オリコンニュース

SixTONES『YOUNG OLD』映像化 「ライブの今」を追求してきたからこそ放てる黄金の輝き

 2025年のSixTONESを色で例えるならば、間違いなく「GOLD」だ。デビュー5周年を迎え1月15日に5thアルバム『GOLD』をリリース。1月24日からは、そのアルバム『GOLD』を引っ提げたグループ初の5大ドームツアー『YOUNG OLD』をスタートさせ、5都市13公演で61.5万人を動員。ドームツアー中の4月6日からは、冠番組『Golden SixTONES』(日本テレビ系)のレギュラー放送もスタート。音楽的評価も、バラエティでの評価も爆上がりの1年だった。

SixTONES『YOUNG OLD』

SixTONES『YOUNG OLD』

SixTONESがもっともギラギラ輝くのはライブ

 キラキラというよりは、ギラギラという形容詞が似合うSixTONES。そんな彼らがもっともギラギラ輝くのがライブだ。テレビで見るバラエティでのSixTONESも仲よしで面白いが、やはり彼らの最大の魅力は音楽。そんな彼らの音楽的な進化と深化を可視化できたのが、5大ドームツアー『YOUNG OLD』だ。

 ツアータイトル『YOUNG OLD』には、「老若男女(=YOUNG OLD)にとってGOLD(輝く、一番、金メダル級)なライブにしたい」という願いが込められているという。この『YOUNG OLD』ツアーを10月29日リリースのBD/DVDで振り返りながら、SixTONESのライブの魅力を紐解いていこう。

 まずは、ステージ構成。オープニングの「Golden」でメインステージに浮かび上がったのは、巨大で金ピカな宮殿「GOLD殿(ゴールデン)」。そのドセンターにいる金の特大コブラに揺られてSixTONESの6人が登場。握られたマイクまでもが金ピカだ。花火や炎などの特効がバンバン上がり、レーザーが飛び交う、ド派手で景気のいい幕開けにテンションが上がる。

 「Dance All Night」では、センターステージが上昇。これだけだったらまぁ普通なのだが、このセンターステージに伸びる花道が、なんと三角形や六角形に変形して“ムービング花道”となるのには驚かされた。六角形というのが、またいい。6人の原石がダイヤモンドとなる…という物語性も感じさせる。

 さらに「ABARERO」からは、広いドームの外周を蛇をかたどった海賊船型の巨大フロートでスタンド席の近くへ。ゴールドラッシュを狙い航海に出る男たちの勢いは熱気を引き起こし、どの席のファンも置いていかないSixTONESの気概を感じさせる。会場が大きくなるのに比例して、SixTONESとファンの熱量もどんどん大きくなる。

 もちろん、一番大事なのは、音楽とパフォーマンスだ。ド派手なオープニングからテンポを高めていったかと思うと、「Dance All Night」でムードを変えて、彼らにとってエポックとなった「こっから」で前半のピークポイントを形成。基本、リズムに乗りながら自由に動いているが、「Waves Crash」や「Dance All Night」のイントロ、「こっから」のサビなど、全員揃って振付を踊ると、急にアイドルらしいキラキラが見えるところも彼らの魅力だ。

 前年の『VVS』ツアーから生バンドを導入したが、『YOUNG OLD』ツアーではそのバンドとSixTONESの相乗効果が一層高まり、SixTONESをよりグルーヴィーに、より情熱的に、そしてより自由にさせた。SixTONESがアイドルの枠に留まらず、音楽をライブで届けるアーティストであるという印象を持たせるためにも、生バンドの存在は大きな意味を持つ。ライブに生バンドを導入して以降、フェスへの参加が増えているのもSixTONESがアーティストとして認められているという証だ。

 オープニングの「Golden」からロックとダンスが入り混じったアレンジで盛り上げ、「Don't Know Why」からは、バンドをフィーチャーしたセクションに。「Curtain Call」と「ここに帰ってきて」はバンドメンバーもメインステージに出て、アコースティックバージョンでじっくりと歌を聴かせる。アルバム『GOLD』自体、「Fiesta」(湘南乃風)、「Underline」(Kroi)、「恋のバタリアン」(マキシマムザ亮君/マキシマム ザ ホルモン)、「WE ARE ONE」(Colin Brittain/LINKIN PARK)とアーティストの提供楽曲が多いだけに、バンドとの相性はバツグンだ。

