メンバーがKスタライブの帰りにきまってやることとは・・・!?
Kスタ出演回数第2位という記録を持つ、いきものがかりのニューシングルリリース記念フリーライブは「茜色の約束」にひっかけて“あかねいるの約束”(無理があるとは思いますが・・・(笑)by 水野)と題され、全国選抜?の“あかねちゃん”が集結した。「茜色の約束」は、結婚をテーマに作られた曲。秋の夜長に響くアコースティックギターの音は、集まったみんなの心をキレイな茜色に染めてくれました!
一瞬一瞬を大事にしてやっていかなきゃってことを再確認した
“あかねちゃん”の最年少は3才!中には“明音ちゃん”や“秋花音ちゃん”など、客席にいるたくさんのあかねちゃんの光景に感動した吉岡が1曲目「コイスルオトメ」の出だしを飛ばすというハプニングもありつつ(笑)、ライブはスタート。アコースティックギターとハーモニカが混ざり合った秋らしい音に包まれて、会場は和やかなムード。
「Kスタのライブスペースって、路上ばりにお客さんと近いですよね」(山下)
「ゆったりしていて、こちらの空気も伝わりやすいのが好きです」(吉岡)
路上出身の彼らにとってここは、とても親しみやすい場所のようだ。水野はKスタに来る前に、CDショップで「茜色の約束」を買ってきたそうだ。
「誰にも(本人だとは)気づかれなかったけど(笑)!」(水野)
そんなさみしい話を吹き飛ばすアップテンポの「KIRA★KIRA★TRAIN」は、明日へ向かう前向きな歌。ゲストキーボーディストのピアノの音と、手拍子の音も加わって、キラキラ度は倍増。スロープにもたくさんの人が立ち止まって歌に聴き入っている。つづく「月とあたしと冷蔵庫」は、インディーズ時代からライブでよくやっていた曲。久しぶりのアコースティックでの演奏に「なんか緊張したわ。いいでしょ?この曲」と、山下。
新曲「茜色の約束」は、水野が“結婚”をテーマに書いた曲で、吉岡の兄の結婚式でも披露した歌だという。
「結婚って何だろう?って考えてたんです。とてもハッピーなことだけど、いつかはどちらかがどちらかを看取らなきゃいけなかったり、いつかは別れを受け止めなきゃいけないんだって、とても大きなことに思えたんです。いきものがかりも結成が結婚だとしたら、いつかは終わるときがくる。だったら、一瞬一瞬を大事にしてやっていかなきゃってことを再確認し、そのことを曲に乗せて書いていきました」(水野)
「この曲が、みなさんと大切な人を結ぶ歌になってくれたらうれしいです」(吉岡)
吉岡の真っ直ぐな声が心に届いて、その空間がほんのりシアワセ気分になったような気がした。
「向き合っている2人よりも、同じ方向を向いて並んで歩いている2人っていうほうが、繋がりとしては強い気がしたんです。そう考えたときに2人で一緒に見ているものとして茜色の夕陽や朝陽を想像したんです」(水野)
現在彼らはアルバム完成を目指して、ガツガツとレコーディングを続ける日々。スタジオで壁を前に歌っているときと比べ、
「みなさんの前で歌えて、伝えられるって、いいですね!」(吉岡)
最後はあかねちゃんたちの客席をバックに記念撮影。ライブは笑顔で終了した。
余談だが、原宿に来ると、山下と吉岡は帰りに裏原で買い物を、水野はKスタに直行直帰だとか。
「原宿に来ると、カッコいい人ばかりでドキドキしちゃうんです(笑)」(水野)
(写真:斉藤房子)
(文:三沢千晶)
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【リリース情報】
茜色の約束
いきものがかり
2007/10/24[シングル]
\1,223(税込)
エピックレコードジャパン
ESCL-3012

【プロフィール】
吉岡聖恵(Vo)、水野良樹(G&Vo)、山下穂尊(G&Har)によるスリーピースバンド。
1999年2月、高校の同級生だった水野と山下によって結成。
水野・山下が小学1年生の時、一緒に“生き物係”をしていたことからバンド名が決まる。
同年12月、同級生の妹である吉岡が加入。地元である海老名・厚木を中心にライブ活動を行う。
2006年3月15日、シングル「SAKURA」でメジャーデビュー。『DENPO115』CMソングに起用され反響を呼ぶ。
2006年5月31日、シングル「HANABI」をリリース。初登場5位を獲得。
2006年10月18日、シングル「コイスルオトメ」をリリース。
2006年12月6日、シングル「流星ミラクル」をリリース。2007年2月14日、シングル「うるわしきひと/青春のとびら」をリリース。
2007年3月7日、アルバム『桜咲く街物語』をリリース。
2007年8月8日、シングル「夏空グラフィティ/青春ライン」をリリース。
2007年10月24日、シングル「茜色の約束」をリリース。
【オフィシャルサイト】
http://www.ikimonogakari.com/