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東京事変の好きな楽曲TOP10 『群青日和』『透明人間』抑え大接戦の第1位は【#ファンに聞いてみた】

5位(311票)【緑酒】

・作詞:椎名林檎/作曲・伊澤一葉
・配信シングル(2021年3月配信)
・8thアルバム『音楽』(2021年6月発売)収録

2020年の“再生”を経て今年発表されたばかりの新しい楽曲ですが、早くもファンの心を捉えており多くの支持が集まりました。

酸いも甘いも噛み分けながら闘う大人をねぎらい、背中を押してくれる歌詞がなんとも粋な一曲。「自由よ いいように搾取されないで 安く売らないで 終始貴様は誇り高くあって」というサビの一節のように、つらい時も“気高さ”を失わず生きていたいと思わせてくれる人生讃歌に仕上がっています。コロナ禍に勇気をもらったという声も多く寄せられました。
【ファンの声】

「歌詞が1日頑張った身体に染みます……! 『各種生業お疲れさん』という言葉を聞くと、今日も一日頑張った!明日も頑張ろう!という気持ちになれるから!」

「歌詞の中にある“ 各種生業お疲れさん”という言葉にとても励まされ、医療従事者仲間でよく聞きます。歌詞だけでなく、サビに向かって希望が持てるようなメロディーラインにとてもとても、心が晴れやかになりました。心が折れそうな時に緑酒を聞き、みなが健康で幸せに笑顔で過ごせる日々が来ることを祈りながら精進しています」

4位(347票)【キラーチューン】

・作詞:椎名林檎/作曲・伊澤一葉
・5thシングル(2007年8月発売)
・3rdアルバム『娯楽(バラエティ)』(2007年9月発売)

スイングするリズムと伸びやかなサビのメロディーがまさに“キラーチューン”なシングル曲。伊澤さんと浮雲さんの多彩な音楽性が色濃く反映されたアルバム『娯楽(バラエティ)』の中でも“伊澤節”全開のポップナンバーです。自分を心から肯定してくれるような歌詞、「貴方は私の一生もの」というサビの表現などから、「結婚式で使った」というファンの方も多いようです。

この曲では、縦横無尽に駆け巡る浮雲さんのギターにもぜひ注目いただきたいところ。林檎さんのボーカルを引き立てながらもめくるめく“遊び心”を散りばめたプレイは、浮雲さんの天才・奇才ぶりが余すところなく発揮されています。バンドをやったことがある方なら思わずニヤリとしてしまうはず。
【ファンの声】

「タイトル通りのキラーチューンです! 歌はもちろん、楽器隊それぞれの見せ場もあり、聴くのにも演奏するのにも最高です」

「多幸感に溢れていながら胸がせつなくなるメロディラインが大好きです。何度聴いても色褪せず、5人全員の音がキラキラしている曲だと思います」

「自分の好きなものを全力で好き!と言っていい自由と自信を、まさにキラーチューンで浴びせてくれた、人生のテーマソング」

3位(355票)【群青日和】

・作詞:椎名林檎/作曲:H是都M
・1stシングル(2004年9月発売)
・1stアルバム『教育』(2004年11月発売)収録

ファンにとっては“アンセム”ともいえる東京事変のデビュー曲。初期の東京事変サウンドを支えたキーボーディスト・H是都M(=エイチ・ゼットエム/現・H ZETT M)さんが作曲したメロディーとともに、まさしく名刺代わりの一曲として“事変”の名を音楽シーンに知らしめました。

「新宿は豪雨」という冒頭の強力なパンチラインなど、バンド名でもある“東京”を象徴的に描写する歌詞、初期衝動にあふれた演奏は時代を超えて愛されており、「原点にして頂点」と評するファンの方も多かったです。
【ファンの声】

「こんなにかっこいい人達がいるのかと衝撃を受けた曲。人生の半分以上聞いてきて、未だに新しい刺激をくれる音楽です」

「定番ですが、この曲が一番好きです。一番最初に聴いた曲で、やっぱり不動の曲です。今22歳で高校3年生の時から聴いていますが未だに聴いてて飽きない大好きな曲です。
私の人生のサウンドトラックになってくれてありがとう!!」

