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けみお&アミーガチュ『6秒動画アプリ・Vineをきっかけにブレーク!女子高生を中心に話題のけみおに直撃』
超が120個つくぐらい目立ちたがり屋……スーパーアイドルになるのが夢
そんな“けみお”とはいったいどんな人物なのか?ざっくり説明すると、2013年10月より6秒動画アプリ・Vineでまとめた動画をTwitterに載せたところ、そのおもしろさで女子校生を中心にブーム勃発。一気に1ヶ月で10万人フォロワーを獲得し、原宿界隈を歩けば「声を掛けられたり、盗撮されたり、通りすがりにクスッと笑われる」というぐらいの人気者へ……なのだが、これだけではけみおはまだまだ語り尽くせない。底知れないその魅力をじっくり探ってみた。
まず、年齢は今年3月に高校を卒業した18歳。この世界に入ったのは高校生雑誌『HR』の専属モデルになったのがきっかけで、動機は「きゃりーぱみゅぱみゅさんに憧れて」だったとか。
「僕、子どもの頃からスーパーアイドルになるのが夢で、超が120個つくぐらい目立ちたがり屋だったんです。だから高校時代も凍ってるプールに飛び込んだりして、足が血だらけになってました。でもガマンして写メ撮って“伝説、残したぞ”みたいな(笑)。とにかく何かをしたいって気持ちが強くて『HR』にも応募したんだけど、親はあきれて無視してます。そのおかげでスクスク育って、身長もこんなに伸びちゃいました(笑)」
なるほど。そんなけみおが、“Vine”というツールに踏み込んだのもごく自然な流れ。だが、“女子校生あるあるネタ”や“コスプレネタ”など、シュールで斬新で中毒率200%な、あの“作風”はどんな風に生まれたのだろう?
「うちの学校は男女仲が良くて、最初はフツーにみんなで遊んでるところを撮ってたんです。でも海外の映像みたいにコメディっぽくやったらおもしろいなと思って、同級生の女の子のマネをしたり、元々好きだったコスプレグッズを使い出したのが“ネタ”の始まりで内容は全部思いつき。でもそのときあったことをパッと載せているだけなので、僕自身は自分の映像がおもしろいと思ったことはないんですよ。じゃあ何で載せるの?って思われちゃうけど、おもしろいっていうより自分が楽しいからやっているだけ。だからウケなくても気にならないんですよね」
ふと思いついた“楽しい”ことを“何も考えず”瞬時にUP。日常生活でも24時間、その瞬発力とテンションは変わらないとか。
「夜中でも楽しくなったら遠吠えをあげちゃうし、つねに騒いでないと落ち着かない。だから学校でも“うるさい!”ってウザがられて浮いてたけど、昔から直感だけで生きているんですよね。それで失敗したこと……たくさんありますよ!特に学校の勉強は直感でいけるって自信に満ち溢れて何もしなかったら、成績は学年で下から2番目。でもビリじゃなかったから、まだまだ世界は広いなと(笑)」
世界デビューして、男の子目線から見た日本の文化を発信したい!
「緊張よりも出たいって想いが強かったので嬉しい気持ちが強いんですよ。憧れの世界への扉が開いちゃった感じ?しかもテレビ局に行くと社会科見学みたいで楽しい。オトナのスタッフの方たちは“コイツ、何だろ?”ってクスクス笑ってるけど、“けみおだよ〜ん”みたいな(笑)。たまーに緊張することもあるけど、緊張してる自分がおかしくなっちゃう。だから、どんな場に行っても平気ですね」
そして、8月にはついにCDデビューを果たすけみお。しかも作曲はあの奥田民生、編曲を手がけるのは小西康陽と、錚々たるメンツによるデビュー曲「ケロケロ」が完成した。
「すごい方たちばかりで、日々身が引き締まって肩身が狭くなってます(笑)。でも奥田さんからは、手を握って“がんばれよ”って言ってもらえまして。お会いする前はさすがにドキドキしましたけど、そのドキドキをぶっ壊すぐらいラフな方でしたね。曲も一回聴いたら頭から離れない奥田さんっぽいメロディで。僕のイメージで作ってくれたらしく、サビの<ケーロ ケロ ケーロ ケロ>とかすごくキャッチーだから、レコーディングも歌いやすくて楽しかったですよ」
さらに、私物のコスチュームを使ったミュージックビデオ(MV)では「一度見たらハマる」可愛い振り付けもあり。雑誌モデルなどで構成された女子4人の“アミーガチュ”と共にユル〜く歌って踊る、新たなけみおワールドを楽しめるはずだ
「今回のMVで終わらず、今後は長い映像もやってみたいです。やっぱり6秒だと“こいつ、勢いだけだな”って思われるので“長くてもイケるんだぜ”ってところを見せたいんですよ。あと、『ピカルの定理』(フジテレビ系)のようなコントも本気で挑戦しようと思っていて、とにかく楽しいことをやりたい。僕は“おもしろい”と“楽しい”は違うと思っていて、自分も周りも楽しめるエンターティナーになりたいんです。そう思うようになったのはレディー・ガガさんの影響でファッションやパフォーマンスも素晴らしいけど、何よりも器の大きい人間性が好き。そこにとても惹かれたんですよ。僕もアンチとかいろいろ言われて悲しいなと思ったこともあるけど、そういうのを気にしてる時間がもったいない。不安な気持ちって考えれば考えるほど広がってしまうじゃないですか。だったら、今この瞬間を楽しみたい。将来の不安は将来の自分が解決してくれるので、現在の自分は目の前にある“今”を一生懸命生きようと思ってます」
破壊力満点なパフォーマンスの原点は、意外にも「今を生きる」というまっとうで芯の通った“けみおイズム”。最後にそんな彼の野望を聞いてみた。
「アーティストとして世界デビューをして、ワールドツアーをやりたい。そのなかで男の子目線から見た原宿のカワイイ文化や、カラフルで楽しい日本の文化を発信していきたいです!」
(文:若松正子)
女子高生を中心に話題のけみおってどんな子?!
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