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　シンガーソングライター・山下達郎の4月14日発売のニューシングル「希望という名の光」のミュージックビデオに、お笑いコンビ・ナインティナインの岡村隆史が出演することが8日、わかった。同曲が岡村主演の映画『てぃだかんかん−海とサンゴと小さな奇跡−』(4月24日公開)の主題歌で、2月25日放送のラジオ番組『ナインティナインのオールナイトニッポン』（ニッポン放送）で両者が共演したことから今回の異色コラボ実現。岡村は「初めてのPV出演ということで、いろいろ緊張しましたが、撮影2日間楽しくやらせてもらいました。バラエティの現場とは違う雰囲気で、とてもスピーディーでびっくりしました」とコメントしている。

　『ナインティナインのオールナイトニッポン』で初対面を果たし、ナイナイは同番組を15年、山下は同じくラジオ番組『サンデーソングブック』（TOKYO FM）で17年のキャリアを持つことからラジオへのこだわりを語り合った両者。さらに、岡村は中学生の頃から達郎ソングを愛聴し、沖縄の撮影現場でもiPodで聴いて演技に臨んでいた。これを期に互いに引き寄せられるように、どちらからともなく、映画のエンディングを飾る主題歌のミュージックビデオ出演が実現したという。

　ミュージックビデオでは、岡村演じるサラリーマンが真っ白な空間に迷い込み、絵の具を見つけて、壁や床にサンゴの絵を描いていく。途中、失敗したりしながらも、白い空間は美しい海底のようになる。ところが、そこに絵の具を持った子供たちが現れ、魚の絵を描き始め、最後は美しい本物の沖縄の海が広がっていく。ラストカットである、絵の具が入った缶を足でひっかけて倒すというシーンで、岡村のひっかけた足が絵の具の缶にはまってしまい、青いペンキまみれになってしまうというハプニングが発生。岡村は「お笑いの神様が、なにカッコつけてんのや、と怒ったんかな〜」と思わぬ“笑いの神”の降臨に驚いたようだ。

『てぃだかんかん−海とサンゴと小さな奇跡−』は、世界初の“サンゴ礁再生”に取り組んだ夫婦の実話を映画化。岡村と松雪泰子演じる夫婦が30年前に比べて90％も死滅してる沖縄の海を守るため、サンゴ礁の再生に取り組んでいく姿を描く。監督は映画『デトロイト・メタル・シティ』の李闘士男。

　山下は1975年、シュガー・ベイブとしてシングル「DOWN TOWN」、アルバム『SONGS』でデビュー。76年、アルバム『CIRCUSTOWN』でソロ・デビュー。80年発表の「RIDE ON TIME」が大ヒット。「クリスマス・イブ」が20年以上にわたってチャートインするなど、不動の人気を誇っている。「希望という名の光」は音楽活動35周年を迎える2010年の第1弾で約8ヶ月ぶりのニューシングル。「ずっと一緒さ」「僕らの夏の夢」に続くバラード三部作の完結編となる。

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