「吸い込む息から始まるイントロ。すぐに広がる豪雨の新宿。キャッチーなギター・ソロ。心地よいバンドサウンド。すべてが好き、新宿の伊勢丹を見る度に頭で再生される」

2位(422票)【透明人間】

・作詞:椎名林檎/作曲:亀田誠治
・2ndアルバム『大人(アダルト)』(2006年1月発売)収録

亀田さんの普遍的なポップネスが存分に発揮された名曲。2012年2月に日本武道館で行われた解散ライブの最後に演奏された曲でもあり、思い入れの深いファンの方が多い様子でした。

「あなたが笑ったり飛んだり大きく驚いたとき 透き通る気持ちでちゃんと応えたいのさ」など優しさにあふれた詞表現は、聴く側の心に寄り添ってくれるような温もりを感じられる内容。シンプルで軽やかな曲調だからこそ、ピュアなメッセージが真っ直ぐに届くのでしょう。歌詞に救われたという声が多く見られました。

【ファンの声】

「歌詞が本当に素敵で、何度もこの曲に救われました。嬉しいことがあった時も、悲しいことがあった時も、どんな時でも気持ちに寄り添ってくれる曲です。サビのピアノも最高です」

「2012年2月29日のライブの最後に聴いた透明人間が忘れられません。『またあなたに逢えるのを楽しみに待って さようなら』、この詞を信じていつかまた東京事変に逢えることを待ち望んでいたところでの『再生』は痺れました」

「リリース当時から大好きな楽曲ですが、当時この曲に登場する『あなた』に特定の誰かを思い浮かべることはありませんでした。あれから時が経ち、子供が生まれ、今では聴くたびに我が子を思い浮かべる楽曲となりました。(中略)親として、おおらかに、凛とした姿勢で子供に向き合いたい。どんな気持ちのときも寄り添っていきたい。愛されること以上に愛することの喜び、愛すべき存在がいることの幸せ……そんなことを実感させてくれる、東京事変の数々の名曲の中でも特に大切にしたい楽曲です」

1位(423票)【落日】

・作詞作曲:椎名林檎
・3rdシングル『修羅場』(2005年11月発売)収録
・カップリング・アルバム『深夜枠』(2012年8月発売)収録

『透明人間』と大接戦で1位に輝いたのはこのバラード曲。つぶやくようなピアノのイントロから始まり、別れや喪失に向き合う心情が切々と歌われていきます。季節の移り変わり、タイトルにもなっている黄昏(たそがれ)時の光景などが美しい言葉でつづられ、徐々に寂寥が募っていく歌詞は林檎さんならではの手腕といえるでしょう。

大人になってこの曲の良さが一層よく分かるようになった、というファンの声も多く寄せられました。人生の切ない側面を露わにする歌詞だからこそ、自分の過去と照らし合わすことで味わいが増し、多くのファンから愛されてきた名曲。東京事変というバンドの懐の深さを改めて感じさせる結果となりました。

【ファンの声】

「人生の憂いと悲しみをひとつに合わせた楽曲で、自分の人生の支えになった曲です」

「悲しい時や寂しい時つらい時、その時の自分の境遇に重ね合わせてきました。そしてまた前を向いて進もうという気持ちになる曲。何年経っても、ずっとそばにいてくれた曲」

「人生折り返しを過ぎました。優しさと切なさと、遠い日を振り返りそしてゆるやかに前を向くこの曲を、聴くたびより我身のことのように感じています」
10位以降も、『秘密』(11位/152票)、『新しい文明開化』(12位/150票)、『生きる』(13位/147票)、『修羅場』(14位/142票)、『恐るべき大人達』(15位/132票)、『今夜はから騒ぎ』(16位/126票)、『OSCA』(17位/110票)、『一服』(17位/110票)、『女の子は誰でも』(19位/109票)、『スーパースター』(20位/93票)と、東京事変の歴史を語る上で欠かせない楽曲がズラリと並びました。デビューから17年という歳月の中で、ファンの人生を彩ってきた神曲の数々を、ベストアルバムが発売されるこのタイミングでぜひおさらいしてみてはいかがでしょうか。
この記事について
この記事は、LINE初の総合エンタメメディア「Fanthology!」とオリコンNewSの共同企画です。
俳優・歌手・芸人・タレントらの趣味嗜好を深堀りしつつ、ファンの「好き」を応援。今後、さらに気になる人の「これまで」と「これから」をお届けしていきます。
⇒この記事をオリジナルページで読む(11月25日掲載)

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