オリコンニュース

オーディション番組から生まれたmoxymill、曲もビジュアルもセンターも変幻自在…デビュー半年で感じた「最大の武器」

 2024年に放送された新感覚オーディション番組『SEVEN COLORS』(TBSテレビ)にて結成され、今年1月にデビューした6人組ガールズグループ・moxymill(モクシーマイル)。メンバーそれぞれにSWEET・CUTE・POP・BEAUTY・COOL・SEXY・CRUSHといった担当Charm(魅力)があり、楽曲ごとにCharmに合わせて雰囲気がガラッと変わり、センターも交替するのが特徴だ。デビューから約半年を経た今の心境やmoxymillならではの活動について、さらに最新曲「Higher」の制作秘話も聞いた。

普通の大学生だったメンバーがステージへ…、衝撃デビューから半年

  • NECO(Charm:SWEET)

    NECO(Charm:SWEET)

  • YURARA(Charm:CUTE)

    YURARA(Charm:CUTE)

  • RIO(Charm:POP)

    RIO(Charm:POP)

  • NONA(Charm:COOL)

    NONA(Charm:COOL)

  • MOMOCA(Charm:SEXY)

    MOMOCA(Charm:SEXY)

  • RINO(Charm:CRUSH)

    RINO(Charm:CRUSH)

――1月25日に東京・武蔵野の森総合スポーツプラザで開催されたデビューライブから半年経ちましたが、今はどんなお気持ちですか?

YURARA この半年は長く感じた部分もあるし、「もう4作目なのか!」とも思うし…とても不思議な気持ちです。

RINO  1月のデビューライブに来てくれたMille(ミル/ファンネーム)だけでなく、新しいMilleが増えたことも嬉しい。曲ごとに、もっとたくさんの新しいMilleのみんなと出会っていきたいです。

NECO 今ではMilleのみんな一人一人の顔や名前も覚えられるようになって、すごく嬉しく思います。

MOMOCA ついこの間まで普通の大学生で、普通の企業に就職する未来を思い描いていたのに、今こうしてここにいることが不思議。未だに現実味がなくなるときがあります。

NONA デビューライブで感じた感動や会場の空気感は今でも忘れません。ああいう大きなステージに、もう一度立ちたいというのが今の夢です。リリースごとに応援してくれる人を増やしたいし、私たちももっとレベルを上げて上を目指していきたいです。

RIO デビューが決まったときは、「Charm制度」がどうなるのかと思っていました。でも、デビュー作が“POP”、2作目が“COOL”、3作目が“SWEET”、そして7月26日にリリースされた今作「Higher」が“CRUSH”というCharmで、毎回いろんな一面をお見せすることができるし、自分自身も「こういう表現の仕方があるんだ!」と学ばせていただいて、これからもっと成長していけるんじゃないかと思っています。

POPにCOOL、SWEET、そしてCRUSH、4曲それぞれで雰囲気ガラリ

――メンバーそれぞれに「Charm」という「魅力・個性」が付与されていて、楽曲ごとにCharmとセンターが変わるというシステムですが、いかがですか?

RIO 私のCharmは“POP”なんですけど、決まった当初は驚きのほうが大きかったです。でも最近は、自分の明るいところや元気なところがPOPと合っているのかなって受け止めています。

――そんなRIOさんがセンターを務めた“POP”の楽曲が、デビュー曲「Living Free」でした。

RIO この曲はオーディション時代から練習していたので、夢に向かう自分たちと歌詞が合っていて、すごく思い入れが強い曲です。
――2ndデジタルシングル「Knight Rising」は、“COOL”がCharmのNONAさんがセンターを務めました。

NONA 「Knight Rising」は、夜に立ち向かっていく戦士がコンセプト。曲自体もテンポが速く、スピーディーに踊るダンスがポイントです。自分に自信がなくて勇気をもらいたいとか、自分に元気をつけたいとか、そういうときにぜひ聴いてほしい曲です。

――NONAさんは自分の“COOL”というCharmについて、どう思っていますか?

