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“映像”と“光”で感動的な空間を演出〜無線ペンライトの革新と進化とは
「無線コントロールペンライト」が進化、アトラクションなどでも活用
韓国俳優のチャン・グンソクとサウンドプロデューサーのBIG BROTHERによるユニット・TEAM Hの全国ツアーでもエンタテインメント照明システム「PIKABON(外部サイト)」が起用され、ウサギのキャラクターを型どった腕時計型ペンライトが人気を博した。今月13日には、東京タワーフットタウンにオープンした人気アニメ『ワンピース』初の大型テーマパーク『東京ワンピースタワー』内のライブショー「ワンピース・ライブ・アトラクション」でも、ワイヤレスペンライトが採用されている。最新のプロジェクションマッピングと通称「ココロ石」と呼ばれるワイヤレスペンライトが一体となった臨場感溢れるアトラクションは、開園前より話題となった。
SHINeeの初ドーム公演では、映像とペンライトがリンクした演出で魅了
その初となる映像とペンライトがリンクした演出が、至る箇所で採用された。イメージカラーに彩られた光のボールを客席に投げるというパフォーマンス映像と連動して、客席のペンライトの色が変化。ステージ両サイドから徐々にペンライトが点灯すると、その見事なまでにシンクロした光の演出に「おお〜!」と会場から大歓声が沸き起こった。ソロコーナーでは、歌声と連動してそれぞれのイメージカラーに光輝き、バラード曲「Moon River Waltz」では、明るく浮かぶ月や星が空から降り注ぐイメージまで、楽曲の世界観に合わせた叙情的な光の演出で魅了した。
「SHINee」コールと5万人による光のウェーブに応えたアンコールでは、七色に輝いたペンライトの光が、トロッコに乗って会場を周遊するメンバーたちを、更に輝かせた。イメージカラーの「アクアグリーン」一色に染められた会場を見て、「ペンライトきれいだなあ〜みなさん本当にありがとう」とメンバーのジョンヒョンが感慨深げに語っていたが、「光の演出がキレイで、思い出になった」とSNSでのファンのコメントも目立った。その「アクアグリーン」一色に包まれた会場を見渡し、メンバーが思わず感極まって涙する場面もあったが、圧巻の光景だった。彼らのパフォーマンスに加え、映像や観客が一体となった光の演出で、より感動的なライブになったのは確かだ。
企画力次第で、無線ペンライトの活用範囲と市場機会は無限
これまで、運営コストの関係でアリーナクラスの大規模会場で使用されることが多かった。しかし、企画によっては中小規模の公演で真価を発揮することもある。「PIKABON」を取り扱う株式会社N&P 代表取締役のイ・ジョンウォン氏は、「無線ペンライトの活用範囲と市場機会は無限である」と言う。例えば、『ワンピース』テーマパークのように、一定期間公開されるアトラクションや定期的な公演では、「無線ペンライト」の演出が付加価値となり、リピーターの獲得にも繋がるだろう。「無線ペンライト」は、コンサートに限らず、テーマパークやスポーツ、展示会など、様々なシチュエーションで活用できる。今後、更なる市場規模の拡大が見込める。
「PIKABON」セッティングの様子
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