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Z世代に人気のシンガー・20歳の三阪咲、新曲は自作詞のネオレトロポップ「昭和に生きたいとは思わない」理由とは

 SNSで注目を集め、高校サッカーや恋愛リアリティー番組のテーマを歌い、Z世代を始めとする若年層から広く共感を集める20歳のシンガー・三阪咲。自ら作詞を手がけた新曲「tamerai」は、昭和世代には懐かしく、Z世代には新しいネオレトロポップ。新曲を始め、音楽への思いや心境の変化について語った。
◆「tamerai」各ストリーミング&ダウンロードはこちら(外部サイト)

「昭和の人はメンタルが強くて、自由」いまの時代に生きているからこそ、“エモい”

三阪咲のデジタルシングル「tamerai」ジャケット写真(楽曲配信中)

三阪咲のデジタルシングル「tamerai」ジャケット写真(楽曲配信中)

――「tamerai」は、これまでの雰囲気とは異なる昭和歌謡な曲です。

三阪咲 杏里さんや中森明菜さん、松田聖子さんなど、昨夏に昭和の曲にハマって聴いていました。その時に、次はこういう曲を歌いたいと思ったんです。昭和の曲調は明るいけれど、歌詞はストレートで切ない曲が多く、そのイメージで作りました。

――“昭和”のイメージについて教えてください。

三阪咲 ドラマ『不適切にもほどがある!』(TBS系)が話題ですが、観ていると、昭和の人はメンタルが強いし、自由度が高い。でも私は、昭和に生きたいとは思いません。いまの時代に生きているからこそ、昭和の曲を“エモい”と感じるんだと思います。昭和のファッションも大好きだし、アイドルのヘアスタイルも可愛い。ミュージックビデオ(MV)は昭和テイストなのですが、私も前髪を作って当時のアイドルヘアにしています。

――本作では作詞を手掛けていますが、表現することが好きだったのでしょうか?

三阪咲 自分の言葉で歌いたいと思う時があります。「tamerai」は先に曲があって、聴いた瞬間から絶対に自分で書きたいと思いました。昭和歌謡の覚えやすさがあって、言葉を選ばず言えば、いまの時代に聴くと“ちょっとダサい”感じなのですが、私には逆に“おぼこい”感じに聴こえて。初々しさやあどけなさというか、それを大事にして歌詞を書きました。

――詞のアイデアは、どんなところから得ていますか?

三阪咲 自分の曲のMVに書かれているコメント欄などを参考にしています。「明日告白しようと思います」や「こんなことがあって悩んでいます」といった思いをファンの方が書き込んでくれて、そのリアルな感情や話から、次の歌詞がインスパイアされることもあります。

高校サッカーで得られた「まだまだできる」という感覚 20歳を迎え、インプットが増えた

――2021年に『第98回全国高校サッカー選手権』の応援歌を担当したことは、どんな経験になっていますか。

三阪咲 中学3年生の時に、路上ライブをテレビで取り上げられたことがきっかけだったのですが、それまでやってきたことが実を結んだ瞬間でした。スタジアムで5万人の観客の前で歌って、「まだまだできるぞ」といった感覚が自分の中で湧き上がりました。これがきっかけでサッカーにハマって、毎日朝7時までヨーロッパのプレミアリーグ(プロサッカー)を観ています(笑)。

――今年でデビュー3年目になります。音楽への向き合い方に変化はありますか?

三阪咲 あまり大きな変化はないです。ただ、20歳になったこの1年間で、ファッションや好きなもの、ライフスタイルが変わりました。以前はアウトドア派だったのですが、お家が好きになって(笑)。編み物や料理が好きになり、音楽を聴いたり、インプットの時間が増えました。

――20歳になって表現者としての変化もありますか?

三阪咲 けっこう変わった気がします。具体的に言葉にするのは難しいのですが、その変化を良いことだと感じて生きています。それを曲だけではなく、SNSや皆の目に触れるところで表現できたらいいなと思っています。

「もう20歳」から「まだ20歳」と思えるように 「夢見ることを大事にしていきたい」

――芸能活動をする上で、SNSはどのような場所になっていますか?

三阪咲 新しく知っていただく方への窓口になっていると思います。音楽活動だけではなく、ライフスタイルの部分も含めて皆さんの一歩近くに行く場所にしたいと思っています。

――SNSやストリーミングサービスで世界中の曲が多数配信される中、日々音楽が大量生産・消費されているようにも感じます。そのような風潮に対して、どのように感じていますか?

三阪咲 流行りも廃りもすごく速いのは感じています。そのなかで、知られていなかったアーティストが、知られやすくなるポジティブなポイントもあると思います。一方、知られてから、それを継続することが難しい時代。自分自身の経験上も、ここでもう1曲あれば…と悔いた瞬間もありました。それは結果として、次に活かしていければと思っています。

――これから挑戦したいことや目標、夢はありますか?

三阪咲 以前は「もう20歳」と思っていました。でもいまは、「まだ20歳」でいろいろと挑戦して良い年齢だと思えるようになりました。勉強ややりたいことがたくさんあって、最近はいろいろなことを始めています。音楽以外の表現の幅も増やしていきたいし、先のことはわからないけれど、夢見ることを大事にしようと思っています。

――3月31日には、東京・EX THETAER ROPPONGIでワンマンライブが開催されます。どんなライブにしたいですか?

三阪咲 高校2年生の時に行うはずだったツアーのファイナルがEX THETAER ROPPONGIでした。コロナ禍でなくなってしまって、代わりに無観客ライブをやりました。悔しい思いも悲しい思いもたくさんあったすごく思い入れのある場所です。ライブタイトルは「一心同体メモリーズ」とつけていますが、自分にとっても、来て下さる方々にとっても絶対に良い思い出にします!
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SAKI MISAKA ONE MAN LIVE 2024 “一心同体メモリーズ”
【日時】3月31日(日)開場16時/開演17時
【会場】東京・ EX THETAER ROPPONGI
【チケット料金】5500円(税込)※1ドリンク別

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