい食事ばかりだったので、太ることはなかったですね。だから、紋別では毎晩のように食事に出かけていましたね。

――確か「はまなす通り」で撮影もされていましたよね?演歌が街中に流れている(笑)。 【篠原】 行きましたね〜(笑)。行きつけの赤ちょうちん屋さんやお寿司屋さんができたり、いつも同じお店に行って、街の人たちによくしてもらってありがたかったですね。本当はダイエットしようと思って、絶対に外食しないように決めていたんですよ(笑)。お付き合いも避けて、冷蔵庫満タンにして、体のためにホテルに閉じこもろうと思っていましたが、結果的に食事が美味しいので外に出ていましたね(笑)。そんな北海道ロケでした(笑)。

――今年の2月に今回の撮影現場へお邪魔しましたが、ときにマイナス近く気温が下がっているなかでも、見学に来たファンの方への気遣いを忘れない篠原さんの姿が印象的でした! 【篠原】 実は(ロケハンなどの関係で)、はまなす通りの人たちはわたしたちが紋別に来ることを先に知っていたんです。ですのでキャーっと騒ぎになることもなく、温かく迎えて頂き、普通にしていられたのでとても過ごしやすかったです。撮影も落ち着いてこなすことができました。

人生において不器用でおろそかなこと

――ところで、今作の男性陣で篠原さん個人として好きなキャラクターは誰でしょう? 【篠原】 寺島(進)さん演じる山路(哲夫)さんですね。心が大きくて、ぼくとつとしていて、寡黙で優しい人。蓮見を守る姿を観たときにそう思いました。香川(照之)さん演じる佐藤和夫も家族思いの設定で、一緒にいると気持ちがほんわかするような、守ってくれるような人という感じでいいですよね。反対に山田(孝之)さんが演じたようなエリート検事は好みではないです。山田さんは大好きですが、検事の村上(克明)は苦手(笑)。何を考えているかわからなくて、影がありすぎなので怖いです。あの怖さには、近づきにくいものがありますよね。それは大森(南朋)さん演じる結城(脩)も、佐藤浩市さん演じる一条(道孝)も同じでした。そういう意味でも今回は彼らの表情に注目してほしいです。

――さて、約4年ぶりに雪平夏見を演じたことで、何か新しい発見などはありましたか? 【篠原】 自分で言うのも何ですが、一生懸命で真っ直ぐなところが私と同じだなと思いました。夏見は父親が何かの事故で亡くなって、その解明のために刑事を目指し、その答えが見つからないから一生懸命本当の悪を突き止めるために今でも追っている。そのことを考えて刑事をしているけれど、人生の他のことが不器用でおろそかですよね。人付き合いや、子育てに料理などの家事、旦那さんを大事にすることもできない。実はわたしにも似たようなところがあって(笑)、仕事には一本気で臨むけれども、プライベートと両立することが下手なんです(笑)。そういう意味では、夏見に共感するポイントは多いですね。

――改めて今、『アンフェア』最新作を届けられる想いなどを最後にお願いいたします! 【篠原】 『アンフェア』は長年携わってきた作品なので、わたし自身の気持ちがこもっている作品です。それを4年ぶりに皆さんのところへお届けできることは、プレッシャーでもありましたが、完成した作品を初めて観たときに、スタッフ、キャスト、皆さんの力が集まっているパワフルな作品に仕上がっていたので、早く皆さんに届けたいという気持ちになりました!じっくり観ていただきたいと思いますし、それと映画のエンドロール!事件にまつわる大事な情報が示されているので、場内が明るくなるまで帰らないでください(笑)。

(文:鴇田 崇/撮り下ろし写真:原田宗孝)

PROFILE

篠原涼子
1990年、東京パフォーマンスドールのメンバーとしてデビュー。2001年頃より本格的に女優に移行。
2005年、ドラマ『ウーマンズ・ビート ドラマスペシャル 溺れる人』で放送文化基金賞番組部門個別分野演技賞を受賞。『アンフェア the movie』でギャラクシー賞個人賞を受賞(2007年6月)。幅広い役柄を演じる女優として高い評価を受けている。

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MOVIE

アンフェア the answer

STORY:
元警視庁捜査一課で検挙率ナンバーワンを誇った刑事・雪平夏見は、北海道・西紋別署刑事課に勤務し、平穏な暮らしを送っていた。一方、東京都心では、体中に釘が撃ち込まれる猟奇的な連続殺人事件が世間を震撼させていた。そんななか、雪平の元夫でフリージャーナリストの佐藤和夫の指紋が被害者の死体遺棄現場で見つかり、佐藤は指名手配される。やがて佐藤は雪平の前に現れ、警察裏組織の機密情報が入っているというUSBメモリを雪平に手渡した……。

監督・脚本:
佐藤嗣麻子
出演:
篠原涼子 佐藤浩市 山田孝之 阿部サダヲ 加藤雅也 吹越満 大森南朋 寺島進 香川照之

2011年9月17日(土)全国東宝系ロードショー
(C)2011 アンフェア製作委員会

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