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LE SSERAFIMの最新作『EASY』の舞台裏、米国最大音楽フェス『コーチェラ・フェス』出演で「これまでと違う景色が見えるはず」
力強い部分だけでなく、弱さも見せることでより私たちを身近に感じてほしい
SAKURA これまでの楽曲では、力強いメッセージを込めた“アーティストとしての強さ”を表現してきましたが、『EASY』では全体を通して、いままでに私たちが感じてきた不安や悩みを見せました。私は、本当に強い人は自分の弱さを認められる人だと思っています。LE SSERAFIMはそういう自分たちの弱さを認められるグループだと思っています。力強い部分だけでなく、自分たちの弱さも見せることで、より私たちを身近に感じてほしい。皆と同じようにがんばっている私たちの姿が、励ましや応援になってほしい。そんな思いを込めて、弱さをさらけ出しました。
KAZUHA デビューしてからずっと「私たちは何も恐れない。たとえ壊れたとしても、もっと強くなってやる」という強いメッセージを歌ってきて、私自身もその歌詞に勇気づけられていました。でも、完璧な人や、四六時中ずっと強い人なんて実際にはいない。私たちの内面の正直な想いを『EASY』を通してファンの皆さんと共有したいと思って準備しました。個人的に全ての収録曲にたくさん共感できました。
『EASY』を通してメンバー同士の連帯感や絆がより強まった
HONG EUNCHAE 「EASY」の歌詞で、<簡単じゃないなら私が簡単に easy>(※韓国詞の日本語訳)というフレーズがあります。私たちがここまで来ることができた過程の中でいろいろな活動をしてきましたが、簡単なことだけではありませんでした。それでもメンバー全員で団結して努力してきた気持ちが、この印象的なフレーズに込められています。自分たちの気持ちを素直に表現しています。
HUH YUNJIN 『EASY』を通して、メンバー同士の連帯感や絆がより強まったと感じています。収録曲「We got so much」の作詞をしたときに、<見つけて 私を/自分でも知らない私を/一歩ずつ縮めながら見つけていく 私という人 who I am and what I wanna be for you>(※韓国詞の日本語訳)という部分を、FEARNOT(ピオナ/ファンダムの名称)ともっと近づきたいという思いを込めて書きました。いまでは、曲を作っていた時よりも、FEARNOTとそしてメンバーとも距離を縮めることができて、そのうれしさを感じながら歌っています。
米『コーチェラ・フェス』は、自分を極限状態に追い込んで楽しみたい
SAKURA いつか立ちたい夢のステージだったので、こんなに早く呼んでいただけたことを光栄に感じながらも、プレッシャーも大きいです。私たちが世界で認められたというより、期待を込めて呼んでいただけたと思っているので、その期待を超えるステージにしたい。プレッシャーや不安が少しある方が自分を極限状態に追い込めてよりがんばれる気がします。それを上手く活かして、より良いパフォーマンスにつなげたい。そしていかに楽しめるかが一番大事だと思っています。
KAZUHA 世界的に有名なすばらしいアーティストの方々が勢揃いする中で、私たちが単独ステージに立つことに大きなプレッシャーを感じています。私たちはデビューして2年足らずで、経験値もまだまだだと思っています。『コーチェラ』への準備や本番のステージを通して、アーティストとして大きく成長したいし、次へのステップにできればと思っています。
成長のためのステージへの覚悟ができた 夢の中にいるような不思議な気分
HONG EUNCHAE LE SSERAFIMとして立つ、いままでで一番大きな会場でのステージになります。私たちがこのステージに立っていいのか、観客の皆さんに喜ばれるパフォーマンスができるのかという不安は、もちろんありました。それでも、準備を重ねていくに連れて、LE SSERAFIMがどんなグループなのかを多くの方にお見せしたい、伝えたいという気持ちと覚悟が大きくなりました。
