ORICON STYLE

第4回:加藤あい
大人げなかったリアルな夫婦バトル!?

シリーズ1作目『海猿』で仙崎大輔と環菜は出会い、その後、遠距離恋愛を経てゴールイン。そんな大輔と環菜の恋愛、結婚、生活……ふたりが育ててきた愛もこのシリーズの見どころのひとつ。シリーズを通して環菜を演じる加藤あいが新作『BRAVE HEARTS 海猿』で意識したこととは?あらためて感じた仙崎大輔の魅力、夫婦で張り合ったというバトルも語る!

[4作目での意識]環菜と一緒に年を重ねてきたからこそ

 シリーズ1作目の『海猿』にはじまり、10年近くこの作品と環菜という役と一緒に過ごしてきました。自分が年を重ねていくように環菜も作品のなかで年を重ねていく。環菜と一緒に年を重ねてきた感はありますね。なので、今作で環菜を演じるにあたって、何か特別な役作りをしたり、特別な成長を見せようというのはありませんでした。

 ただ意識したのは、前作でも息子の大洋くんは登場しているんですが、赤ちゃんだった彼がもう3歳になっていて、環菜のお腹には2人目の子どももいる。母になり、守るべき存在ができたことによって生まれる強さは表現したいなと。大輔くんが危険な現場で命をかけていることに対しては、以前と同様に不安はぬぐえないけれど、ただ不安でいるのではなく、自分が守らなければならない存在がいる、そういう母としての強さを意識しました。これまでは泣いてばかりいた環菜ですが、今回はそういうシーンは少ないんです。

[家族を演じる裏側]伊藤英明との夫婦バトル勃発!!

 大洋くんとのお芝居をするにあたって、伊藤(英明)さんも私もいかに大洋くんと仲良くなれるかが大切だと思っていて、どちらがより大洋くんになついてもらえるか競い合っていました(笑)。お互いモノ攻撃にはじまって──おもちゃやお菓子をあげたり、彼が好きなキャラクターで一緒に遊んだり、そのキャラクターの名前を必死に覚えたりして、私たち大人の方が大人げなかったですね(笑)。

 そういうなかで「ああ、家族っぽいな」と思ったのは、伊藤さんとは体を張って遊ぶというか、アクロバティックなんです。嬉しそうに体ごとぶつかっていくんですね。一方、私と遊んでいるときは「抱っこ!」「環菜ママがいい!」って寄って来てくれて、(父と母それぞれへの甘え方が)とにかくかわいいんです。撮影中は、つねに大洋くんの好きなお菓子を衣装のポケットにしのばせておいて、集中力が切れかけたり、退屈になりかけたり、眠くなりそうだなっていうときに、お菓子を渡して一緒にがんばっていました。

[女性目線のカッコよさ]強いだけじゃない、仙崎大輔の本当の魅力

 完成した映画を観て大輔くんの魅力を再確認しました。とくに冒頭のシーンを観て「ああ、やっぱり大輔くんというか、伊藤さんはものすごくカッコいいんだな」って思ったんですよね。力強さだけじゃなく、真っ直ぐで熱い情熱、一生懸命さもカッコいい。でも、彼の魅力ってそういうところだけではなく、オフのときの少年っぽさ、無邪気さがすごく魅力的なんです。

 ドラマシリーズで環菜がまだ働いていたころ、環菜の上司の冬柴(鈴木一真)さんと一時いい関係になりそうになることがあったんです。冬柴さんはすごく紳士で優しい男性だけれど、環菜は彼ではなく大輔くんを選んだ。それは、大輔くんのような人と一緒に肩を並べて、冗談を言い合ったり、喧嘩したり、笑い合ったりする、その関係がいいと思ったんですよね。今回も吉岡くん(佐藤隆太)とのシャワーシーンや、大輔くん、環菜、吉岡くん、美香ちゃんと食卓を囲むシーンで、相変わらずくだらないことをやっているなぁと思いましたけど(笑)、見ていて微笑ましくて。強さと無邪気さ、その両面を持ち合わせているところが大輔くんの魅力なんだと改めて思いました。

