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【upcoming】10/2付週間CDランキング、『コンフィデンス』編集部ピックアップ6作

 最新10/2付オリコン週間ランキングから、TOP20位圏内には入らなかったものの、CDセールスやデジタル配信で注目すべきチャートアクションを見せた作品を、週刊エンタテインメントビジネス誌『コンフィデンス』編集部のメンバー6名が各目線でピックアップ。これから注目すべきアーティスト、話題作の動向を紹介する。

黒木渚「解放区への旅」/シングル24位

文学性の高い歌詞で注目の黒木、1年5ヶ月ぶりの新作
 黒木渚のシングル「解放区への旅」が、週間ランキング24位にランクインした。10年からバンドとして活動していた黒木は、14年よりソロとして活動をスタート。人間の持つ生々しさと文学性の高い歌詞で注目を集めている。本作は、1年5ヶ月ぶりの新作。表題曲は、活動休止を乗り越え前に向って進もうとする気持ちを歌った旅立ちの歌。このほか、昨年夏公開の映画『全員片思い』主題歌として書き下ろした「灯台」や、活動休止中に書いた「火の鳥」と「ブルー」を収録。黒木の心情が映し出された1枚。

水雲-MIZMO-「帯屋町ブルース」/シングル86位

3声で聴かせる斬新なスタイル、演歌の新しい楽しみ方を提示
 3人組女性コーラスグループ、水雲-MIZMO-のデビュー曲「帯屋町ブルース」が、9月6日の発売から3週目のランキングで自己最高の86位まで上がってきた。曲はいわゆるご当地演歌だが、3声で聴かせるスタイルがとにかく斬新。コーラスアレンジは決して難しくないが、「おお」と思わせる聴かせどころがきちんと用意されているので、カラオケで盛り上がる女性3人組の姿がすぐに思い浮かぶ。忘年会シーズンを迎えるにあたり、演歌に対するそんな新しい楽しみ方を提示できるかで、ヒットにつながる予感も。興味深い1曲だ。

Halo at 四畳半『Animaplot』/アルバム49位

ブレイクを予感させる温かく力強い王道ギターロック
 4人組バンド・Halo at 四畳半(ハロアットヨジョウハン)の3rdミニアルバム『Animaplot』が、週間アルバムランキング49位にランクインした。メロディーと歌詞の輪郭がはっきりした王道のギターロックだが、とっつきやすく、かつ印象に残る、温かさと力強さが共存した表情豊かなサウンドで存在感を示している。これまでに15年の1stミニアルバムが73位、16年の2ndミニアルバムが53位と順位を上げ、今作でTOP50圏内へ。一般層に刺さりそうな入り込みやすいサウンドは、1つのきっかけで飛躍しそうなポテンシャルの高さを感じさせる。

踊ろうマチルダ『新しい夜明け』/アルバム59位

どこか懐かしいアイリッシュトラッド
 ブリテン諸島など北ヨーロッパ周辺の音楽をルーツに持つ、踊ろうマチルダのオリジナルアルバム『新しい夜明け』が、週間ランキング59位を獲得。活動10年にして初TOP100入りした。ライブハウスやカフェ、パブなど、全国をくまなく廻るツアーを中心に歌を届けてきた彼の名が世に知られたのが、12年放送のNHKドラマ『とんび』のエンディングテーマになった「箒川を渡って」。懐かしさも感じさせるアイリッシュトラッドと叙情性のあるハスキーボイスが魅力。本作ではハーモニウムやシュルティボックスなども弾きこなす演奏者としての表現力の高さも示している。

RAY『レイシング』/アルバム60位

路上ミュージシャンを経たレゲエ・シンガー
 YouTubeの動画総再生数600万回超えを記録する、大阪・堺出身のレゲエ・シンガー、RAYのメジャーデビューアルバム『レイシング』が、週間ランキング60位に初登場した。父親の影響で幼少期にギターをはじめたRAYは、学生時代にシンガー・ソングライターとして路上ライブをしていた経験を経て、レゲエ・シンガーに転向した異色の経歴の持ち主。そのバックボーンがあるためか、レゲエというジャンルに特化しながらも、実に多彩な音楽センスを発揮しており、本作ではそんな彼の魅力をしっかりと確認することができる。「アイライフ」(2月)、「鼻歌」(7月)の両配信シングルも収録。

ARCAREAFACT『エンブレム』/アルバム92位

音楽ゲームアプリの人気バンド
 ARCAREAFACTのミニアルバム『エンブレム』が、週間アルバムランキング92位にランクインした。サンリオが展開する音楽アプリゲームやアニメ、2.5次元ミュージカルなどのキャラクタープロジェクト「SHOW BY ROCK!!」に登場する4人組バンド。「マイラスファイ」、「エンブレム」などキャッチーでメロディアスな楽曲はどれも耳なじみがよく、音楽ゲームとの相性抜群。Yugo IchikawaやHAMAkgnら、ゲーム音楽を多数手がけるフェリオン所属の気鋭クリエイター陣の本領が存分に発揮されている。メインボーカルを務める小林裕介ら、声優の歌唱も好印象。
(『コンフィデンス』 17年10月2日号掲載)

提供元: コンフィデンス

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