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ブレイク必至!? 京の新“歌姫”和紗、地元重視のライブで1000人殺到

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 京の都に平成生まれの新“歌姫”出現か!? 京都在住のソロ歌手・和紗(かずさ)が27日、京都・新風館でメジャーデビュー曲「アイタクテ」の発売記念ライブを行いファン1000人が殺到した。現在20歳の彼女は、高校時代に「手っ取り早く、自分を知ってもらいたかった」と路上ライブを開始。今年7月には自身の経験を綴った“泣きうたソング”「アイタクテ」を武器に急浮上した。行き急がず、地道な努力の積み重ねで夢への大きな第一歩を踏み出した和紗は、ORICON STYLEの単独取材で「地元」をキーワードにその想いを熱弁。また“歌姫”の先輩・中島美嘉をスターへと押し上げた関係者やJUJUもその潜在能力を絶賛している。

ラ地元・京都でファン1000人を集めてライブを行った和紗(C)ORICON DD inc. 

ラ地元・京都でファン1000人を集めてライブを行った和紗(C)ORICON DD inc. 

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 1000人もの観客が集まった会場……割れんばかりの大きな拍手を浴びた和紗の目には、地元への熱いや温かい歓声に対する“感謝”のこもった涙で溢れた。高校時代、女性のみで編成されたバンドなどでギターボーカルとして活動。その後、大手レーベルへデモテープを送付するも「実は…完全に埋もれてしまっていて…その場で即採用という形にはならなかった」(関係者)。もんもんとした想いは、やがてソロの“路上歌手”として形を変え、京都市内の繁華街で連日、アピールする日々が続いた。

 やがて、関係者の目に留まりその後、別の音楽オーディションで優勝。さらに、中島美嘉のデビュー曲「STARS」や「WILL」、2002年のサッカー・FIFAワールドカップ日韓大会公式テーマ・ソング「Let’s Get Together Now」の作曲を手がけた川口大輔氏と出会い、夢への扉が開いた。和紗は「元々(路上活動は)お金はないけど、ちゃんとライブができてたくさんの人にも見てもらえる場所。おかげで野外ライブが大好きになりました!」。その後、観客が殺到し路上ライブが困難になったことから、お洒落な複合商業施設に場所を移し、パフォーマンスは続行。そして、今夏にようやくメジャーデビューのチャンスを掴んだ。

 それまで生まれ育った京都以外でのライブや地元・関西での人気情報番組への出演も一気に増え、大手サイトでの検索キーワードの上位に名を連ねた結果、この日はいつも以上に熱心な観客が殺到した。「こんなに集まって頂けるなんて…これまではその日その日で精一杯の状況だったがようやく落ち着いた今、デビューの実感や京都が恋しく、素敵な場所であることを改めて思えました」。1時間程度で8曲を熱唱し見事、歌手としての自分の“原点”でもある同地で、まずはスケッチに筆を入れた瞬間でもあった。

 歌手を目指すきっかけを「宇多田ヒカルの活躍を見て『私も、彼女のようになりたい!』と思ったことを今でも強烈に覚えています」と語った和紗。普段は「しゃべるのは苦手で、周りからはのんびり屋と言われます。お笑いも好きですが、若手ではなく次長課長さんやFUJIWARAさんが大好き!」とあくまでマイペースな人間であることを強調。その上で「やるからには(次世代の歌姫を)目指したい。そこにいくべく、今はライブ1つひとつを大切にしたいですね」と熱弁した。

 彼女と共にステージに上がり、キーボードでサポートした川口氏も「歌も上手いが、それ以上に彼女は(地元志向が強いスタンスを生かして)この京都という街や景色を自分のものにして欲しい。間違いなく、歌手活動の“原点”は今日、ここで作ることができた。踊れたり、可愛かったりする子が多い昨今、5〜10年後には目を閉じて楽曲を聴き入ることができる“心だけで接せれる”貴重な存在になりますよ」と太鼓判。関西出身、漢字2文字の“新歌姫”和紗の新たなる伝説が今、始まった。

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  • ラ地元・京都でファン1000人を集めてライブを行った和紗(C)ORICON DD inc. 
  • ライブの模様(C)ORICON DD inc. 
  • キーボードサポートには、プロデューサーの川口大輔氏(左)が担当した(C)ORICON DD inc. 
  • アンコールでは、和紗自らキーボードを弾き歌唱した(C)ORICON DD inc. 
  • 和紗(C)ORICON DD inc. 

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