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　音楽プロデューサーの小室哲哉が16日、男女7人組ユニット・AAAの全国ツアー『Heart to※TOUR 2010』（※はハートマーク）の東京公演（NHKホール）にサプライズ出演した。“復帰作”として手がけたシングル「逢いたい理由/Dream After Dream〜夢から醒めた夢」が17日付のオリコンランキングで首位となった小室は、ライブ終盤、同曲のソロパート部分をピアノで演奏。アンコールで再びファンの前に姿を見せ「今回の1位が一番嬉しい！」とあいさつした。また、最前列で見守ったエイベックス・松浦勝人社長が急遽、舞台上に上がり「哲哉さん、ありがとうございます」と声をかける一幕もあった。

　楽曲を手がけたアーティストからの出演オファーに「皆様への感謝の意を込めて、喜んで参加させて頂きます」とライブ前に語っていた小室。全25曲中の18曲目にメンバーが歌唱した「逢いたい理由」のタイトルが紹介されると会場は暗転。ピアノにピンスポットが当たると、そこには小室がスタンバイしていた。ファンは「小室〜!!!」と興奮気味に叫ぶなど、大声援が沸き起こった。

　その期待に応えるかのように小室が一心不乱に鍵盤をたたき出すと、会場は一瞬にして静寂な雰囲気に。「心と心がつながるライブツアー」をテーマに展開しているだけあって、言葉では伝わらない自身の“想い”を演奏した彼は、AAAのメンバーが加わった後も数パート部分を演奏。最後には、7名全員とハイタッチを交わして舞台袖へと退場した。歌唱後、メンバーの日高光啓が「素晴らしい演奏をみせてくれたTK、小室哲哉氏に大きな拍手を！」と呼びかけると、会場からは割れんばかりの拍手が送られた。

　アンコール後、メンバーから再びステージ上に呼び込まれた小室は「お疲れ様です！小室哲哉です。東京最高ですね〜」。今回の楽曲で1位獲得は43曲目となるが「今回の1位が一番嬉しいです。本当にありがとう。皆もありがとう。僕も頑張ります」と力を込めた。また、ステージ最前列で観ていた松浦社長もステージ上に上がり、小室との2ショットが実現。松浦社長は照れくさそうに「いや〜もう感無量です。哲哉さん、ありがとうございます。1位がとれて幸せです」とコメント。小室が「これから、どんどん…」と話しだすと「よろしくお願いしますよ！」と肩をポンと叩き、最後には2人で肩を組んで退場した。

　現在AAAは、今月22日まで全国25か所26公演を行うツアーの真っ最中で、動員数もAAA史上最高となる5万人を見込んでいる。メンバーはこの日、5種類の衣装を着用。ステージでは、バーカウンターを使用した芝居コーナーを設けたり、メインボーカル・宇野実彩子が「As I am」で、ピンクのフリルドレスにパンプスという“お姫様”スタイルを披露して、集まったファン3500人を魅了した。

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　AAA｜TETSUYA KOMURO