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音楽もアニメも…活動はすべてスマホ上! プロジェクト完結にnowiseeが心境を語る!!

 関わった音楽作品の総セールスが1,500万枚を越える一流クリエイター6人(作曲家、プレイヤー、シンガー、映像作家など)によるユニットnowisee(ノイズ)。スマートフォン専用アプリをプラットフォームにしながら、音楽、映像、ノベル、コミック、ボイスドラマなどのメディアを連動させた活動を展開してきた彼らが、約2年間におよぶ『52Hz』プロジェクトを完結させた。プロジェクト前半の12曲を収めた1stアルバム『掌の戦争』(2016年8月)、そして後半の13曲を収めた2ndアルバム『reALIVE』(2017年8月)には、壮大なストーリー、ジャンルレスな音楽性、深いメッセージ性を備えた歌詞など、このユニットの特性がバランスよく示されている。“生きる意味とは?”という切実なテーマを描き切った『52Hz』プロジェクトは、音楽ファン、アニメファンを中心に大きな反響を集めた。新しいエンタテインメントの在り方を提示したnowiseeの2年の活動について、ギターのMinimum Root、ボーカルのStrange Octaveに聞いた。

「スマホ1台ですべて楽しめる」、現代ならではの構想は最初から

――2015年8月からスタートした『52Hz』プロジェクトが完結しました。nowiseeの活動も一旦終了となるわけですが、当初から2年間という期限を決めていたんですか?
Minimum Root はい。アートワーク担当の残酷toneとnowiseeの元になる物語のアイデアを話し合っているときに、「死なない人間は幸せを感じることができるか?」というテーマがあって。それを表現するためには、「このプロジェクトには終わりがある」という前提にするべきだなと思いました。

――やはり“物語”が先にあったんですね。
Minimum Root 残酷toneとは以前から、「物語ありきでバンドをやってみたい」という話はずっとしていたんです。その頃、別々に活動しようとしていたバンドが合体して出来上がったのがnowiseeで、楽曲、映像制作、マスタリングまでメンバーだけで完結できるバンドは唯一無二なんじゃないかと思います。スマホ1台ですべて楽しめるという構想も、最初からありました。

Youtubeの反響に驚き!「動画サイトと親和性が高いと実感」

――nowiseeはスマホ専用アプリを通して作品を発表。アニメ、ノベル、コミックなど複数のメディアを連動させながら活動を続けてきました。ライブではなく、スマホを使った活動を選んだのは?
Minimum Root 僕を含めてメンバー全員が様々な音楽の仕事をやっていて時間がなくて、「ライブをやるから観にきてください」というプレゼンの手法が取れなかったんです。ボーカルのStrange Octaveも珍しいタイプで、人前に出て歌うのが苦手なんですよ。
Strange Octave (笑)私は以前やっていた別のバンドが活動休止になった後、Minimum Rootに「仮歌の仕事はないですか?」と連絡を取ったのが、nowiseeに参加したきっかけ。歌に対する自信をなくしていた時期だったんです。
Minimum Root それも含め、自分たちのウィークポイントを逆手に取った活動をやってみようと思ったんです。発想の転換ですね。

――結果的には大成功。活動スタートと同時に動画サイトを中心に大きな注目を集めて。
Minimum Root 最初に僕らがリスナーの目に触れたのは、Youtubeだったのですが、発表した途端に反響があったのは驚きました。とても好意的なコメントが多くて、このバンドは動画サイトと親和性が高いんだと、そのとき初めて実感しました。

若いリスナーの共感を得たのは「キャラクターを通して表現したから」

――映像のクオリティの高さ、「音楽なのか? 映画なのか?」という謎めいたところも興味を引いたと思います。その後は毎月8日新曲のMVを24ヶ月連続で公開。楽曲もストーリーに沿って制作されたんでしょうか?
Strange Octave よく言われるんですけど、実はそこまで意識していないんです。歌詞は私が書いていて、個人的なストレスや、普段生活しているなかで感じる違和感なども含まれていて。nowiseeの物語も人間の内側を描いているので、自然とリンクすることが多かった。その後、残酷toneが「この歌詞はこのキャラクターに合う」と結びつけてくれて、MVを制作してくれたんです。

――Octaveさん自身の感情や作家性が反映されているんですね。
Strange Octave あくまでも、楽曲を主体にしたいという気持ちもあったので。ただ、私は基本的に楽観的なタイプなので、常に「生きるとは?」みたいなことを考えているわけではないんです。nowiseeに参加したことで(歌詞のテーマとして)そういうことを考えるようになったし、いい経験ができたなと思います。
Minimum Root 正体がわからないというのも良かったんだと思います。Octaveが生身の姿で「生きる意味とは?」と歌ったら、シリアスすぎるかもしれない。アニメーションのキャラクターを通して表現したからこそ、今の若いリスナーに伝わったんじゃないかな。それも後になって実感したことですけど。

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