[BRAVE HEARTS]自分以外の誰かを“想う”ということ

 ジャンボジェットの救助にあたっている海猿のみんなの行動はもちろん勇気ある行動ですが、加えて感動したのは民間船の人々の奮闘です。自分たちとは直接関係のない、知らない人たちのために何かアクションを起こす、それってとても勇気ある行動、ものすごい優しさですよね。自分以外の誰かのことを“想う”ということが、こんなにも大きな力に変わっていくのかと感じました。私自身も──新しい仕事、新しい作品に入るときは決まって緊張して不安になるけれど、今回のストーリーから勇気をもらったりしました。

[ちょこっと夏トーク!!]外でスイカ、ビール…夏の夜が好き

 夏の夜が好きなんです。蒸し暑い日もありますけど、風に涼しさもあって、夏の夜って気持ちいいじゃないですか。花火をしたり、外でスイカを食べたりビールを飲んだり……夏の夜にそうやって過ごすのが好き。ただ、女性としては、肌の露出が増える季節でもあるので、運動をもう少しがんばろうかなと(笑)。あと、夏に限らず、美容のためにお水をよく飲むように心がけています。硬水と軟水を飲み別けたり、酵素ドリンクを飲んだり。最近はグリーンスムージーを作って飲んでいます。

(文:新谷里映/写真:片山よしお)

(メイク:面下伸一/スタイリスト:鈴木のり子)

PROFILE

加藤あい 1982年12月12日生まれ、愛知県出身。
1996年、デビュー。以降、テレビドラマを中心に活躍し、多くのCMにも出演する。最近の主な出演作に『聖なる怪物たち』(テレビ朝日系)NHK大河ドラマ『平清盛』などがある。今夏はフジテレビ木曜劇場『東野圭吾ミステリーズ』に出演予定のほか、今後の映画待機作として作家・綾辻行人の傑作ミステリーが原作の映画『アナザー』(8月4日公開)がある。

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BACKNUMBER

■第7回:佐藤隆太(吉岡哲也) 『僕を突き動かしてくれる原動力』(最終回)
■第6回:仲里依紗(矢部美香) 『恥ずかしかった!? 事情ありの恋人役!!』
■第5回:伊藤英明(仙崎大輔) 『10年続けたから描けた 家族の絆と勇者の成長』
■第4回:加藤あい(仙崎環菜) 『大人げなかったリアルな夫婦バトル!?』
■第3回:三浦翔平(服部拓也) 『ほかでは体感できない勇者たちの空気』
■第2回:羽住英一郎監督 『4作目の挑戦!いつもの直球勝負で感動のゴールへ』
■第1回:臼井裕詞チーフプロデューサー 『興行成績以上の大きなプレッシャー』

作品情報

BRAVE HEARTS 海猿

BRAVE HEARTS 海猿  海上保安官・仙崎大輔(伊藤英明)は長年のバディ・吉岡(佐藤隆太)とともに、最高レベルのレスキュー能力を持つ特殊救難隊の一員として海難救助の最前線にいた。そんな彼らの前に、シドニー発羽田行きのジャンボジェット機のエンジンが爆発炎上、東京湾へ海上着水する大事故が発生。しかもその機内には、吉岡の恋人でキャビンアテンダントの美香(仲里依紗)が乗っていた。
 沈没までの残された時間はわずか20分。果たして大輔たちは、乗員乗客346名全員を無事に救出することができるのか!? そしてその先には、誰もが予想だにしていない事態が待ち受けていた……。

チーフプロデューサー:臼井裕詞
監督:羽住英一郎
出演:伊藤英明 加藤あい 佐藤隆太 仲里依紗 三浦翔平 平山浩行 伊原剛志 時任三郎

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