HUH YUNJIN ありがたいのと同時に、現実ではないような、夢の中にいるような不思議な気分です(笑)。昨年のアメリカでのステージで、海外でも応援してくださる方がたくさんいる実感が湧きました。すでにLE SSERAFIMをご存知の皆さんには、誇らしいアーティストだと思ってもらえるようにしたい。LE SSERAFIMのステージを初めてご覧になる方々には、今後期待のアーティストと思ってもらえるようなステージにしたいです。
悔しいこともつらいことも乗り越えた 5人がいたからいまのLE SSERAFIMがある
SAKURA 世界中のどこにいてもFEARNOTが私たちを応援してくれることが一番の支えになっています。どこでどんなに大きなステージに立つ時にも、FEARNOTがいてくれるから大丈夫という安心感が背中を押してくれます。そして、メンバーは絶え間なく訪れる試練を一緒に乗り越える仲間。悩みも含めて、この5人にしかわからない気持ちがそれぞれにあります。食事の時などに打ち明けて、いつも同じ気持ちでいることを確認するようにしています。メンバーがいてくれたからいまの私があるし、5人でいるからこそお互いの支えになっている。そんな力の源になる存在です。
KIM CHAEWON 悔しいこともつらいこともたくさんあります。そんな中、周りに何を言われても、まずは自分自身を信じることが大切だと思います。誰かに左右されるのではなく、自分がどうしたいかを自分自身の気持ちに問いかけます。いつもメンバーがいて、FEARNOTやスタッフの皆さんもいます。皆が私たちのことを信じて見守ってくれているから、どんなに大変な状況であっても克服していけます。
KAZUHA メンバー全員の向上心が強くて、どんな状況にいてもポジティブにとらえて、もっとよく上手くできるようにしたいと常に考えています。自分が落ち込んでいても、ほかのメンバーが現状に満足せず、自分をもっと磨こうと努力している姿を見ると、私もがんばろうと思わせてくれます。お互いにすごくいい刺激を与え合っていることを活動しながら感じています。
現状に満足した瞬間に成長は止まる 成長のために足りないものを探す
SAKURA 個人的には満足した瞬間に成長は止まると思っているので、常に完璧なパフォーマンスを追求するために、無理やりにでも自分の足りない部分を探して、努力し続けたいと思っています。自分に満足することはこれからもないと思います。もっと音楽を通して自分の気持ちを伝えたいので、歌やダンスの実力、作詞作曲のクリエイティブでも、努力を続けて成長していきたいです。
KAZUHA LE SSERAFIMとしては、たくさんのファンの方々から応援していただけて感謝の気持ちが大きいです。一方で、個人的には、パフォーマンスの実力がまだまだと感じているので、いまの状況に満足せずもっと努力して、成長していきたいです。上手くやらないといけないという気持ちだけだと長く続かないので、楽しむ気持ちを忘れずに、メンバーたちと長く活動していける素敵なグループになれたらと思っています。
メンバーと走り続ければ必ず結果はついてくる 次の目標はワールドツアー
HUH YUNJIN 私は、満足することで、何か1つのことが終わるという感覚でとらえていたので、満足しないようにしていたところがあります。でも、今回のアルバムをきっかけに、その満足のとらえ方をもう少し軽くしようと考えるようになりました。いまは、何か1つのことを努力してやり遂げた達成感としてとらえるようにしています。そこで得られたことや学べたことを考え、満足して終わらず、そこからさらに次のステップを目指していくようにしています。
KIM CHAEWON 私は比較的、何かを成し遂げるごとに満足を感じる方ではあります。ただ、そこで終わりではなく「今回はここまでできた」と満足感を得た後すぐに次の新たな目標ができて、それに向かってがんばる。それを繰り返しています。世界中のFEARNOTに会いに行きたいので、『コーチェラ』のステージを成功させて、それをきっかけにワールドツアーを行うのがいまの目標です。
(文/武井保之)
【価格】2600円(税別)/2860円(税別)
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