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ORICON NEWS
BoA『忙しいアナタへ――リフレッシュも重要!?』
働く女性へ――背中を押してあげられるような歌
BoA自分に自信を持とうとか、自由になって素直に生きていきましょうとか、自分のための時間をつくりましょう的なメッセージが入っていて。忙しくてもちょっと外に遊びに出たりしませんか?っていう。そういうときに背中を押してあげられるような歌ですね。
――仕事で忙しくて、せっかくの休みも家でダラダラ。そんな女性は最近多いと聞きます。
BoA働く女性が増えているのは、できる女性が増えているっていうことだと思うから、それはいいことだと思うんです。だけど、仕事に潰されないようにしないとなって思うんですよ。そういう女性には仕事好きな人が多いのかもしれないけど、ちゃんと働けるように自分のコンディションをいい状態でキープするためにはリフレッシュが必要なんじゃないかなって思うから。そんなリフレッシュのひとつの方法として、外に出掛けてストレス発散するのもいいんじゃない?っていう歌なんですよね。
――歌っていてグッときた歌詞はどこですか?
BoA<フィジカルが弱い メンタルなんてもともと弱い>っていうところは“あるある”というか、共感を呼ぶリアリティーがあるんじゃないかなって思いました。これは女性に限らず、大人ってそうじゃないかなって思うから。
――「Shout It Out」のミュージックビデオ(MV)のポイントは?
BoA一番はパフォーマンスを格好良く見せること。そこにポイントを置いて作りました。あとはみんなでワイワイしてるところもポイントですね。
――衣装は2パターンありますが、それぞれどんなコンセプトなんですか?
BoA黒をベースにしてる方はスタイリッシュ&スマート。ダンスをきっちり見せたかったので白と黒の世界でシンプルに、でも少し異空間な感じで見せたかったんです。もうひとつのカラフルな方はポップな感じ。クール&パーティーっていうコンセプトですね。
――ミュージックビデオには、約50名のエキストラが参加していますね。そんなに多くのエキストラとの共演は初めてですが、撮影はどうでしたか?
BoA楽しかったですよ。後ろでワイワイしてる方たちからもらうエネルギーもありますし、曲自体すごく楽しいし。振付師さんたちの盛り上がり方も面白かったし、本当みんなでワイワイでしたね。
――バックダンサーが女性のみ、というのはすごく久々ですよね。
BoA今まで男性と踊ってたのは迫力を出したかったからという理由が大きいんです。だけど、今回のダンサーさんたちはとてもパワーがあってスキルも高かったし、女性だけっていうことでフェミニンな雰囲気も出せて。男女両方の欲しいテイストを見せることができて良かったなって思ってます。
今年は日本での活動がもっと増えていくと思う!
BoAフォーメーションも難しいんですけど、振りもキレとゆるさの両方があるものだから、そのメリハリを表現するのが一番難しかったですね。単純にバキバキ踊るだけじゃなくて、踊りに味を出すためのゆるさをバランス良く表現しなきゃならないから。
――パワフルさとしなやかさの共存。静と動のコンビネーションがポイントっていうことですね。
BoAそう。サビも派手に動くところもあれば、首だけ動かしてるところもあったり。たぶん今回の振りを男性だけでやると表現できない部分があるんですよ。サビに入る前も女性っぽいリズムの取り方になってたりするし、体のラインとか動きのラインが女性っぽいんですよね。
――2曲目「close to me」は、透明感があるミディアムバラード。切なくも情熱的な曲ですね。
BoA最初に聴いたときはちょっとカントリーっぽい感じもあるなって思いました。テイラー・スウィフトみたいな感じだなぁって。
――Dメロからラストのサビにかかる部分の歌は情感たっぷりで特にグッときました。メロディーがなめらかに繋がるアレンジも印象的でしたし。
BoAこの曲、一番のサビではファルセットを使ってるんですけど、二番のサビから地声にしようか、Dメロのあとのラストのサビから地声にしようか迷ったんです。最終的にはラストのサビから地声にしたんですけど、そっちの方がスムーズに盛り上がれて良かった。でも、大変でしたよ、音程のレンジが広いから。その最後のところはすごくキーが上がりますし。
――歌詞のテーマは深愛という感じでしょうか。ふたりで寄り添っていたい、あふれだす愛がとまらない!みたいな内容ですよね。
BoA相手の男性のことが好きで好きでみたいな。こんなに素直に「一緒にいたい」って言える女性は可愛いなって思いました。私はそういう性格じゃないのでうらやましい(笑)。
――日本では昨年から音楽活動が活発になっていますが、最後に日本のリスナーにメッセージをお願いします。
BoA今年は日本での活動がもっと増えていくと思います。4年以上空いてるので、そろそろアルバムも作っていきますしね。いろいろ活動をしていくので、楽しみにしてもらえたらうれしいです。
(文:猪又 孝[DO THE MONKEY])
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