NONA とてもしっくりきています。「Knight Rising」を聴いてくださった方から、「NONAちゃんっぽい!」と言っていただけているので、うれしいです!
――NECOさんは“SWEET”のCharmで、6月リリースのSWEETテーマの曲「めろめろねって メロメロね」でセンターに。

NECO 1月のデビューライブで、「最初はビックリしたけど、しっかりSWEETと向き合っていこうと思っています」と発言していたんです。でも「めろめろ」がリリースされて、Milleのみんなが「今ではもうちゃんとSWEETだね!」と言ってくれて、それが刺さりました。

――「めろめろねって メロメロね」はアイドルソング風で、驚いたファンも多かったと思います。

NECO メンバーもビックリしたと思います。SWEETをどこまで表現するか悩んだ結果、恋する女の子の心をハチャメチャに歌った曲になりました。実は私自身のことがモチーフになっていて、「たしかに私が恋をしたら、みんなを巻き込んでワチャワチャした感じになるかもな〜」って思いました(笑)。
――リリースされたばかりの4th デジタルシングル「Higher」は、RINOさんがセンター。まさにRINOさんのCharm “CRUSH”という印象の曲でした。

RINO 私はもともと、ライブで大きく踊ったり激しくパフォーマンスすることが得意なので、CRUSHに合っているのかなと思っていたんです。

――YURARAさんの“CUTE”、MOMOCAさんの“SEXY”の楽曲は、いずれリリースされて行くんですよね。

MOMOCA そうですね。私は最初は「何で自分がSEXY?」と思いました。でもメンバーの中では1番年上だから、それもあるのかなって。どういう曲になるかはまだわかりませんが、個人的にはラテン系とか、海外寄りのサウンドのSEXYがいいですね。衣装もファーで、みんなの上品で大人な姿が見られたら良くない?

NONA ラグジュアリーな感じはいいと思う!

YURARA 私は“CUTE”なのですが、愛嬌たっぷりのNECOのSWEETと差別化を図るためにも、“ツンデレ系のCUTE”を目指して行こうかなと(笑)。楽曲は敢えてザ・王道がいいですね。「誰がどう見てもかわいいでしょ? 私!」という、自信満々系でいけたら。

強烈なギャップで「カメレオンみたい」、変化を最大の武器に

――そして、最新作「Higher」では、センターのRINOさんの見た目もガラリと変わりました。

RINO こういうギャップが出せるのが「Charm制度」のいいところで、この髪の短さと色は人生で初めて。ただ曲によってギャップがすごすぎて、前回のSWEETと今回のCRUSHの写真を見比べても、メンバーが一致しづらいという面も否めない(笑)。

YURARA 曲がリリースされるスパンも早いから、せっかく覚えてもらってもすぐ変わっちゃって、混乱する人もいるかもしれないよね。

NECO でも、逆にそこが魅力になっていくと信じてる。知ってくれさえすれば、そこが最大の武器に変わると思っています!

NONA 全部のCharmの曲が揃ったときに、「なるほど、こういうことだったのか!」ってわかると思うし、全部の色や個性が表現できるってこういうことなのかって、そのときに伝わるんじゃないかと思っています。

RINO 私たちとしても、新しい自分が見つかるから毎回楽しいよね。SWEETは、自分の中にはなかった路線だったから、今までやったことのなかった甘々な自分になれたし、CRUSHでは自分が憧れるカッコイイ雰囲気にもなれたし。自分の中の振り幅も広がりました。

RIO 表現力の幅が広がっている実感はありますね。「みんな、なんでもやれるじゃん!」って。私たちがなんでもこなせるカメレオンみたいな、唯一無二のガールズグループであることを証明していきたいです。

新曲Story MVは見ごたえたっぷり、ヤバめな主人公演じた心境

――そんな「Higher」のStory MVは、まるで映画のような作り込み。RINOさんのエキセントリックな雰囲気がまさしく破壊力抜群でした。

RINO メンバー2人を撃って、さらにMOMOちゃんの頭を打ち付けるという、とても不気味な役を演じさせていただきました(笑)。撮影1カット目からそんなシーンで、最初はどうしていいかとても困りました。でも何回もリハーサルを重ねていくうちに、どんどん気持ちが入って…。最終的には自分と真逆のキャラクターを演じることが楽しくなってしまって、そんな自分がちょっと怖かったです(笑)。監督からも「取り憑かれてない?」って。

MOMOCA RINOが明らかに緊張していて「どうしよう〜!」という感じだったけど、現場の空気感が良かったのもあって役に入り込めたよね。

RIO 私は最初、銀行員役で出てくるんですけど、実はNECOとは協力関係にあって、お金を求めて生きている女、みたいな役です。結局RINOに撃たれるんです(笑)。

RINO 個人的には、NECOがSWEETのイメージを残したまま、弱そうに頑張って戦う姿がツボだった(笑)。かわいかったよ!

NECO やった! 私もバンバン撃っちゃう銀行強盗の役なんですけど、まさかそんな役が私にまわってくるとは思っていなかったからビックリしました。ただあまりにもNECO過ぎて、ショボ銀行強盗になっちゃって(笑)。

YURARA 私はNONAとペアで、警察のトップのような真面目な役。個人的に、NONAのワイルド刑事ぶりがらしいなと思って。NONAがRINOの胸ぐらをつかむシーンは、頑張って演技をしている姿がかわいかった!

