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横山ルリカ『アイドリング!!! から初のソロデビュー☆グループ活動との違いとは?』
小学生の頃は歌うことが嫌いだった!?
横山ルリカ前日までアイドリング!!! での練習が昼から夜まであって、家に帰ってからソロ曲をずーっと自主練していました。でも喉が嗄れてきて、逆効果だなと。前日は喉を休ませようと、アイドリング!!! の練習が終わったら、ひと言も話さず寝ました(笑)。
――スタンドマイクで歌っていて。
横山身長が高くてヒールも履いているので、スタンドマイクの方が生きるかなと思って。アイドリング!!! の曲ではなかなかないですけど、ソロではアイドルっぽくないようにもしたかったんです。なので、スタンドを握りながら思い切りお腹から声を出すのも、見せ方として良いと思いました。
――その時のMCで「小学生の時は歌が嫌いだった」と言っていましたが。
横山歌のうまい友だちに「ルリカは本当にヘタだね」と言われて。自分でもわかっていたから、歌いたくなかったんです。いまは声量ある歌声を売りにしていますけど、中学生の頃に初めてボイトレに行った時は、先生に「どこから出してるの?」と言われるぐらい、か細い声でした。
――へぇー。ルリカさんって、何でも器用にできるタイプかと思ってました。
横山というイメージですけど、結構前から練習してたんだよ、みたいな(笑)。2年かかって、やっとお腹から声が出せるようになりました。もともと器用な人間じゃないので、努力の積み重ねがあっていまがあると実感しています。
――歌えるようになってくると、ソロデビューしたい気持ちも強まったり?
横山アイドリング!!! のなかで「歌うまいね」と言われたら幸せ、というぐらいでした。ソロデビューなんて、考えるまでもいかないというか。ソロで活躍されている方って、小さい頃から才能を発揮して……というエピソードしか聞いたことがないから、最初から私には無理だと思っていました。お話をいただいた時は信じられなくて「いま、何て言いました?」みたいな(笑)。
――ソロデビュー曲で、アイドリング!!! の曲では発揮できなかったものを生かせた感覚もあります?
横山ファルセットはアイドリング!!! のライブでも使わないし、フェイク(元のメロディーを崩して歌ったり演奏すること)も前山田さんに「こういう感じで」と教えてもらって。最後の<先の先の先へ〜>のすごく音が高いところは、メンバーにも「聞いたことのない声を聞いた」と言われました(笑)。良い部分を引き出してもらったと思います。歌詞も私らしくて歌いやすくて。負けず嫌いだけどマイペースなところが出てると思います(笑)。
――普段もマイペースさは出ます?
横山番組でアイドリング!!! のメインボーカルを決める企画があって、実は休憩時間が審査対象だったんですね。練習していたら合格、っていう。私は休憩時間はしっかり休みたいと思って練習してなくて、そろそろ先生も来るし……って最後にちょっと声出しして、ギリギリセーフでした(笑)。「みんながやってるから、やらなきゃ」とは思いたくない。自分がやろうと思った時にやりたいタイプなんです。
ソロデビューして広がる夢 「作詞や作曲にも挑戦してみたい」
横山あれは1日で撮ったんです。朝から晩までずーっと歩いて、翌日は筋肉痛になりました(笑)。普通に歩く分にはいいけど、15pのヒールを履いて、リズムを取って、結構な速さで歩かなきゃいけないから。歩き方がヘンだと思うところがあるかもしれませんが、大目に見てください(笑)。
――「Walk My Way」って“我が道を行く”という精神的な意味だと思いますが、実際に散歩や歩くことは好きですか?
横山好きです。電車で行くところを歩くと、発見があって。鳥が3羽いて「どういう関係なんだろう?」と思いながら見ていると、最初は親子かと思っていたら恋人っぽい。三角関係の鳥たち? とか(笑)。普段考えないことで想像力が膨らんで、リフレッシュにもなります。歩いてる人たちを見て、「いまこういう人生を抱えてるのかな?」とか。いつか自分で曲を作りたいと思っているので、経験していない人生を想像することは役立つと思います。
――では、2ndシングルでその成果を?
横山もし出せるなら、作詞や作曲もやってみたいです。急に知らないメロディーが頭に流れて、「CMの曲だっけ?」とか思うこともあって。そんな簡単なものじゃないとはわかってますけど、鼻歌からでも曲ができたらいいなと思っています。
――「Walk My Way」には<この壁を壊そう>というフレーズもあります。いまのルリカさんにとって“壊すべき壁”というと?
横山特に壊そうと思うものはなくて、増やしていきたいです。私、けっこう頑固で。「私はこうだから、これは似合わない」とか、こだわりがありました。歌でも「高音で伸びる音がないと自分の良さを生かせない」とか。でも、自分が思ったことと周りの評判は違ったりもするし、狭いところを目指すのでなく、広く挑戦してから固めた方が、より良いものになると思えてきました。自分で決め付けず、何でも全力でやってみたいです。
(文:斉藤貴志)
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