女優の梶芽衣子が5日、31年ぶりとなるアルバム『あいつの好きそなブルース』の発売記念イベントを、東京・タワーレコード渋谷店で開催した。楽曲をプロデュースした宇崎竜童も応援に駆けつけ、「33年間1本も電話もなく、俺嫌われてたのかと思ってた」と心境を明かすと、梶は「本当勝手でごめんね〜。ずっと歌を封印しちゃってたのよ」と語り、当時の思い出話に花を咲かせた。

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　2人が最近対談を行ったことをきっかけに、1978年に映画『曽根崎心中』で共演して以来、33年ぶりのコラボレーションとなった梶と宇崎。梶が、ロックはジャズ、ボサノバの要素を入れたアルバムにしたいと宇崎に要望を出し、「全ての希望がかなったアルバムになった」と大喜びの作品が完成した。

　会場に詰めかけたファンを前に梶は「もう一度歌おうと思ったのは、今までいろんな苦労や失敗もして、経験を積んだ私たち世代だから伝えられることがあると思った」と語り、歌手としてこれを機に、精力的にライブも行いたいと意気込んでいた。