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B1A4『バリエーションに富んだ緻密でダイナミックなステージ!』

B1A4がZeppツアー『2013 LIMITED SHOW [AMAZING STORE] in Japan』を開催!8月27日のZepp Diver City TOKYOからツアーをスタートさせ、9月20日Zepp Nambaまで全5公演、超満員の会場に埋め尽くされるなか、5人は前回以上にバリエーションに富んだ、緻密でダイナミックなステージを見せてくれた。

B1A4のライブの醍醐味・ミュージクドラマは、恋に落ちた4人の物語

 今回のライブは、おもちゃ屋【AMAZING STORE】を舞台に、そのお店で売られているスペシャルな人形【TOY B1A4】が真夏の夜に繰り広げる幻想的なステージがコンセプト。店主エドワードのナレーションが流れるなか、ステージ中央にショーウィンドウに飾られた【TOY B1A4】が登場。そして、店主のエドワードがお店の明かりを消し、寝静まると、突如、人形がB1A4のメンバーになって動き出し、「おやすみ good night -Japanese ver.-」を爽やかなマリンルックで軽快に披露。一気に蓄積していたパワーを炸裂させる5人に、2500人も大歓声を送る。「Lets'go〜!」と観客を煽り、そのまま2曲目の「O.K -Japanese ver.-」へ勢いよく突入。生バンドの演奏でより疾走感を増し、会場はメンバーと一緒になってジャンプし、拳をつきあげた。

 「みなさん【AMAZING STORE】にようこそ〜」と5人それぞれがあいさつした後、「まさにAMAZINGですね〜。人形の僕たちがみなさんの前で話しているんです」(シヌゥ)「人形の僕たちがみなさんにお届けするスペシャルステージ!僕たちがカッコいいと思ったら拍手〜僕達が可愛いと思ったら大きな声で!」(バロ)「暑い夏を吹っ飛ばす、もっともっと熱いステージにしましょう〜!」(サンドゥル)「みなさん準備はいいですか?【TOY B1A4】のステージ、いつ盛り上がるの?(会場から「今でしょ〜!」)」(ゴンチャン)「それじゃあ次の曲をお届けします」(ジニョン)と、「Yesterday」や「Beautiful Lie」をしっとりとクールに歌い上げた。

 ちょっぴりアダルティーな雰囲気をみせたあと、「空気がきれいな森でみなさんと一緒に歌いたいです。鳥のさえずりを聞きながら、風も感じて……いかがですか?いきましょう〜森へ!」(バロ)と鳥のさえずりが響き渡る森が映し出されるなか、「Wonderful Tonight」へ。ピアノのシンプルな音色をバックに、いつもはパワフルなサンドゥルの歌声も、耳元で囁いているかのように繊細な響きをもたらし、ヒーリング効果抜群をもたらした。

 「みなさんこの森はどうですか?次の曲はみなさんのために特別に準備しました」(ジニョン)「みなさんに新しい姿を見せたくて楽器の練習をしてきました」(シヌゥ)とそれぞれ異なる楽器を手にし、5人の演奏で「Bling Girl」を披露。心地よい響きがまるで本当に森林浴をしているかのような錯覚をもたらし、場内にはマイナスイオンが充満していた。アコギの音色が鳴り響くなか、「悪いことばかり学んで」では伸びやかな歌声を轟かせ、彼らの新たな側面に観客は魅了された。「アコースティックバージョンでお届けした僕たちの曲いかがでしたか?」(ジニョン)「森の中だから、みんなで横になってみない?」(ゴンチャン)と5人はステージに仰向きに寝転がって、ロマンティックな雰囲気に包まれながら「星影のうた」へ。ジニョンが上着を脱ぐと観客から悲鳴にも似た歓声が沸き起こった。

 一変して、B1A4のライブの醍醐味のひとつといえる、ミュージクドラマのコーナーへ。今回は【イゲ ムスン イリヤ 〜B1A4が恋に落ちるなんて!】というタイトルで、メンバーが「もし恋に落ちると……」とどうなるのか、それぞれ異なるシュチエーションを熱演。恋に落ちると“惚れっぽい男”ジニョンは「Hey Girl」、“可愛い男”バロは「Chu Chu Chu」、“イタい男”サンドゥルは「片想い」、“しつこい男”ゴンチャンは「Fooool」、“待つ男”シヌゥは「君のせいで」を、物語の主人公になって各自が歌を交えながら、流暢な日本語で素晴らしい演技力を見せてくれた。各々のキャラクターを生かした役柄をときにコミカルに、ときに迫真の演技で表現する5人。ドラマのラストは、メンバーが恋に落ちたのは……実は同じ女性だったというオチとともに新曲「イゲ ムスン イリヤ 〜なんで?どうして?」を披露。会場から息の揃った掛け声が起こり、彼らが演じた主人公たちの切ない想いを一掃させるように、メンバーと観客は一体となって弾けた。

個々の魅力を発揮した感動のステージ!