RINO 声は入っていないけど、胸ぐらをつかむときのNONAの「おりゃあ!」っていう声が、めっちゃかわいかったんです!

クラシックやストンプを取り入れた楽曲とダンス、緊張感ある映像にゾワッ

――楽曲の印象やダンスについてもお聞かせください。

NECO 運動会でよく流れる、クラシック曲がサンプリングされています。誰でも馴染みのある曲だから、頭に残ってくれるとうれしいよね。

MOMOCA 私たちの強みの1つである、ダンスを全面に出せる曲が来たな!という第一印象でした。「NTTドコモ JWC応援テーマソング」にもなっていて、映像を観たときは「ピッタリやん!」って。戦いや強さの面が出ている楽曲だなと思いました。

NONA 足だけで音を鳴らして踊る“ストンプ”というダンスを冒頭に取り入れています。女性グループでストンプをやっているのは、珍しいんじゃないかな。

RINO 音がない中で足音を揃えるのは大変でした。まず空気を作ってから、緊張感をテーマに作り込んでいったのが映像にも表れていて。自分で観てもゾワッてくる感じがあって、思っていた以上によく出来た気がします。

YURARA 今回のダンスは全部難しいんですけど、体力的にすごくキツいんです。100%で踊りたいけど、歌との両立もあるから配分も考えなくちゃいけなくて。歌とダンスの体力バランスを過去イチ学べた曲です。

RIO この1曲をパフォーマンスしただけで、シャトルランを何本もやった後のような苦しさ(笑)。でも楽しいですよ。

――楽曲にはどんな思いを込めましたか?

RINO 私は、「もっと上にあがりたい!」というアツい気持ちを持った方に、応援ソングとして聴いてもらいたいなと思っています。

NECO 一緒に上にあがっていこうという気持ちもありますし、この夏をさらにアツくするように、盛り上がってくれたらうれしいです。

MOMOCA RINOが拳を掲げて〈Stronger! Higher!〉と歌い上げるところがすごく印象に残っていて、気持ちが昂ぶります。

個人で、グループで…、“幅”を見せながら高みを目指す

――moxymillとして、もっと高みにいきたい部分は?

MOMOCA グループ全体で上がっていきたいし、個人としても活躍の場を広げていきたいです。私はもともと女優をやっていたので、そちらもしっかり活動していきたいですね。

NONA 私も最近は個人でPopteenモデルをやらせていただいているので、グループと個人のギャップや幅を見せていきたいです。

RIO アニメが好きなのでアニメに関わる仕事、たとえば声優さんであるとかmoxymillとしてアニメテーマソングを担当するとか、何かの形で携われるようにがんばっていきたいです。

YURARA 私は8月18日に二十歳になるのですが、まだ脳みそは高校生のまま卒業できていないので、早く大人の女性になりたいと思っています(笑)。MOMOちゃんのような、余裕感のある大人の女性を目指したいです!

MOMOCA ありがとう!

RINO 私は今回の「Higher」を通して、歌にこんなに力を入れたのが初めてだったし、歌でも一歩成長できた実感がありました。「moxymillはダンスが強いよね」と言っていただいていますけど、歌も自分の武器にできるようにさらに磨きをかけていきたいです。あとおしゃべりが好きだから、ラジオとかバラエティ番組でも活躍できるように、もっと上手くしゃべれるようになれたらうれしいです。

NECO 私は早くアルバムを出したいです。今はデジタルシングルが4曲なので、いつも聴いてくれているみんなに、早くCD盤のアルバムをお届けしたい!

YURARA 全国ツアーもやって、みんなの地元を巡りたいです。いろんな地域を回ったら楽しんでいただけるだろうし、私たちもきっと楽しいと思います!

4th デジタルシングル「Higher」

7月26日リリース

■公式サイト(外部サイト) 
■YouTube(外部サイト) 
■Instagram(外部サイト) 
■X(外部サイト) 
■TikTok(外部サイト) 

<Profile>
moxymill(モクシーマイル)
新感覚オーディション番組『SEVEN COLORS』で選ばれたメンバーを中心に構成されたガールズグループ。2025年1月、NECO、YURARA、RIO、NONA、MOMOCA、RINOの6人組としてデビュー。SWEET・CUTE・POP・BEAUTY・COOL・SEXY・CRUSHの7つのCharm(魅力)が各メンバーに付与され、楽曲ごとにCharmとセンターが入れ替わるセンターチェンジ型オールジャンルのスタイルが特徴。

(写真:片山よしお 文:榑林史章)

Sponsored by NTTドコモ・スタジオ&ライブ

メニューを閉じる

 を検索