「今この瞬間を輝かせる」ために、「混在した美学」を提示

 DVDに収録されているのは「Curtain Call」だが、ここは会場ごとに楽曲を変えている。福岡の「セピア」、大阪の「Tu-tu-lu」、北海道の「Make up」、愛知の「NEW WORLD」のアコースティックバージョンは、BD/DVD【通常盤】に特典として収録されている。【通常盤】にはさらにツアーの打ち合わせからバンドリハーサル、ゲネプロの様子などを記録したツアードキュメント「DOCUMENT “YOUNG OLD”」も収録されているので、ライブと向き合うSixTONESの姿を見ることができるのも、DVDならでは。

 バンドサウンドでアーティスト感を漂わせたかと思えば、「Strawberry Breakfast」や「Cat Call」のようなかわいい曲もやってくれる二面性も魅力的。また今回は、松村北斗と森本慎太郎の「Don't Know Why」、ジェシーと京本大我の「You are the only one」、地優吾と田中樹の「PARTY ANIMAL」というユニット曲も披露されたが、ユニットだけが固められるのではなく、各所にちりばめられ、曲と曲をグラデーションする役割を果たしてセットリストを美しく仕上げていた。

 今回BD/DVD【初回盤】には、SixTONESのライブ映像商品初の試みとしてこの東京公演の最終日の全楽曲をライブ音源として収録した特典CDが付属する。映像でも音でも、『YOUNG OLD』をとことん楽しめるのが嬉しい。

 さらにファンを喜ばせるのは、彼らの仲の良さだ。さっきまでステージの上でオラオラしていた大男たちがちんまりと集まってわちゃわちゃ仲良くトークしているのを生で見られるのもライブならではのお楽しみだ。MCパートが長すぎて、スタッフに強制終了されてしまうという前例のある彼ら。『YOUNG OLD』ツアーでも1時間もしゃべっていたというが、サスガにDVDでは編集されている。DVDに収録されているMCパートの見どころは、「水分補給」ネタ。松村がドリンクを取りに行くところで、毎公演スタッフも一緒になって手の込んだネタを仕込んでいたのだそう。こういう遊び心が、バラエティでの高評価にも繋がっている。

 DVD【初回盤】には、ツアー初日の東京ドーム公演1日目からバンテリンドーム ナゴヤで行われたツアーファイナルの愛知公演2日目までの全13公演のMCダイジェストに加え、ライブ映像をメンバー6人で鑑賞しながら、感想や思い出、裏話等をトークする「ビジュアルコメンタリー」特典ディスクが付属しているので、よりわちゃわちゃが楽しめる。

 メンバーそれぞれが歌唱、ダンス、トーク、演出で光を放ち、6人で一つのステージを作り上げているSixTONES。彼ら自身も「若さ(YOUNG)=未熟/これから」と「年齢/経験(OLD)=成熟/包容」の両輪で走っている。『YOUNG OLD』ツアーを通してSixTONESは、「今この瞬間を輝かせる」ために、若さだけでも年齢/経験だけでもない「混在した美学」を提示した。ライブとは、「過去の積み重ね」でも「未来の希望」でもなく、「この場」「この時間」でしか共有できない輝きだ。彼ら自身がそれを理解し、演出・音楽・ファンとの関係性すべてにおいて「ライブの今」を追求してきたからこそ、ドームツアーという大きな舞台でも黄金の輝きを放てたのだ。

 DVDは、4公演行われた東京ドーム公演最終日(1月27日)を映像化。2025年のリーダー(SixTONESは毎年、年明けの瞬間にじゃんけんでその年のリーダーを決める)森本慎太郎がライブの最後に「ここからもっともっと上を目指して進んでいきますので、チームSixTONES、一緒に高みを目指そうぜ! また、一緒に遊ぼう、約束だぜ!」と言ってステージから去っていったが、SixTONESにとって来年はグループ名に関わる6周年。5周年の『YOUNG OLD』を経て、SixTONESが6周年をどう遊んでくれるのか、ますます楽しみになる。

文:坂本ゆかり
<作品情報>
SixTONES『YOUNG OLD』
リリース日:2025年10月29日

【初回盤】
DVD 品番(4DVD+2CD):SEBJ-26〜31
Blu-ray品番(2Blu-ray+2CD):SEXJ-21〜24
価格:8800円(税込)
三方背、デジパック仕様
48Pフォトブック付

【通常盤】
DVD 品番(3DVD):SEBJ-32〜34
Blu-ray品番(2Blu-ray):SEXJ-25〜26
価格:7150円(税込)
20Pブックレット付
※初回盤・通常盤ともに、DVD/Blu-rayの収録内容等は同一

■SixTONES『YOUNG OLD』(外部サイト)
Sponsored by Sony Music Labels Inc.

メニューを閉じる

 を検索