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LE SSERAFIM、「DIFFERENT」でさらに広がる音楽性 “自分らしくステージに立つ”パフォーマンスの魅力とは?
LE SSERAFIM(P)&(C)SOURCE MUSIC
“5人のパフォーマンスが圧巻”、MV「DIFFERENT」で魅せたディスコ・ファンクスタイル
そもそもLE SSERAFIMは、その時々の感情を正直に表現してきたグループだ。アルバムを作る際には、事前にプロデューサーたちと何度も話し合いを行い、共通する想いや話題を吸い上げて、テーマに据えている。だからこそ、彼女たちのパフォーマンスには、ただコンセプトを昇華するだけには収まらない生々しさが宿る。
今作の「DIFFERENT」が生まれたのも、5人にとっては必然だったのだろう。『EASY』『CRAZY』『HOT』の3部作を通して、最終的な結果に捉われず愛することに全力を尽くす境地へ、LE SSERAFIMは辿りついた。強さの裏にある努力も不安を蹴散らす解放も愚直なまでの愛もすべて抱きしめ、より自分らしくステージに立つフェーズへと突入したのだ。
次々に新しい分野を開拓していく姿勢も、LE SSERAFIMの魅力のひとつ。これまでも、「CRAZY」でヴォーギング・ダンスに挑んだり、「HOT」でムーンウォークを習得したりと、絶えず挑戦を続けてきた。そして「DIFFERENT」では、初めてディスコ・ファンクスタイルの音楽にチャレンジし、グルーヴィーなトラックに乗せて軽快かつパワフルなダンスを披露している。
軽さと重さ、柔らかさと硬さ、平静と興奮…相反するエッセンスも1曲のなかで成立させる表現力
HONG EUNCHAE SAKURA (P)&(C)SOURCE MUSIC
今回の「DIFFERENT」は、「グローバルスケール」の制作陣でも話題を集めている。アリアナ・グランデの「thank u, next」、ジャスティン・ビーバーの「Holy ft. Chance The Rapper」といった数多くのグローバルヒット曲を生んだトミー・ブラウンをはじめとする世界的な作家陣がクレジットに名を連ねた。そこに、LE SSERAFIMらしさを加えるために、デビューアルバムからLE SSERAFIMと共にしてきたプロデューサーチーム「13」が楽曲制作に参加。世界的な作家陣と息を合わせることで、グローバル市場におけるトップガールグループとしての圧倒的な影響力を証明している。
KIM CHAEWON HUH YUNJIN KAZUHA (P)&(C)SOURCE MUSIC
LE SSERAFIMが放つ熱量は、着実にリスナーへ届いており、「DIFFERENT」のミュージックビデオが公開された際には、日本の人気急上昇動画(音楽)でトップ10にチャートイン。公開から3週間経った現在(6月30日時点)も日本の人気急上昇動画(音楽)にチャートインし続けている。
なお、6月13日には「DIFFERENT」の英語バージョンである、「DIFFERENT (English ver.)」がリリース。HYBE LABELSの公式YouTubeチャンネルではビジュアライザー映像も公開され、英語歌詞を演出として取り入れながら展開されていくゲームのような映像が話題となった。
“かわいいとは強さである” 星野源とタッグを組んだ「Kawaii (Prod. Gen Hoshino)」はグループの可能性を広げる一曲
楽曲のテーマは、“かわいいとは強さである”。星野がLE SSERAFIMとマイメロディとクロミを研究するなかで、三者に共通して見出した“かわいいを武器にして世界を席巻していく”イメージを落としこみ、“自分を信じて前に進むことの大切さや輝かしさ”を表現した。
アナログシンセを用いたダイナミックなビートとキュートに弾んでいくポップなメロディにより、サウンド面でも強さとかわいさを華麗に融合。「DIFFERENT」が発するメッセージとも共鳴する1曲であることは、間違いないだろう。
現在、彼女たちはデビュー後初のワールドツアー『2025 LE SSERAFIM TOUR ‘EASY CRAZY HOT’』を開催中。今年4月、韓国・仁川公演を皮切りにスタートし、最近では日本4都市9公演(名古屋、大阪、北九州、さいたま)を盛況裏に終えたばかりだ。7〜8月に台北、香港、マニラ、バンコク、シンガポールで公演を実施し、9月からはデビュー後初となる北米ツアーへ旅立っていく。その後、11月に初めての東京ドーム公演でアンコール公演を行う。このツアーを越えた先で、一体どのような表現をLE SSERAFIMは魅せてくれるのか――。今から楽しみでならない。
(文:坂井彩花)
日本4th シングル「DIFFERENT」(P)&(C)SOURCE MUSIC
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