歌手の倖田來未が5日、デビュー10周年記念公演『KODA KUMI 10th Anniversary 〜FANTASIA〜』を東京ドームで行った。デビュー日が12月6日ということもあり、10周年イヤーを締めくくる記念すべきライブに倖田は、「長いようであっという間の10年間。辛いときのほうが長かった。下積みがあったからこそ、みんなの大切な存在を噛みしめられた」と感涙。祝福に駆けつけた4万7000人の観客に向け、「これからもみなさんを幸せにできるようなライブをしていきます。自分に負けないで、大きな夢に向かっていってください」とメッセージを送った。

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　会場を埋めつくすファンを前に倖田は目頭を熱くさせ、「最終日をこうやって迎えることができて、本当に幸せです」。デビュー後、すぐに結果が出なかったことなどを振り返り「もし簡単に東京ドームでライブ出来たら、すごく天狗になっていたと思う。本当にみなさんのおかげです」と何度もファンに感謝の気持ちを述べた。

　今回のライブは“10周年記念ライブ”と銘打たれた通り、デビュー曲「TAKE BACK」からブレイクのきっかけとなった「キューティーハニー」、ヒット曲「Butterfly」「恋のつぼみ」など、メドレーを含む全45曲を惜しげもなく披露。3時間半ものステージをロックスタイルやマーメイドドレス姿などバラエティに富んだ衣装で華を添え、会場を盛り上げた。

　アンコールでは、倖田の実妹でタレントのmisonoが特別出演し、コラボ曲「It’s all Love！」を披露。家族として、最も近くから倖田を見守ってきたmisonoは「舞台袖で（倖田の）MCを聞いてて泣きそうになった。10年以上前から“倖田來未”を見てきましたから」と感慨深げに語り姉の10周年をともに祝福した。

　倖田は2011年2月2日にニューシングル「POP DIVA」を発売。続く2月9日には、今年10月に行った東京・ビルボードでのライブの模様を収めたDVD『KODA KUMI “ETERNITY〜Love ＆ Songs〜”at Billboard Live』の発売が決定している。