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【編集長の目っ!】久保田利伸のオトナのラブソングに酔え

■希代のメロディメーカーが放つ、最高のオトナのラブソング

 14年ぶりの木村拓哉×久保田利伸である。1996年4月クールの月9ドラマ『ロングバケーション』に主演したのが木村拓哉、そしてその主題歌「LA・LA・LA LOVESONG」を手がけたのが久保田利伸だった。今回、そのコンビがドラマ『月の恋人 Moon Lovers』で復活。主題歌「LOVE RAIN〜恋の雨〜」を久保田が書き下ろした。

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 今回は、ドラマの内容とリンクした詞、世界観を書き上げ、ドラマを観ている聴き手の創造力をかき立て、よりドラマに深みを与え、印象的なものへと仕上げてくれる。もちろんドラマがこの曲と同じく、コトバとメロディをより感動的なものとして、心に残してくれる。

 こんなオトナのラブソングを歌わせたら、日本の男性シンガー・ソングライターで久保田の右に出る者はいないんじゃないか、そう思ってしまうほどこの「LOVE RAIN〜恋の雨〜」は、完成度が高いと思う。

 それにしても今回のこの「LOVE RAIN〜恋の雨〜」は、“「LA・LA・LA LOVESONG」的な曲”を最初から求められるという、ものすごいプレッシャーの中で書き上げたもので、こんなにシンドイことはないんじゃないかと思ってしまったが、さすが日本を代表する男性シンガー・ソングライター、素晴らしい胸キュンポップスを作り上げてくれた。

 これまで久保田の作品を聴いたことがないかもしれない一般ファン、ドラマファン、そして久保田ファン、そのどちらも満足させることができる作品なのではないだろうか。ソウルフレーバーを散りばめた極上のポップス、これぞ久保田節とでもいうべきスウィート&ビターな世界観、上から目線で言わせてもらうと(恐縮です)“よく出来ている”作品だと思う。

 2月にもこのコーナーで久保田を取り上げて、その時にも書いたが、“時代を超えてイケてる男”だということを今回の作品で再認識したと同時に、希代のメロディメーカーであるというすごさを、改めて感じさせてくれた。6/20から久々の全国ツアー「Timeless Fly」がスタートするが、絶対観なきゃ!って思ってしまった。久保田ワールドにどっぷり浸かって、オトナのラブソングに酔いしれたいなと……。

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  • シングル「LOVE RAIN〜恋の雨〜」 

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