 続いてジニョンがソロステージを披露。エレキギターを弾きながら「何しようか」で艶やかなハイトーンボイスを轟かせ、多彩な音楽の才能を持つジニョンならではの硬派なステージを見せてくれたが、公演ごとに登場するメンバーや楽曲が変わり、アーティストとしての個々の魅力をいかんなく発揮していたのだった。

 スーツに着替えた5人は、オーケストラバージョンにアレンジを変え、壮大な楽曲へと変化した「歩いてみる」を歌唱。いつものじゃれ合っている少年B1A4ではなく、頼もしい5人の姿を感じたのだった。まさに生バンドだからこその臨場感あふれる演出に、圧倒されるなか、ミドルチューン「THIS TIME IN OVER」で余韻を残しつつも、「BABY I’M SORRY」で一気に解き放ち、エネルギッシュなステージを展開。ついにコンサートは終盤へ。

「もうそろそろエンディングです。時間早いでしょ〜」(ジニョン)「最後に久々の日本のコンサートをみなさんと一緒に盛り上がった感想を聞いてみましょう〜。まず今日素敵なソロステージを披露したリーダー、ジニョン君から」(バロ)。

「BANAのみなさんにお会いできて本当にうれしかったです。今日僕はステージに立ってみなさんからたくさんのパワーをもらったんですけど、僕たちからもパワーをもらいましたか?BANA(ファン)1人ひとりの声が僕たちのエネルギーになっています。みなさんのおかげでこうして元気をもらえて僕は幸せです。今日の思い出をみなさんも忘れないでくださいね」(ジニョン)

「僕はみなさんのために詩を準備しました。(歓声に)シーッ。タイトル「あなたへ」。止まらない時間、流れる月、離れてしまう心は止められない。でも、君たちと一緒のこの瞬間だけは、止めてみたい。君の気持ちがどうであれ。僕の気持ちがどうであれ。この瞬間だけは、胸にとどめたい。あなたが大好きだから、バロより。どうでしたか?詞は本当に難しいです。みなさん……僕もBANAを愛してる!」(バロ)

「このコンサートの準備をしながら、一番考えたことは、みなさんが本当にこのコンサートで楽しんでくれるかということでした。新しい姿を見せたいし、素敵だと言ってくれる舞台を見せなくて、スタッフと徹夜でいろんなことを話し合いました。これからもみなさんの声援に負けないように新しい姿をずっとずっと見せて、常に努力するB1A4でありたいと思います」(シヌゥ)

「こうやってコンサートができて、日本のファンのみなさんと長い時間いられることができて僕は本当にうれしいです。今日東京の最初のコンサートなんですけど、みなさんに忘れられない思い出をあげたいと思います。みんなの顔は僕が覚えています。やっぱり僕の彼女はキレイですね!みなさんに心から感謝します。これからも一生懸命なゴンチャンでい続けます」(ゴンチャン)

「コンサートの準備をしながら、いろいろ大変なこともあり、悩んだりもしたんですが、こうしてみなさんと一緒にステージを終えて、自分が余計なことを考えていたんだなと思いました(笑)。本来は僕がみなさんにエネルギーを与えたいんですけど、逆に僕がもらってます(笑)。これからもっともっと頑張ってみなさんにエネルギーを与えられるB1A4になろうと思います」(サンドゥル)

 そして、「では、今日最後のステージです!みなさん盛り上がりましょう〜」(ジニョン)と日本デビュー曲「Beautiful Target -Japanese ver.-」、「YOU ARE MY GIRL」で観客と一体となって飛び跳ね、最高潮のテンションのなか、本編ラストを締めくくった。アンコールでは、「IN THE AIR」と「IF...君さえいれば」を2500人と大合唱し、温かな雰囲気に包まれた。ラストは「愛してる〜BANA〜」と叫び、5人はショーウインドウの中へ入り、人形に戻った。おもちゃ屋を舞台に繰り広げられたAMAZING SHOWは、感動に包まれながら幕を閉じたのだった。
(文:星野彩乃)

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